モットーの意味とは?用語の使い方、間違いやすい類語、モットーにおすすめの日本語を紹介

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モットーとは「あなたが目標にしている格言」のこと!

新人

新人研修でビジネスマンとしての自分のモットーを考えてくるようにっていわれたんですが、モットーって何ですか?
モットーは「自分が目標にしている格言」っていう意味よ。

先輩

新人

あぁ!自己紹介とかで使うやつですね!就活面接の自己PRでさんざん考えましたっけ。まさか、就職してからもモットーに悩まされる羽目になるとは・・・。
モットーは「目標にしている格言」という意味のカタカナ語です。個人としてモットーを考えるパターンもありますし、企業としてモットーを決める場合もあります。

ビジネスと深い関わりのあるモットーについて勉強していきましょう!

モットーの意味を確認

ビジネスでのモットーをみていく前に、まずはモットーという言葉の意味を確認してみましょう。意味がわかるとモットーの使い方もより理解しやすくなりますよ。

モットー(motto)って何語?どんな意味?

モットーは英語の「motto」からきた言葉です。「motto」には次のような意味があります。

motto
座右の銘、標語、金言(金のように価値がある言葉)、処世訓
・(本の章の冒頭などに記載される)題辞、題句
・(紋章の)題銘

英語の「motto」はつづりが同じイタリア語の「motto」から英語になった単語。イタリア語の「motto」は、「声、発声」という意味をもつラテン語の「muttum」からきた言葉です。

カタカナ語のモットーって?

カタカナ語のモットーは、日常で行動するときに心がけている目標や事柄。それらを短文にまとめた語句のことです。「格言」や「標語」ともいいます。

モットーと類語の違い

モットーには意味がまぎらわしい類語がいくつかあります。使い間違って恥をかかないように、それぞれの言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。

モットーとスローガン

スローガンは企業や団体の主義・主張・目的を短文で表現したもの。宣伝など他者にアピールする目的で使われることが多く、相手がそれを見てどう感じるかを考慮して決めます。

モットーは自分自身のために決める標語。自分がどう行動するかの指針にするものなので、基本的にはそれを聞いた他者がどう感じるかはあまり関係ありません。

モットー とポリシー

ポリシーは「政策」「政略」「方針」という意味のカタカナ語。個人個人ではなく、企業や団体が何か行動するときの基礎になる考え方です。

ポリシーで重視するのは考え方。対してモットーは実際の行動を重視します。

モットーと座右の銘

座右の銘は自分への戒めや励ましにするために心に刻んでおく言葉のこと。心がけともいいます。

対して、モットーは自分が正しいと信じている自分ルールのこと。自分の行動や生き方における決め事にしている信念を、短文にまとめたものです。

モットーと座右の銘はかなり似ていますが、あえて違いを説明するとこのようになります。

モットーとテーマ

テーマは主題という意味の言葉。「何を」目的にしているのか、行動や議論などの基礎になる考え方のこと。「主題」ともいいます。テーマはブレないものとして決められます。対してモットーは、自分の行動がブレてしまわないように楔として心に刻んでおくものです。

実際の使い方としては、「私のモットー」とはいいますが、「議論のモットー」とはいわないですよね。逆に、「議論のテーマ」とは使いますが、「私のテーマ」とはあまりいいません。

モットーとコンセプト

コンセプトは概念や構想という意味。前の見出しで紹介したテーマを「どうやって実現させるか」がコンセプトです。

コンセプトに対するモットーは、コンセプトに基づいて何かを実行するときの指標(物事の良し悪しを判断、評価するときの目印)になります。

コンセプトについて詳しくは下記のリンクで紹介しています。こちらもぜひ読んでみてください。
コンセプトの意味をわかりやすく!テーマとの違い・企業の実例・関連用語を解説

[ビジネス版]モットーの使い方・例文

モットーの意味がわかったら、次はビジネスでのモットーの使用法を例文でイメージしてみましょう。モットーを企業として使う場合と、個人として用いる場合を紹介します。

企業版例文

電気屋

我が社は町のなんでも屋さんをモットーにしています。困ったことがあったら何でもお声がけください!
吹き抜け階段の電球交換ができなくて困っていたんです。お願いします!

