マインドマップの書き方・描き方って?
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いざマインドマップを書くとなると、「何からどうすればいいのやら…」と困ってしまう方もいるでしょう。でも、難しく考える必要はなく、初心者でもちょっとしたルールを知っておけば、簡単にマインドマップを書くことができるのです。
今回は、必要な準備・書き方のルール・実際の作成方法について解説していきます。ぜひこの記事を参考に、身近なテーマでマインドマップを作成してみてくださいね!
マインドマップを作成する前の準備
マインドマップを書くときには、どんな目的でマインドマップを使うのか、テーマを決めておく必要があります。「仕事上のアイデアを整理したい」「今月の計画を立てたい」など、どんなことでもかまいません。
そして、マインドマップを書く前には、いくつか用意しておきたいモノがあります。手書きの場合とアプリの場合で必要なものが異なるため、書く方法に応じて、事前準備をしてみてください。
①:手書きの場合
- 無地の紙、ノート、スケッチブック
- カラーペンセット、色鉛筆
手書きの場合は、基本的に紙とペンがあればOK。マインドマップではノートのように上から順に書くわけではないため、無地の紙のほうがスペースを自由に使えます。そして、ペンや色鉛筆を何色か使って書いていくと、視覚的に情報をとらえやすくなります。
②:アプリの場合
- パソコン、タブレット、スマートフォン(iPhone・Android)
- マインドマップ作成用アプリ
アプリでマインドマップを作成する場合は、パソコン・タブレット・スマートフォンのいずれかを用意します。
パソコンのように大きなディスプレイがあると、スペースをたっぷり使ってマインドマップを書いていけます。逆に、スマートフォンなら出先で思いついたときにすぐマインドマップに反映できるという利点があります。タブレットはその中間となります。
それぞれ対応しているアプリが異なるため、自分が使っている端末によって使用するアプリを選び、インストールします。なお、マインドマップを書くときに使えるおすすめのアプリやツールについては、こちらの記事でも解説しています。まだインストールしていなければ、ぜひ気に入ったものを探してみてください。
マインドマップの作成に使えるアプリ・ツール5選|iPhone・Android対応アプリもマインドマップの書き方・描き方のルール6つ
マインドマップを書くとき、難しく考える必要はありません。ただ、マインドマップの良さを活かすためにも、最低限の基本ルールだけは知っておくことをおすすめします。マインドマップを書くうえで大事になるルールをいくつかチェックしておきましょう!
ルール①:真ん中にテーマを書く
まずは真ん中にテーマとなるキーワードを書きます。真ん中にテーマを書くのは、ここから放射状に項目をつなげていくためです。たとえば、「今週の予定」「TO DO管理」「プレゼンのアイデア」など、なんでもいいので思考を整理したいと思うテーマを書きます。
中心にくるテーマについては、連想を引き出すためにイラストをつけるといいとされています。カラーペンを使って簡単な図やイラストを描いてみたり、アプリでシート上に画像を挿入してみたり、テーマを視覚的にとらえられるようなイラストをプラスすることもおすすめです。
なお、真ん中にくるテーマは、「中心イメージ」「セントラルイメージ」「メインテーマ」などと呼ばれています。
ルール②:放射状に線でキーワードをつないでいく
たとえば、「今週の予定」→「買い物」→「ユニクロ」「コストコ」「ヨドバシカメラ」といった具合で、連想するキーワードをどんどん線でつないでいきます。簡単にいってしまえば、連想ゲームのようなものです。マインドマップではこの「連想」という要素が生きてくる点が特徴で、ふと新しい発想やひらめきにつながることも少なくありません。
なお、紙の場合はスペースをどのように使うか計画性も大事になりますが、アプリであればあとから簡単に並べ替えることもできます。
ルール③:ひとつの線に、ひとつの単語を
メモのようにしてあれこれと書き込みたくなることがあるかもしれませんが、マインドマップには「ひとつの線に、ひとつの単語」が原則となります。「文章」で書いてしまうとその内容に思考が引っ張られてしまいますが、「単語」ならばそこから連想できることが多いためです。
ルール④:主要な線は太くして強調する
