アソシエイトとは「準」や「仕事上の仲間」のこと
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このように、ビジネスシーンでは役職やポジションを表すときにも使う『アソシエイト』。あなたの職場にもこの立場の人はいますか?いるとしたら、どんなことをしている人ですか?
この記事の内容と比べるときっと「あ~そうか!」と思えるはずです。こちらの記事はアソシエイトの言葉の意味や使い方などをわかりやすくまとめているので、しっかりと覚えていってください。
アソシエイトの意味をチェック
職場以外でも耳にすることがあるアソシエイトですが、はっきり意味を理解している人は少ないのではないでしょうか。そこでまずは、英語ではどんな意味があるのか?カタカナ語とは解釈が違うのか?について明確にしておきましょう。
アソシエイトの英語は「associate」
アソシエイトは英語では『associate』と表記し、さまざまな意味で使われています。
■関連させる
■連想する
■提携する
■仲間になる
■賛同する
■支持する など
■仲間の
■同僚
■準会員
■準~ など
そのため、英語では前後の文面で意味合いが異なります。
カタカナ語のアソシエイト
前の項目で紹介したように、英語の意味の中には『関連づける』があり、カタカナ語でもある事柄に関連するものを指します。その他にも『準』『仲間』という意味をもっており、次のような使い方がされます。
企業の役職にも含まれる!業種別にみるアソシエイト
アソシエイトという職種があったり、役職があったりして、業種によりアソシエイトがもつ意味合いが少しずつ異なります。ここでは業種別にアソシエイトがもつ意味を確認しておきましょう。
日本で事務職を指す「アソシエイト職」
日本企業では一般的に、一般職員(事務職員)や契約社員を指して『アソシエイト職』と呼ぶことが多いようです。
契約社員は、企業の中で正規社員ではありませんが、『仕事をする上での仲間』ということで、このように呼ばれるようになったといわれています。
また、営業部門、製造部門、人事部門など、企業にはさまざまな部署が存在します。そして、どんな部署にも事務作業が必要です。実際に営業活動をしていなくても営業部の『仲間』、製品を作っている現場にはいないけど製造部の『仲間』ということで、事務職員もアソシエイトと呼ばれています。
外資系で登場する「アソシエイト社員」
アソシエイト社員とは、主に外資系企業で使われており、販売管理・会計・人事など、企業活動の中枢となる業務を担当する社員のことを指しています。この場合は特に役職がついている社員ではなく、自己決定権のない平社員であることが多いです。
しかし、『アソシエイトディレクター』となると、アソシエイトの監督者ということになり、役職付きの社員になります。
補佐を担う「アソシエイト弁護士」
複数の弁護士が共同経営している法律事務所には、主体となって案件を進める弁護士とその弁護士を補佐する弁護士が存在します。その補佐役となる弁護士のことを『アソシエイト弁護士』と呼びます。
それに対し、主体となって仕事をしている弁護士はパートナー弁護士といいますが、個人事務所で経営者となる弁護士が一人の場合はパートナーとはいいません。
補助に入る看護師は「アソシエイトナース」
複数人の看護師がチームとなり、特に一人の担当は決めずに看護を行う医療機関もあれば、一人の入院患者に一人の看護師が担当する医療機関もあります。そして、後者の看護体制をとることを『プライマリーナーシング』といい、担当看護師のことを『プライマリーナース』と呼びます。
そして、プライマリーナースが不在のときは他の看護師がサポートしますが、このサポートに入る看護師のことを『アソシエイトナース』といいます。
准教授を意味する「アソシエイトプロフェッサー」
大学の各学部のTOPには教授がいますが、その下の役職の人を準教授といいます。この准教授のことを英語で『アソシエイトプロフェッサー』といいます。この准教授という位置づけは、2007年3月までの助教授と同じで、2007年4月に法律改正により『助教授』が廃止されました。
プロデューサー補佐の「アソシエイトプロデューサー」
プロデューサーは、テレビ番組や映画作品、広告作品などの制作全体の統括をする職種のことで、アソシエイトプロデューサーとは、その補佐をする役目の人を指します。
プロヂューサーの仕事は、作品の制作関連だけでなく、その作品に関わるスタッフの人事や予算管理なども請け負うことが一般的です。企業によっては『エグゼクティブプロデューサー』『制作プロデューサー』といったようにプロデューサー職の中で分業する場合もあります。
WEB業界・広告で使うアソシエイトって?
個人や企業で運営しているWEBサイトに提携した広告主のリンクを貼り、WEBサイトの閲覧者がそのリンクから会員登録をしたり、商品を購入したりすることで報酬をもらう『成功報酬型広告』というものがあります。
このシステムのことを『アソシエイト・プログラム』呼びます。ほかにも『アフィリエイト・プログラム』『アフィリエイト・マーケティング』という言葉が使われることがあります。
いま話題の『amazonアソシエイト』って?
あなたが開設しているホームページやブログなどでamazonの商品を紹介します。そして、そのページを見た人があなたのホームページやブログを経由してamazonで商品を購入した場合、発送済みの商品に対して紹介料をもらえるといったプログラムです。
商品カテゴリーによって紹介料の利率は異なりますが、登録自体は無料となっています。ただし、amazonによる審査がありますので、申し込めば確実に参加できるというものではありません。このプログラムについてもっと詳しく知りたいという人は下記サイトを見てみてください。
参考 Amazonアソシエイト・プログラム使い方(初めての方へ)アソシエイトと一緒に覚えたいビジネス用語
アソシエイトという言葉が会話にでると、一緒に登場しやすいカタカナ語がいろいろとあります。アソシエイトの意味がわかっても、その他の言葉がわからなければ会話が理解できないので、これを機会に覚えておきましょう。
「アソシエイト」+「エグゼクティブ」
エグゼクティブの意味:管理職を管理するほどのエライ人
新人
エグゼクティブの意味は?ビジネス・婚活・ホテルでも使える?仕事で役立つ例文や使い方を解説
「アソシエイト」+「コモンセンス」
コモンセンスの意味:常識・良識・共通感覚
お父さん
コモンセンスは使えるシーンが多いカタカナ用語ですので、以下の記事でもっと詳しく学んでみてください。
コモンセンスの意味や使い方は?英語・日本語の意味から関連用語までチェック
「アソシエイト」+「エクスキューズ」
エクスキューズの意味:言い訳・弁明・弁解
先輩
エクスキューズの意味とは?英語の使い方は?ビジネス向けの例文や注意点をわかりやすく解説
使用シーンに応じてアソシエイトの意味を解釈しよう!
日本企業と外資系でも意味合いが違い、業界によっても使い方が多少異なる『アソシエイト』。それぞれの意味をきちんと理解し、あなたが置かれている状況に応じてうまく使い分けてみてくださいね。