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履歴書に書ける資格として漢検・英検などとともによく見られるのが「秘書技能検定」(秘書検定)です。
秘書検定2級と書いてあると、「社会人としてのマナーや常識をある程度持っている」と判断されて採用担当者に好印象を与えられます。
そんな秘書検定2級の試験を受けようかな?と思われている方のために、秘書検定2級とは「どんな資格なのか?」「試験の概要・特徴」「3級、準1級との比較」「勉強方法」などをまとめてわかりやすくご紹介していきます。
秘書検定2級とは?
先にも簡単に紹介していますが、秘書検定は秘書になるための資格というわけではありません。もちろん秘書の方も受験はされていますが、多くの方は学生や社会人で「就職の時に有利になるため」「社会人マナーを学ぶため」に受験しています。
【受験者のメイン層】
・3級は高校生の受験者が大半
・2級は就職を意識した大学生が多く、社会人も目立つ
・準1級は現役秘書や社会人が多い
【秘書検定2級のコスパの良さを見逃すな!】
後で詳細を紹介しますが、秘書検検定2級の「試験方式」はマークシートがメイン。合格率も約60%と低くなく、さらに受験機会も年に3回と比較的取得しやすい資格だといえます。
ですが、就職試験で有利に働いてくれることや、社会人として持っておきたい常識・マナーを身に着けられるという意味では大きな効果を発揮してくれる資格だとも言えます。
比較的合格しやすいのに、得られる効果が大きい=コスパがとってもいい資格といってもいいのではないでしょうか?
ちなみに、受験者の男女比は公式で発表されていませんが男性受験者も1割程度いるという話です。
3級から1級まである
秘書検定は「3級から1級まで4段階」に分かれています。
今回スポットを当ててご紹介する秘書検定2級と、その前後である3級、準1級の難易度は公式サイトで以下のように説明されています。
【難易度】(一部抜粋)
3級
基本的な職場常識を問われる級です。上司が効率よく仕事を遂行するためには,秘書はどんなことに気を利かせる必要があるか,またどのように対応すれば感じがよいと思ってもらえるかの基本部分を問う級です。2級
3級より少し複雑な場面設定になります。上司の身の回りの世話や手助けを適切に行うための優先順位も考えることが必要になってきます。感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われる級です。準1級
上司から相談を受けたり後輩へのアドバイスを求められたりと,物事の判断力や対応力が求められる中堅の秘書像が準1級のレベルです。この級から筆記試験合格の後は二次試験(面接試験)があり,人柄の表現力が問われます。
【試験概要】
・開催日程
年3回開催(6月、11月、2月)(準1、1級は2月開催がなく年2回)
・試験会場
全国の大学や専門学校など
・受験料
平成30年度から受験料が以下の金額に改正されています。少し前の年度のテキストを使っている方は注意して下さい。併願の場合、単純に合計金額になります。
受験級 | 受験料 |
---|---|
準1級 | 5,300円 |
2級 | 4,100円 |
3級 | 2,800円 |
準1・2級 併願 | 9,400円 |
2・3級 併願 | 6,900円 |
・出題形式
択一問題がメインですが、実技では3、2級ともに4問の記述問題が出題されます。準1級になるとすべての分野で記述問題が出されるほか面接も課されることになります。
理論 | 実技 | ||||
---|---|---|---|---|---|
出題問題数 | 必要とされる資質 | 職務知識 | 一般知識 | マナー・接遇 | 技能 |
3級、2級 | 5 | 5 | 3 | 10(択一) 2(記述) |
8(択一) 2(記述) |
準1級 | 2(択一) 1(記述) |
2(択一)1(記述) | 2(択一) 1(記述) |
5(択一) 3(記述) |
3(択一) 3(記述) |
【実際の問題はどんな問題(例題)】
下記の記事例題を紹介していますので、気になる方や出題の雰囲気を知りたい方はチェックしてみてください。秘書検定2級の取得の難易度は?必要な知識やコスパの良さを紹介
【合格率と受験者数】
平成30年6月に行われた第115回の情報で、合格率と受験者数を見てみましょう。
秘書検定2級の数字を見てみると、志願者数が3万人いて、実際に受けたのは2.8万人、そのうち合格したのは1.5万人と合格率が5割以上であることがわかります。
秘書検定2級の合格率としては、例年ほぼ横ばいであり約5割から6割といわれています。
以下の記事に3年分の合格率の比較や詳しい内容がありますので、気になる方はチェックしてみてください。秘書検定2級の合格率は約60%!勉強法やおすすめ教材・アプリなど紹介!
