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実は結構違う⁈簿記スクール大手5校の通学講座を徹底比較!

新人

次回の簿記検定、絶対失敗したくないから通学講座に通うつもりなんですが…おすすめってありますか?

通学は通信より受講料がかかる分、きちんと比較して慎重に選ばないとね!

先輩

独学での簿記合格は、特に忙しい社会人にとっては簡単ではありません。職場や自宅近くに通学講座があるなら、活用を検討したいところ

今回は、全国に拠点を持つ大手資格スクール5校のうち、簿記の通学講座をピックアップして徹底比較します。講座選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください!

通学講座の選び方 チェックすべきポイントは?

まずは通学講座を選ぶ際に、チェックしておきたいポイントについて解説します。ひと口に大手校といっても、対応が分かれる点が複数あるので要注意。最適なコース選びのために、あらかじめ重視すべき点を整理しておきましょう。

受講スタイルは主に2種類:ライブ講義&映像講義

簿記の通学講座は、主に2つの受講スタイルに分かれています。決まった日程で講師による講義をリアルタイムで受講するライブ講義と、講義の映像録画を専用ブースなどで視聴する映像講義の2種類。

スクールによって、両方選べるケースと一部対応のケースがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分にあうスタイルを選ぶと良いでしょう。

ライブ講義 映像講義
メリット ・臨場感があり理解が進みやすい
・周囲と切磋琢磨しながら学べる
・講義中の質問で疑問を解消しやすい
・自分の裁量で日程を調整できる
・静かな環境で集中して学べる
・どこでも人気講師の講義が受けられる
デメリット ・スケジュールが拘束される
・拠点によって内容に差が出やすい
・リアルタイムの質問はできない
・独学に近い自己管理が必要

サポート体制は要チェック!

急な仕事で予定していた講義に出られない!そんな場合も、多くのスクールでは振替をはじめとしたフォローがあります。

同一講義の再受講や別拠点での受講、映像講義コース選択者のライブ講義受講など、柔軟に対応しているケースも。学習に行き詰った時のカウンセリングなど、きめ細かな対応をしているスクールも多いです。

限られた時間で合格を目指す人にとって、サポート体制の充実度も重要なポイントです。

2級?1級?それとも税理士?目指すレベルによって選ぶべきスクールも変わる

キャリアアップのために簿記2級までは取っておきたい。将来的に税理士や会計士を目指したい。簿記検定にチャレンジする理由は人それぞれです。

将来的に簿記1級以上にトライしたい方は、上位資格のコースが豊富なスクールを選ぶのがベターです。慣れ親しんだ講義スタイルで学習を継続できるのは、大きなメリット。大半のスクールが再受講割引やチャレンジ割引を用意しているので、お得に受講できる可能性が高いです。

受講料の差はどれくらい?

受講料は最も気になるポイントですが、実は通学講座だと極端に差がないのが実情です。若干の価格差で悩むより、自分に合ったコースを選んで一発合格する方が、よほど効率的

時期によって割引キャンペーンを行っているスクールも多いので、チャンスがあれば上手に活用しましょう。

大手5校の簿記通学講座、その実態は?

通学講座の利用を検討する場合、候補に浮かぶのが全国展開の大手スクール。ここではTAC・大原・大栄(アビバ)・LEC・日建学院の5校について比較します。いずれも多くの国家資格や公務員試験の講座もつ知名度の高いスクールですが、簿記通学講座に関しては、ラインナップにかなり差があります

拠点数 1級 2級 3級
ライブ 映像 ライブ 映像 ライブ 映像
TAC 55
大原 43
LEC 5 × × × ×
大栄 148 × × ×
日建 244※※ × × × ×

※:簿記通学講座開講拠点のみ ※※:簿記講座未開講拠点も含む

新人

ライブ講義を受けたい時や1級にトライするとなると、意外に選択肢が少ないな…

初学者ならLEC・大栄(アビバ)・日建学院の通学講座もアリ

LEC、大栄(アビバ)、日建学院の通学講座は、映像講義が中心。TACや大原の二大スクールと比較すると、コース数も限定的です。とはいえ、初めて簿記を勉強する人や、2級合格までを目指す人にとっては、充分なメリットがあります。

格安で受講できるLECの「3級トライアル講座」

これから簿記を勉強してみたいという人に、格安で通学講座のコースを提供しているのがLEC東京リーガルマインド。

開講数は、ライブ講義3校(渋谷・水道橋・梅田)映像講義5校(池袋・札幌・梅田・京都・神戸)と少ないものの、魅力は破格の受講料。全10回の講義がたった2,777円(税抜)で受講できます

