エクスキューズの意味とは?英語の使い方は?ビジネス向けの例文や注意点をわかりやすく解説

エクスキューズとは「言い訳」のこと

新人

なぜこのような結果になったのか、エクスキューズしておくとですね…
結局言い訳なんだな。

上司

新人

とりあえず聞いてもらえますか?

ビジネスの世界で時々でてくる『エクスキューズ』。「言い訳って言えばいいじゃん」「そんなに使わないよ」と思っている人もいるでしょうが、使い方を覚えておくと意外と使えるカタカナ用語です。そこで、ここでは言葉の意味や使い方などをわかりやすく解説していきます。

エクスキューズの意味をチェック

『エクスキューズ』と単体でみるとそれほど耳なじみのあるように感じないかもしれませんが、『エクスキューズミー』と聞くと「あぁ、それか」と思えるのではないでしょうか。

英語のエクスキューズミー、エクスキューズアスの『エクスキューズ』はこのカタカナ用語と同じものなんです。そこでここでは英語の日本語に分けて意味を詳しくみていきましょう。

英語のエクスキューズ

英語では『excuse』と表記し、以下のようにいろいろな意味があります。

■容赦する
■許す
■勘弁する
■(~を)辞退する
■弁明をする
■免除する  など

そして、英文になると、とてもたくさんの表現ができます。

まずは一番なじみ深いexcuse me(エクスキューズミー)。人に声をかけるとき、前や後ろを通してもらいたいときなどに「すみません」の意味でよく使いますよね?文章ではこのように使います。

■Excuse me. Can I pass?(すみません。通してください。)
■And on that note, please excuse me.(それでは失礼します。)

そして、『me』が複数形の『us』になると、「すみません」の対象が『私たち』と複数形になります。つまり、excuse us(エクスキューズアス)ですね。

■Excuse me. Can I pass? ⇒すみません、(私一人を)通してください。
■Excuse us. Can I pass? ⇒すみません、(私たちを)通してください。

そのほか、エクスキューズを調べていると『エクスキューズモア』ということばがよくでてきます。これは正しくは『エクスキュゼ モア』と発音します。モアとは、フランス語では『自分』を意味する言葉でexcuse me(エクスキューズミー)と同じ使い方をします。

日本語のエクスキューズ

日本のビジネス用語として使われる『エクスキューズ』は英文のような熟語ではなく、単体で『言い訳』『弁明』『弁解』を表現する言葉として使われています

「まずは弁解させてください。」
「まずはエクスキューズさせてください。」

エクスキューズの意味がわかっていても、カタカナで言ったほうが少し柔らかいイメージになりませんか?このように「あまり言い訳をしたくはないけど、結局は言い訳になるよな」という場面で使うのがピッタリかもしれませんね。

ビジネス版!エクスキューズの使い方・例文

『エクスキューズ』がどんな意味をもつ言葉なのか、だいたいイメージができたところで、実際の使い方を例文でご紹介していきます。

エクスキューズがつく

『エクスキューズがつく』の例文
Aさんとしゃべってると「もっと時間があればなぁ」「これも考えたんだけど」なんてエクスキューズが必ずつくよね。

これは、Aさんがなにか取り組んでいることがなかなかできず、それについて言い訳を必ずするといった表現になります。

エクスキューズをつける

『エクスキューズをつける』の例文
この調査結果はあまり望ましいものではないけど、発表はしなければならないからあらかじめエクスキューズをつけるようにしよう。

プレゼンなどで調査結果を発表しなければならないけど、その結果を追及される前にあらかじめ弁明しておこうといった会話になります。

エクスキューズが多い

『エクスキューズが多い』の例文
さっきから聞いているとキミはエクスキューズが多いねぇ

部下が何かにつけて言い訳ばかりしていたんでしょう。それに対して言った上司の言葉です。

エクスキューズを求める

『エクスキューズを求める』の例文
そのような報告書があがってくるには何か理由があるはずだ。エクスキューズを求めるべきだろう。

提出された報告書に納得ができない部分があったのでしょう。それに対して弁解を聞いたほうがいいという判断ですね。

エクスキューズにすぎない

『エクスキューズにすぎない』の例文

新人

予定通りに進めようと思ったんですが、いろいろとありまして…
結局それってエクスキューズにすぎないよね。

上司

「理由があるように言ってるけど、それって言い訳だよね?」ということを言っています。

仕事においてエクスキューズするときの注意点

『言い訳をする』ということを柔らかいイメージに変えてくれる『エクスキューズ』ですが、使い方によってはビジネスチャンスを失う恐れもあります。そこでここでは仕事において『エクスキューズ』を使うときの注意点についてまとめました。

エクスキューズの多用は相手を怒らせてしまう

いくら柔らかいイメージになるからといっても『エクスキューズ』は『言い訳』『弁解』を意味する言葉で、ネガティブな言葉であることに変わりはありません。

自分が100%悪くない場合にはなんとか言い訳をしたいところではありますが、怒っている相手との会話で多用するとさらに怒らせる要因になることがあります

不確かな情報にはエクスキューズをつけてみる

世の中には調査しても100%確実にならないことがたくさんあります。しかし、「きっとこうだろう」ということを調査結果として発表したり、「これらの調査結果からこうだろうと仮定できる」と発表したりすることがありますよね。

このように、不確かな情報について「今のところは…というエクスキューズがつきます」と言い方をする場合もあります。
「これで間違いない!」と言ってしまうと、後から違う事実がでてきた場合に「話が違うじゃないか!」ということにもなりかねませんが、『エクスキューズ』をつけることでこのような事態が回避できるかもしれませんね。

新人

『エクスキューズ』という言葉は言い訳をするときだけじゃなく、あいまいなことを表現する言葉でもあるんだね

[類語]エクスキューズに似た日本語

excuse(エクスキューズ)には、『弁解する』『弁明する』といった『言い訳』を意味する言葉です。英語では『excuse』一つでいろいろな表現をしますが、日本語の『弁解』と『弁明』では若干ニュアンスが違ってきます。

そこで、言い訳をするという意味をもった日本語で、よく使われるものをピックアップして解説してみました。

釈明
誤解されたとき、非難をうけたときなどに、事情を説明して理解を求めること。
弁明
■ある事柄について、説明を加えることでその事実を明確にすること。
■自分自身の状況・事情を明確にして、相手の理解を求めること。
弁解
自分のミスや間違いを「いや、そうではなかったんです」と正当化するための言い逃れをしたり、事情を説明したりすること。

新人

『釈明』と『弁明』は同じような意味だけど、『釈明』は誤解されたときなど、使う場面が限られるんだね。

エクスキューズは最小限!潔さをアピール!

時と場合によってはエクスキューズが必要なこともあるでしょう。しかし、多用しすぎると誠実さは伝わりにくくなります。カタカナ用語で表現すればやわらかい印象にはなりますが、エクスキューズを使うのは最小限にし、潔さをアピールすることも大切にしてくださいね。