履歴書に書いてアピールできるのは2級から
秘書検定の合格をめざそうかな?と考えた後に悩むのは「どの級を受けようか」ですよね。
難易度やメインで受けている層などでも紹介しましたが、「3級」は高校生が受けることが多く、基本的な社会常識を問われるものなので、履歴書に書いていてもさほどプラスに取られることはありません。
そのため、秘書検定の取得を目指すのであれば「2級以上」がおすすめです。2級なら履歴書に堂々と書いてOKですし、面接官からの好印象も期待できます。
「準1級」「1級」を持っていると面接官の方がびっくりして緊張してしまうかもしれません。それくらい、社会人としての常識・ふるまいを知っているとう判断をされる資格だということです。
就職前の学生の受験者数が多い
面接で少しで有利になりたいという就活生が取得する場合が多いので以下の円グラフのような受験者割合になっています。大学生だけでも4割くらいになっていますね。
もちろん1級・準1級(中には2級)を社会人としてのスキルアップとして受ける人もおられます。グラフで見ると1.5割程度になっています。
参考:文部科学省後援ビジネス系検定 秘書検定 第115回 受験者状況
マナーや常識を身に着けられる
何度も出てきていますが、資格を持っているという事実だけではなく、これからの人生で実践的に役に立ってくれる知識を得られるのも秘書検定2級のメリットです。
出題範囲から例を挙げてみると以下のようなものがあります。
・マナー接遇…「電話応対」「祝儀袋の書き方」「葬儀での言葉遣い」「来客対応」など
・技能…「返信ハガキの書き方」「社内文書の書き方」など
その他の分野でも、これからの人生で知っておいて損はない・使える知識が盛りだくさんです。知っておくことで、自分の自信となり面接などにも堂々と対応できるようになるでしょう。
秘書検定2級は独学でいいの?
秘書検定2級までは「独学」で十分合格に届くと一般的に言われています。その理由は、以下のことが挙げられます。
●準1級までは面接がないこと
●テキストや過去問を勉強しておくと大体同じような問題が出題されること
●正答率が60%以上で合格できること
●合格率は例年およそ60%
難易度は中くらいだけど、安心は禁物
高くない難易度であることは前項で説明しましたが、もちろんただ簡単だというわけではありません。ひっかけ問題が多いので慣れておくこと、問題文の文章が比較的長いので、問われていることが何なのかを把握する力などが必要になります。
難易度や注意したいことを詳しく知りたい方は以下の記事でチェックしてみてください。秘書検定2級の取得の難易度は?必要な知識やコスパの良さを紹介
秘書検定2級の勉強の仕方「テキストと過去問をそろえる」
秘書検定2級を勉強するには何を準備してどれくらい、どのように勉強すればいいのでしょうか?目安やさまざまな方法を紹介するので、あなたに合う方法を見つけてみて下さい♪
勉強時間目安
合格率を上げるために必要なことは、しっかりと勉強時間を確保しておきたいところ。
秘書検定2級の場合は合計30時間から50時間の勉強時間が欲しいですね(サイトやテキストなどを複数の媒体から参考にした数字。CHEWY調べ)。
試験日の1か月前から勉強を始める場合は1日1時間程度勉強しておくのが目安です。また、いそがしくてまとまった時間を勉強に取れない場合などは、隙間時間を活かして多くの問題に触れておくのが重要です。
テキストの選び方
秘書検定2級には「公式テキスト」が存在します。しかし他にもさまざまな出版社からテキストは発売されていますし、勉強するスタイルや、取れる時間などで自分に合ったテキストというものがあります。
テキスト選びに迷ったら以下の記事をチェックしてみてください。秘書検定2級のテキストはどれを使う?公式から人気テキストまで一挙紹介
過去問の使い方
秘書検定2級の勉強では過去問を解くことが重要になってきます。理由は、過去問をしっかりと解けるようにしておくことで合格にかなり近づけるからです!