マインドマップでは放射状に線を描いていきますが、そのときにメインとなる線については太くするというルールがあります。線の太さを変えて描かれていると、何が重要なのか視覚的にとらえやすくなることが理由です。
手書きの場合は、最初は細い線で書いておき、あとから重要度に応じて線を太くする書き方がおすすめ。アプリの場合は、セントラルイメージを起点として、下層にいくにつれて地味なデザインになっていくことが多いです。アプリでは、ある程度自動的に強弱をつけてくれるということになります。
ルール⑤:色を使ってビジュアル的にわかりやすく
マインドマップでは、単語を線でつないでいくだけでそれらしいものを作成できます。しかし、色を上手に使うことで、より見た目にわかりやすいマインドマップを描けるのです。たとえば、「今月の予定」がテーマであれば、「買い物」「仕事」「趣味」などカテゴリによって線の色を変えてみると、グルーピングしやすくなります。
アプリで書く場合は少し自由度が下がりますが、さまざまな色づかい・デザインのテンプレートがあるので、「見た目がわかりやすい」と感じるものを選んでみてください。
「デザインよりも中身が大事」と考える方もいるかもしれませんが、視覚的にわかりやすくなると、記憶力や想像力のアップにつながるといわれています。
ルール⑥:紙は横長に、文字は水平に
紙やキャンバスは横長に使用することで、全体像を把握しやすくなります。そして、線に文字を書くとき、文字は水平にするほうがいいとされています。
配置やスペースにもよりますが、情報をとらえやすくするために、線や文字をできるだけ水平にしてみてください。放射状に線が伸びるため、斜めになったり、垂直になったりすることもありますが、文字を記入する部分をイメージしながら、少し水平に修正するだけでも見やすくなります。
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[実践編]初心者の方はマインドマップを作る練習から!
マインドマップの書き方・描き方について本やインターネットで学べることは多いのですが、百聞は一見にしかず。マインドマップは、実際に作成してみなければ書き方もピンとこないものです。まずは一度、何か実現したいと思う夢・目標・計画などをテーマに、マインドマップを作成してみてくださいね!
STEP①:中心にテーマを書いて、簡単なイラストをつける
まずは、紙やキャンバスの中央にテーマとなることを書きます。セントラルイメージにはイラストがあったほうがキャッチーになりますが、絵を描くのが苦手であれば、こちらのように枠で囲ってみるだけでもOKです。
ここからまわりに線が伸びていくので、全体像を考えながら、セントラルイメージの大きさを検討してみてください。
STEP②:主なサブテーマを書き出す
メインテーマから、枝分かれするようにして主なサブテーマを書き出していきます。今回は下のように、仮に4つのカテゴリを作成し、それぞれ色を変えています。
もちろんこれより数が増えても減ってもかまいません。手書きの場合はあとから書き足すのがスペース的に難しくなることがあるので、計画的に書き進めていきましょう。
STEP③:連想するキーワードを線でつないでいく
キーワードから連想する単語を付け加えていきました。これよりもさらに細かく枝分かれさせて、具体的な情報を整理していくことも可能です。
そして、メインとなる枝を少し太くアレンジするだけでも、何が主なサブテーマで、どうグルーピングされているのかわかりやすくなります。さらにイラストなどを少し加えてみると、また印象が変わりますが、基本的にはこのような書き方でマインドマップを作成することができます!
先輩
マインドマップで夢や目標を現実に
マインドマップを使えば、頭の中に漠然とある思考をスッキリ整理することができます。単語ベースで連想しているうちに、「あ、そういえばこんなこともやってみたい」とか「やるべきことを忘れていた」なんていうことも見えてきます。
仕事でもプレゼン準備、プロジェクトの企画、情報整理、会議のメモ、問題解決、スケジュール管理など、さまざまなことに応用できます。プライベートでも、家事や休暇の計画、買い物メモ、自己分析、人生設計などに使えるのです。
マインドマップはいろいろな目的で使うことができるので、日々の「考える」「思考を整理する」という作業の効率がグンと上がるかもしれません。ぜひ実際に使いながら書き方・描き方をマスターしてみてくださいね!