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コーポレートとは何?意味や略は?コーポレートガバナンスなど気になる関連語も解説!

コーポレートは「企業」のこと

新人

コーポレート〇〇ってやたらと耳にしますけど、どれも企業に関する何かってことなんですかねぇ?
ビジネスシーンではたいていの場合『企業』って意味で使われてるけど、世の中のすべての『コーポレート』が企業を意味するとは限らないのよ。

先輩

新人

そうなんですか?先輩、知ってるならちょっと教えてくれませんか?

当たり前のように世の中に存在している『コーポレート』という言葉ですが、しっかりと意味を考えて使っている人は少ないですよね。もしかしたら、「え、そんな意味もあるの?」と思えることもあるでしょう

今回は、ほかの人に自信をもってコーポレートを教えてあげられるよう、言葉の意味をわかりやすく解説します。コーポレートの意味や使い方をしっかりと覚えていってくださいね!

コーポレートの意味をチェック

コーポレートはなんとなく『会社を意味することかな』と思っても、自信をもって説明できる人は少ないのではないでしょうか。そこで、まずはどんな意味かを明確にしておきましょう

コーポレートとは何?

カタカナ語としてのコーポレートは、主に『企業』や『会社』のことを指して使われています。そのほかにも『団体』の意味で使われることもあり、その場合には『コーポ』と略されることが多いです。

マンションやアパートの名前で『コーポ〇〇』というのがありますよね?これは実はコーポレートの略だったんです。

コーポレートの英語は「corporate」

コーポレートは英語で『corporate』と書き、形容詞で次のような意味をもっています。

■法人の
■企業の
■団体の
■集合的な
■統合した など

日本語としてのコーポレートは『企業』の意味で使われますが、コーポレートは形容詞ですので、英語で企業を表すなら厳密には名詞形の『corporation(コーポレーション)』になります

[ビジネス版]コーポレートの使い方・例文

実際のビジネスシーンでもコーポレートはよく耳にする言葉ですが、どのように使われているのか例文で見てみましょう

例文1
経営陣も一新され、当社はあらたなスタートをきることになった。これを機にコーポレートカラーを決めて市場にアピールしていこうと思う。
例文2
営業職の従業員から「会食費用の立て替えは回数が増えると大変」という声が多くあがっていました。その対策としてコーポレートカードを発行することにするので、申込み書を配布しておいてください。
例文3
世間においてわが社のコーポレートイメージはどんなものなのだろうか。

このように、「コーポレート◯◯」という形で使われることが多い言葉です。どんな単語を組み合わせられるのか、イメージをつかんでおきましょう。

コーポレートの類語と意味の違いを確認

コーポレートが企業を指す言葉だとしたら、「じゃあ、コレはどんな意味?」と思う言葉が頭の中に浮かびませんでしたか?ここでは、今あなたが疑問に思ったことを解明していきます。

コーポレートとカンパニー

カンパニーは日本では主に『会社』のことを指して使われます。しかし、そのほかに『商会』『仲間』『連れ』『来客』といった、人の集まりを表すときにも登場します。たとえば、日本でいう『〇〇商会』はコーポレートよりカンパニーが適切な表現となります。

カンパニーはどちらかというとカジュアルな感じで『会社』を表す場合に、コーポレートは少しかしこまった感じで『企業』や『法人』を表す場合に使うと覚えておくと簡単ですね。

コーポレートとホールディングス

ホールディングスには『持株会社』『持株会社制度』という意味があります。傘下にいくつもの会社を持つ大きな団体を指しますが、コーポレートは一つの企業でも成り立ちます。

ホールディングスについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
ホールディングスとはどんな意味?ビジネスでよく聞く持株会社のメリット・デメリットを解説

コーポレートの関連用語

コーポレートには『コーポレート〇〇』というような関連用語がたくさんあります。いくつかピックアップして解説していますので「あぁ、こういう意味だったのか」と納得しながら読んでみてください。

コーポレートサイト

ネット社会になっている今、多くの会社で公式のWEBサイトを運営・管理しています。一般的には会社概要、事業内容、国内外の事業所などの情報が掲載されていますが、このようなサイトのことをコーポレートサイトと呼びます。

