フローとはどんな意味のビジネス用語?経済・IT・心理学における使い方もわかりやすくガイド

フローとは「流れ」のこと!

先輩

ウッドベリーズのフローズンヨーグルト買ってきたわよ!果実系とチーズ系をミックスして食べるとおいしいのよ~
すごいボリュームですね!生感がすごいから早く食べないと溶けてフローしちゃいそうです!

新人

先輩

フローズンヨーグルトのフローねぇ。ダジャレとしてはいまいち。それよりも、ビジネスで使う「フロー」の意味って知ってる?
「フロー」は「流れ」という意味のカタカナ語です。この「流れ」から意味が広がり、さまざまな分野で使われています。「フロー」について詳しくみてみましょう。

ビジネス用語としての「フロー」はどんな意味?

「流れ」という意味をもつ「フロー」ですが、ビジネスではどのように使われているのでしょうか?「フロー」が使われているビジネス系の熟語も気になりますね。ビジネスマンとして覚えておきたい「フロー」の意味を確認してみましょう。

ビジネスにおける「仕事の流れ」

ビジネスでは「仕事の流れ」を意味する言葉として「フロー」が使われます。仕事の始まりがどこからで、どのような過程を経て、どう完結したのか、一連の流れをつかむことを「フロー」の理解といいます。

ビジネスで登場する◯◯フローという表現

ビジネスでは「ワークフロー」や「業務フロー」、「フローチャート」という熟語も使われています。

ワークフロー
一連の業務の処理方法を流れ図などにまとめて定義すること。複数人が関わる業務について、役割分担や各作業工程での処理方法を図式化します。一連の業務の流れそのものを「ワークフロー」と呼ぶこともあります。

 

業務全体のフローを図式化することで業務の進み具合や、問題点を把握しやすくなります。複数人、複数の部署が関係する一連の業務で、お互いの作業の関係について共通認識をもつことができます。

 

また、自分が担当する作業範囲を把握することで、全体のなかでの自分の作業の意味を考え、作業のやり方を工夫できるようになります。

業務フロー
一連の業務を流れ図にしたもの。一連の業務の流れそのもの。「ワークフロー」と同じ意味の言葉ですね。

フローチャート
プロセスの各段階をボックスで示し、ボックスどうしを矢印でつなぐことで、プロセスのフローを表現した図のこと。

 

「フローチャート」はどの操作をどのタイミングでおこなうか、ひとつひとつの操作の順番を端的に示すための図で、全体→詳細のように段階的な構造を説明する図ではありません。

キャリアフロー
会社でのキャリアアップの流れを流れ図などにまとめて示したもの。

使い方・例文

例文①

上司

我が社に入社して頑張っている先輩たちのキャリアフローはだいたいこんな感じだよ。ちなみに僕のキャリアフローはこれ。新人君も経験を積んでステップアップできるように頑張ってね。
部長のキャリアフローって意外に波乱万丈だったんですね。僕はできればもう少し平凡でも安定したキャリアフローを描きたいです。

新人

例文②

先輩

新人君。Web担メルマガの「Web担ウィークリー」に申し込みたいんだけど、やり方教えてくれない?登録時のフローの初っ端で上手くいかないのよ。
スマホに迷惑メール対策でなにか設定してますか?もしかしたらそれで登録用URLのメールが届かないもかもしれませんよ。

新人

先輩

「フローする」といういい方をする人がいるようだけれど、一般的に「フロー」はこのような使い方はしないわ。間違った使い方をしないように気をつけてね。

フローの使い方は分野によって異なる

「フロー」のもともとの意味は「流れ」でしたね。この「流れ」からどのように意味が広がっていくのでしょうか?「フロー」の分野ごとの意味や使われ方を確認してみましょう。

[経済]一定期間に流れたお金の量

経済分野で「フロー」は一定期間の間に流れたお金の量を示す言葉として使われます。身近なところではあなたの家の家計の収入・支出が「フロー」になります。

テレビのニュースなどで「キャッシュフロー」という言葉を耳にしたことがある方も多いのでは?「キャッシュフロー」はお金の流れのこと。お金の流入・流出、収入・支出をいいます。

