バッファの意味とは?ITやビジネスでの使い方をわかりやすくガイドします!

バッファとは「データの一時保管」のこと!

上司

「バッファ中です」って画面にでてこの動画が見れないんだけど、どういうことだ?
データを一時的に保存している最中ってことなので待ってれば再生できますよ。

先輩

上司

そうか。壊れたわけじゃなかったんだな。

バッファはIT業界では一時的に保管する場所という意味合いで使われますが、ビジネス用語としては『余裕』や『ゆとり』というような意味合いで使われています。そこで、今回は本来の意味をはじめ、分野による使い方の違いや関連語などについてわかりやすく解説していきます。

バッファの意味をチェック

バッファは英語で『buffer』と表記し、辞書で調べると以下のような意味が記されています。

■緩衝物
■(鉄道車両などの)緩衝器
■緩和する
■(~の)緩衝物となる

つまり、荷物が壊れないように入れるクッションなど、モノとモノの間に入れて衝撃を和らげる役割をするものを指す言葉ということですね。また、間に入ってその人の苦痛を和らげるということも表現するときにも使われる場合があります。

しかし、IT業界、ビジネス業界ではそれぞれでまた違った意味で使われているので、それらについてもお伝えしておきましょう。

バッファの意味〜IT編〜

IT業界では『データを一時的に記憶する場所』という意味で使われています。動画を再生するとき『バッファ処理中』という文字が画面に出たことがありませんか?

データは読み取ったものの、作業に時間がかかる。そのときに一時的に保存しておく場所がこのバッファというところなんです。

具体例:プリンタ編
パソコンで印刷ボタンをおすと、すぐにプリンタがカチャカチャ動きだしますよね?しかし、印刷開始までには少し時間がかかっています。このとき、データは一時的にプリンタの中に保存されており、この保存しているところが『バッファ』になります。

バッファの意味〜ビジネス編〜

ビジネスでのバッファは以下のような意味をもっています。

■余裕
■予備
■余力
■ゆとり

会社の中で「それバッファある?」というような会話を耳にしたことありませんか?もしかしたら、それがきっかけでこの記事を見ていますか?この場合は「それ、余裕はあるの?」という問いかけをしているんです。

もともと『緩衝』という意味をもつ言葉ですが、『クッションになる』『和らげる』というニュアンスで使われることもあり、そこから転じて『ゆとり』を表現することばとして使われるようになったのでしょうね。

バッファの使い方・例文

IT業界でのバッファはあまり会話で登場してこないと思うので、ここではビジネスシーンでの使い方を例文でご紹介します。

バッファをとる

例文
ようやく〇〇社との面談ができるようになったのだから、会議室を予約するときはバッファをとるようにしてくださいね。

会議室は前後に予約がつまっていると会議が長引いても延長がしにくく、お客様と一緒でも出ないといけなくなってしまいます。そのため、1時間で終わりそうなときでももう少し時間に余裕をもってとっておいてくださいといわれています。

バッファを持つ(バッファを持たせる)

例文
明日のプレゼン、先方の人数は聞いているけど、資料の用意をするときはバッファを持たせるようにしてください。

会議やプレゼンの参加者は急に増えることもあります。参加予定人数ギリギリの用意しかないと、増えた場合にすぐに資料を渡せません。そんな事態にならないよう参加人数プラスαで資料を用意しておくようにしてください、という意味でとらえるといいでしょう。

バッファになる

例文
この商品を量産していくためには、A工場の協力が必要不可欠だと思う。君がバッファとなってうまく進めてね。

この場合の『バッファ』はクッションになるという意味合いになりますね。関係性を良好に保つために間に入ってうまくやってくださいね、という意味にとらえるといいでしょう。

[豆知識]バッファとキャッシュの違いって?

『一時的にデータを保管しておく場所』という意味では同じなのですが、このように区別をしておけば混乱しないかもしれません。

バッファとは?
動画再生やプリンタでの印刷など、データを読み込んでから実行するまでに時間を要する場合に一時的に保存をしておく領域のこと。
キャッシュとは?
ゼロの状態から読み込むと時間がかかってしまうようなデータを毎回読み込んでいると、表示されるまでの待ち時間がとてもムダ。そのムダな時間を減らすために、メモリに複製データを保管すること。

表示されているページを閉じても、次に開く場合はキャッシュのデータを使うために短時間で表示されるようになります

バッファがつく関連語

『バッファ』についてはもう自在に使いこなせますよね?それではここからはバッファがつく関連語の中から代表的なものをピックアップしてご紹介します。

バッファメモリ

IT業界でのバッファとは『データを一時的に記憶する場所』という解説をしてきましたが、その保管する場所、つまり記憶媒体となる半導体メモリ装置のことを指して『バッファメモリ』とよんでいます。

バッファストレージ

ストレージは英語では『storage』と表記し、『保管』『貯蔵』『倉庫の収容力』などの意味をもっています。これだけを見ると一時的にデータを保存しておくバッファと違いがないように思いますよね?

バックストレージはバッファに対して使われる言葉で、ただ『バッファ』とよばれることが多いため、バッファストレージはバッファのことであると思って差し支えないでしょう。

プリンタバッファ

プリンタの中に設置されているバッファを指して『プリンタバッファ』といいます。

たとえば、パソコンからプリンタに印刷の指示を出したらプリンタは一度『プリンタバッファ』にデータ入れてプリントアウトの準備をします。しかし、準備をしてから瞬時にプリントアウトできるわけではなく、それなりの時間がかかりますよね?

そしてパソコンからはまた次の印刷指示を出します。しかし、プリンタは前の指示分のプリントアウトがまだなので、とりあえず『プリンタバッファ』でデータを受け取ります。

このように、プリンタバッファがあるからこそ、最初に出した指示のプリントアウトの完了を待たなくても次から次へと印刷ボタンを押せるというわけなのです。

バッファを持たせて仕事に取り組もう!

パソコンやプリンタで効率よく作業を行うためにはバッファの存在はとても重要であることがわかりました。

そして、違った意味で使われるビジネスにおいても『バッファ』というものはとても大切です。ギリギリで動くと何かあった時に対処ができなくなりますので、気分的に余裕をもつためにもバッファを持たせて仕事に取り組むようにしましょう。