トライアル終了後も継続して学習したい時は、ラインナップが豊富な通信講座に移行することも。2019年11月の対策講座は既に募集を締め切っていますが、次の3級受験を計画しているなら、検討する価値はあるでしょう。

「トライアル」ということで試験対策というよりも気軽に受講してみました。思っていた以上に本格的で独学では身につかないような考え方を教えて頂くことができ、受講して良かったです。(30代女性 水道橋本校)https://online.lec-jp.com/disp/CSfLastPackGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=100138515

通いやすさが魅力の大栄(アビバ)

2013年にパソコンスクールのアビバと統合した老舗資格スクールの大栄。駅近の便利な立地に多くの拠点を構えるアビバの強みをそのまま活かした通いやすさが最大の特長です。

受講は専用Webツールを活用した映像受講が中心。専任講師へ質問・相談できるオンラインサポートなど、受講者のフォローにも力を入れています。

オンデマンドはライブ講義と違い不安はありましたが、講師の方々がよく声をかけて気にしてくれたので、パソコンで勉強しているという孤独感もあまり感じなくなりました。
簿記については全くの初心者でしたが、教材も授業もわかりやすく勉強しやすかったです。(女性/1級合格)https://www.daiei-ed.co.jp/boki/taiken/000003.html

コース設定がシンプル&割安な日建学院

建築・建設・不動産系の資格に強い日建学院。2010年から簿記講座にも参入しています。提供コースは2級・3級の映像受講のみ。シンプルなコース設定で、通学・通信とも受講料が同額かつ他校より若干割安です。

大栄同様、拠点数が多いので、通いやすさを重視するなら、選ぶ余地はあります。

先輩

映像講義の通学は、かなり自己管理も必要なのよね。この3校を候補にするなら通学にこだわらず、通信講座も含めて検討した方がよさそう。
簿記講座はどう選ぶ?大手&注目10校の特徴・口コミをタイプ別に比較!

二大人気校TACと大原 選ぶならどちら?

コースの充実度で選ぶなら、やはりTACか大原が有力候補。まずは1級と2級の代表的なコース例を比較してみましょう。

講義回数 ライブ講義拠点 受講料(税抜)
1級 TAC 95 11 184,537円
大原 65 8(中継2校含む) 162,500円
2級 TAC 48 19 81,481円
大原 39 25 75,092円

新人

正直、そんなに違いはないんですね。フォロー体制を見ても、どちらも手厚くて甲乙つけがたい…これは迷うなー。
カリキュラムや教材はそれぞれオリジナルだから、その違いも手がかりの1つになりそう。TACの教材は書店でも取り扱いが多いし、大原は公式ページで教材サンプルを公開してるから、迷った時は比べてみるといいわよ。

先輩

受講生の人気を二分するTACと大原の簿記講座は、内容も拮抗していて、どちらを選んでも大きな差はありません。とはいえ個性の違いがありますので、それぞれの強みを中心にご紹介します。

きめ細かいコース設定はTACに軍配

コース設定では、TACの方が、よりきめこまかなニーズに対応しています。両校ともメイン講座と答案練習を中心とした直前対策・模擬試験パックは共通していますが、TACの方がラインナップが豊富。

特に再受験に特化した講座や、弱点強化のための単科オプション講座など、1級コースの充実ぶりが顕著です。独学や他スクールで学習中の人も、並行して利用しやすいと言えますね。
TACの簿記講座の特徴やメリットは?口コミ、受講体験もチェック!

大原の強みは常勤講師によるサポート

全日制の専門学校も併設する大原の最大の個性は、講師陣が常勤であること。職員室に行けば、講義時間外でも講師に直接質問ができます

TACでも講義時間外の質問を受ける体制はあるものの、電話やメールの受付が中心。大原の方が、講師による直接的なサポートを受けやすいと言ってよいでしょう。

まずは資料請求。説明会&お試し受講も積極的に活用しよう!

気になるスクールについては、資料請求はもちろん、直接現地へ足を運ぶことをおすすめします。立地や設備を実際に確認することで、通学のしやすさも検証できます。

多くのスクールが無料の説明会や個別相談を行っています。公開講座やお試し受講ができるスクールもあるので、ぜひ積極的に活用しましょう。