秘書検定2級は、毎年新しいことが出題されるような試験ではなく、基本的には例年通りの問題形式から大きく外れることはありません。なので過去問をしっかりと繰り返し解いておくことが重要なのです。
過去問の使い方、手に入れ方、注意したいことなど詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。秘書検定2級の過去問の難易度は?使い方、勉強法も紹介
隙間時間も活かして、知らない問題をつぶそう
受験前に不安にならないためにも、できるだけ知らない問題・当たったことのない問題を減らしておくのがいいでしょう。
そのため隙間時間やテキストが手元にない時間を活かして勉強できるサイトやアプリを活用してみるのもおすすめです♪
無料サイト
300問と大量の過去問や予想問題を解くことができる。正解率 、残りの問題数、正答数などがリアルタイムで表示され、わかりやすいのでおすすめ。
無料アプリ
秘書検定2級 実践問題
一問一答形式なので、少しの時間でも活用できるので便利。
秘書検定は併願できる
先に受験料の項目でも説明しましたが、秘書検定は隣り合う級なら併願することができます。
また出題範囲もそれぞれ重複しているので併願しても勉強量が2倍になるというわけではないため、併願受験もおすすめなのです。
3級と併願
2級の合格が難しいなと感じている人におすすめなのが3級との併願です。滑り止めとして3級を受けておけるので、安心感があります。
3級と併願する人のためのテキストも販売されているので活用してもいいでしょう。
併願用のテキストについて詳しくはコチラ秘書検定2級のテキストはどれを使う?公式から人気テキストまで一挙紹介
準1級と併願
秘書検定は同時に2つの級の受験が可能ですし、試験範囲も大きく重複しているため「2級」と「準1級」を併願する方もいます。
準1級からは面接の対策も必要になります。広くなる試験範囲も勉強したいという場合におすすめなのが通信講座や専門のスクールを活用する方法です。
以下にCHEWYおすすめの通信講座とスクールを紹介します。スクールでは専用のテキストを使用することになります。
①ユーキャン
ユーキャンの秘書検定講座は3級~準1級までの3階級を同時に学ぶことができるため便利です。丁寧な添削サポートもあるため、初めての人におすすめです。
詳細(資料請求)は下のボタンをクリックしてご確認ください!
今すぐお申し込みをしたい人はこちらをご覧ください!
②大原学園
秘書検定 2級・準1級対策コース(Web通信)があります。直前模試2回分で弱点を把握できるおすすめの通信講座です。準1級と2級を同時に勉強することができます。詳細は下のボタンをクリックしてご確認ください!
③早稲田ワーキングスクール
準1級と2級両方とも受験できるように合格指導してくれます。東京と大阪での講座を選択して受講できます。通信講座もあるので、自分に合ったスタイルを選択できておすすめです。詳細は下のボタンをクリックしてご確認ください!
秘書検定2級の申し込みとその先へ
早速、秘書検定2級に申し込んでみようかな?と思った方は以下の参考URLから申し込み方法を確認してみてください。
「申し込み方法」はインターネット(クレカ、コンビニ支払い)、受験申込受付書店・大学生協で願書を手に入れて郵送など選ぶことができます。
秘書検定2級で強みをゲット!転職・就職活動で活かそう
上司
CHEWYがおすすめするサイトの特徴を挙げて紹介するよ。
①大卒や20代の方の転職におすすめなのが、doda(デューダ)です。転職についての「いろは」から学ぶことができます。求人情報は毎週2回更新され、公開求人だけでも約6万件あります。
さらにスカウトサービスやエージェントサービスも無料で利用できるので、自分に合った転職活動が可能です。
②スキルアップして年収もアップさせたい30代にもおすすめなのが、転職エージェントサイトであるマイナビエージェントです。マイナビだからこその全国の大手企業や優良企業への転職で年収アップが狙えます。
③新卒はもちろん、第二新卒の就職にもエージェントがしっかりと正社員就職までサポート。それを実現できるのが就職支援エージェントサイト、DYM就職です。相談からの就職率96%、優良企業求人2,000以上の数字も安心できます。
DYMの評判について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
DYM就職の評判は?特徴やメリット・デメリットを総まとめ