お客様

個人版例文

新人

誰かにモットーを聞かれたときに、「君子危うきに近寄らずが私のモットーです」って答えるのと、「果報は寝て待てが私のモットーです」っていうの、どっちがビジネスマンっぽいと思いますか?
どっちもダメ。積極性のかけらもないモットーはビジネスマンとしての評価を落とすわよ。もうちょっと前向きなのを考えなさい。

先輩

後ろ向きな内容のモットーは周囲から快く思われないことが多いです。

モットーは自分のための標語なので、通常は他者がどう思うかは考慮しなくてもいいのですが、少なくともビジネスマンのモットーとして後ろ向きな内容を大っぴらに掲げるのは避けるほうが無難です。

MEMO
モットーは「…が私のモットー」や「…をモットーに」などの使い方をすることが多いです。

自己PRにも!モットーとして使いやすい日本語

モットーの使用法をイメージできたら、次は自分のモットーを考えてみましょう。自己紹介や自己PRなど、モットーが使えるシーンはたくさんありますよ。

モットーに使える四字熟語

モットーに使いやすい四字熟語には次のようなものがあります。

誠心誠意嘘・打算なく、真心で行動すること
有言実行一度いったことは、必ず実行すること
陰徳陽報(いんとくようほう)人に見えないところでいいことをすると、必ずいいことが返ってくるということ
創意工夫いろいろ考えて、今まで誰も思いつかなかった新しいものを見つけ出すこと
堅忍果決(けんにんかけつ)強い意志で耐え、一度決めたことは必ず実行すること
万能一心(ばんのういっしん・まんのういっしん)何事も心を集中させ、真心を持って行わなければならないこと
百戦百勝どんな戦いも必ず勝ちを収めること
切磋琢磨仲間同士励ましあいながら学問や道徳に励み、向上すること
勇往邁進(ゆうおうまいしん)恐れずに目標・目的に向かって前進すること
一期一会一生に一度の出会いであると心得て、相手に誠意を尽くすこと
笑門来福(しょうもんらいふく)または笑門福来(しょうもんふくらい)四字熟語版「笑う門には福来たる」。いつも笑いにあふれている家には福が寄ってくるということ

モットーを発表するシチュエーションで、相手から「どんな字を書くの?」と質問されることがあるかもしれませんね。漢字で書けるようにしておくことをおすすめします。

モットーに使えることわざ

ことわざもモットーに使いやすいです。自分にぴったりのモットーがないか探してみましょう。

百聞は一見にしかず人から100回聞くよりも、1回自分の目で確かめるほうが物事をよく理解できるということ
継続は力なり何事も継続すれば、自分の力になり結果が出るということ
急がば回れ急ぎたいときほど、遠回りでも安全確実な道を選ぶべきということ
思い立ったが吉日何かを始めるなら、思い立ったその日にすぐ始めるのが一番だということ
親しき仲にも礼儀ありいくら親しい相手でも、礼を失するのはよくないということ
魚心あれば水心相手が自分に好意を見せてくれたら、自分もその相手に好意を返す気になるということ
蒔かぬ種は生えぬ努力しなければよい結果は期待できないということ
一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)人生は短いから、ちょっとの時間も無駄にしてはいけないということ

誰かに聞かれたときに困らないように、意味も簡単に説明できるようにしておくことをおすすめします。

モットーを持ってブレない仕事をしよう!

モットーは、気を抜くと簡単にブレてしまう人間の行動を、ブレないように修正してくれる戒めにもなる言葉です。

ビジネスマンとしての自分ルールや信念をモットーにまとめ、ブレない仕事ができるビジネスマンを目指しましょう!