コーポレートアイデンティティ

コーポレートアイデンティティとは、「当社はこんな考え方を持っています」という経営理念や企業の特徴を、世間の人々に浸透させる戦略の一つ。これは、顧客・取引先などのステークホルダーに向けた戦略となります。

一般的には会社のロゴマークやシンボルマークがコーポレートカラーを使いながら作られており、企業のキャラクターがある場合は一緒に使われることが多いです。

参考までに、以下の記事でステークホルダーについて解説していますので、そちらもあわせて読んでみてください。
ステークホルダーとは?ビジネスマンが知っておきたい意味と使い方を具体例から完全ガイド

コーポレートブランディング

自社が社会からどんなイメージを持ってほしいのかを明確にし、ブランドやイメージを構築していくことを『コーポレートブランディング』といいます。

目先の利益を求めるための手法ではなく、企業イメージを定着させる目的をもって行われます。したがって、5~10年の長期計画が立てられることも少なくありません。

コーポレートマーク

コーポレートマークとは、その企業を表すマークのことで、通常はコーポレートカラーやロゴを使って作られています。

コンビニの敷地入口あたりに高く掲げられている看板や、ガソリンスタンドの看板などを想像してもらえればわかりやすいですね。

コーポレートガバナンス

ガバナンスは『経営陣を監視する仕組み』のことを指しており、前に企業のことを指すコーポレートがつくことで、『企業統治』という意味になります

従業員の不正については経営陣が監視をしますが、経営陣の不正を監視する人も必要ですよね。株式会社では株主がその役割を担うことになりますが、会社の人間ではないため内部を知ることは困難です。そのために用意されているのがコーポレートガバナンスです。

ガバナンスについては以下の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてくださいね。
ガバナンスとはどういう意味?コーポレートガバナンスなどの頻出単語をわかりやすく解説!

コーポレートカード

コーポレートカードとは、法人向けのクレジットカードで、『ビジネスカード』や『法人カード』と呼ばれることもあります。

通常は個人名義で作られませんが、決済方法は『会社決済』と『個人決済』の2種類があります。会社決済のコーポレートカードであれば会食にかかった代金や交通費で従業員がお金を立て替える必要がなく、経費の管理もしやすくなります。

コーポレート部門

多くの企業は、売り上げに関わる『営業部門』、商品を作る『製造部門』があり、会社の運営に携わる部門のことを『コーポレート部門』といいます。職種としては、人事、総務、経理、法務などが対象となります。

企業としては裏方的な仕事をしている部門になるので、会社によっては『バックオフィス』と呼んでいるところもあります

このバックオフィスについては以下の記事でもわかりやすく解説していますので、そちらも参考にしてくださいね。
バックオフィスとは?フロントオフィスとの違いからアウトソーシングの実際まで徹底解説

コーポレートコミュニケーション

企業と顧客・取引先などのステークホルダーとの関係性を管理することを、コーポレートコミュニケーションといいます。

コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)

コーポレートベンチャーキャピタルは、英語で『Corporate Venture Capital』と書くので、CVCと略語で表されることもあります。

投資活動を本業としていない事業会社が、外部のベンチャー企業などに投資をすることを意味する言葉です。

ベンチャー企業とは、革新的なアイデアや技術から、新サービスや新ビジネスを展開する企業のこと。次の記事も参考にしてください。
ベンチャーとは何か?ベンチャー企業の意味から転職のメリット・デメリットまで解説

[番外編]ディズニラーンドのコーポレートプログラムとは

ビジネス用語として解説をしてきた『コーポレート』ですが、実はディズニーリゾートにも『コーポレート』に関することがあるって知っていましたか?

この東京ディズニーリゾートのコーポレートプログラムとは、契約企業や団体が利用代金の一部を負担することで、従業員や職員が東京ディズニーリゾートの対象施設を差額料金で利用できる福利厚生プログラムです。

会社の福利厚生に興味のある方は、公式サイトをチェックしてみてください。
参考 東京ディズニーリゾート企業・団体プログラム

ビジネス会話で登場する機会も多い「コーポレート」

ビジネスシーンでよく登場する『コーポレート』は、知っていることが当然のように使われる言葉なので、これを機にしっかりとマスターしておきましょう。また、ここで紹介した関連用語もよく使われるものをピックアップしていますので、スムーズに使えるようになり、ぜひ『デキる社会人』になってください!