企業のフロー

企業の場合は、企業の一定期間の経済活動をまとめたものが「フロー」になります。

一定期間の売り上げ、支出(材料費、人件費など)。売り上げと支出を差し引きした営業利益・損失(本業によるもの)、経常利益・損失(本業を含む事業全体によるもの)などが「フロー」に含まれます。

「フロー」の詳細は損益計算書に記されます。

国家のフロー

国家の「フロー」はGDP(国内総生産)をみると読み取ることができます。GDPは国内のすべての消費、設備投資、輸出、輸入、政府の支出、あらゆる経済活動を3カ月おきに集計したものです。

上司

「フロー」の反対語は「ストック」だよ。「ストック」は「ある時点」での家庭、企業、国家などの資産状況を指す言葉。資産・負債・資本は「ストック」だ。

[IT]コンピュータの処理やデータの流れ

IT関係では「フロー」が特有の使われ方をすることがあります。IT関係でも一般的なビジネス用語として「フロー」を使うことはありますが、IT特有の使い方をした場合の「フロー」は、コンピュータの処理やデータの流れのことを意味します。

信号やデータの通信回線上の流れ。データが情報システムを構成する機器の間や、ソフトウェアの間を移動・伝達するときの流れが「フロー」です。「データフロー」と呼ばれることもあります。

[心理学]活動に没頭し、浸っている状態

心理学での「フロー」は活動に没頭し、浸っている状態のこと。極限に集中した状態が「フロー」です。「フローを体験する」や、「フローに入る」などといわれます。「ゾーンに入る」と同じような使い方です。

心理学での「フロー」も「流れ」という意味での「フロー」も、英語でのスペルは「flow」で同じですが、意味合いが違います。

[音楽]ラップにおける歌い方や声の強弱

音楽での「フロー」はリズムや韻のことをいいます。「フロー」ではなく、「フロウ」と表記されます。「フロウ」は歌手や歌が好きな方にはなじみの言葉かもしれませんね。

特にラップでは「フロウ」が重要になり、声の音階や強弱、リズムの取り方などをうまくコントロールする必要があります。

フローと一緒に覚えたいビジネス用語3選

「フロー」を使いこなせるようになったら、一緒に使ってみたいビジネス用語はまだあります。カタカナ語を適度に組み合わせて使えるビジネスマンはかっこいいですよね。

「フロー」と相性がいいカタカナ語を、「フロー」とあわせて覚えてみましょう。

フロー×タスク

「タスク」は「必ず取り組むべき課題」という意味のカタカナ語です。

上司

一塊にみえる業務をタスクに分割し、それぞれのタスクのフローを把握するのが業務フローだよ。
タスクについて、詳しくは下記の記事で詳しく紹介しています。タスク管理術などビジネスマンに役立つ情報満載の記事です。ぜひ読んでみてください。
タスクの意味とは?Todoとの違いやタスクマネージャー・無料タスク管理アプリまで徹底解説!

フロー×ゼロベース

「ゼロベース」は「やり直し」という意味のカタカナ語です。

新人

業務フローをゼロベースで見直すことで業務の最適化をはかる。みたいな使い方をします。
ゼロベースについて、詳しくは下記の記事で紹介しています。ビジネスでも使われる「ゼロベース思考」のやり方や、使い方を勉強することができますよ。ぜひ読んでみてください。
ゼロベースの意味・使い方は?ゼロベース思考のやり方や活用事例をチェック!

フロー×プライオリティ

「プライオリティ」は「重要度」という意味のカタカナ語です。どのくらい重要かをいうときに使います。

先輩

このフローのなかで、特にこの部分のプライオリティが高い。みたいな使い方をするわ。
プライオリティについて、詳しくは下記の記事で紹介しています。ビジネスシーン以外のシチュエーションでのプライオリティの使い方についても確認できます。ぜひ読んでみてください。
プライオリティとは?意味・例文からビジネスシーンでの使い方を解説します

仕事で「フロー」を使ってみよう!

「流れ」を意味する「フロー」はビジネスで使いやすいカタカナ語。

複数の部署・複数人が関係する業務の全体像把握や、組織の財政状態を把握するときなどに、「フロー」はとても有効です。もちろん、個人ですべて完結するような作業や、個人のお財布事情を考えるときにも「フロー」は使えます。

ビジネスやプライベートで「フロー」を活用してみましょう。