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コンバージョンの意味とは?WEB・IT・建築業界での使い方をわかりやすく解説

コンバージョンとは、Webサイトの最終的な成果!

新人

Webマーケティングをやってる会社に入社したけど、コンバージョンって何のことだ・・・
簡単にいうと、自社のサイトでユーザーにお金を使ってもらうことを指すのだよ

上司

新人

なるほど!もう少し詳しく勉強してみますっ!

コンバージョンとは、「変換」「変身」を示す英語。WEB業界では、「Webサイトを訪れた人に、目標としているアクションを起こしてもらうこと」という意味で使います。

マーケティングでの「最終的な成果」とは、お金を使ってもらうことだったり、資料請求をしてもらうことだったりします。分野によっては違う意味も存在する単語なので注意が必要です。

コンバージョンの意味をチェック

コンバージョンとは、「conversion:変身・転換」から来た用語。業界ごとに意味が異なります。下記の業界以外にも、為替など、日本円を他の通貨に変換して金額計算を行うこともコンバージョンと言います。

WEB業界での「コンバージョン」

WEB業界で言うコンバージョンとは、WEBサイトの訪問者がホームページ運営者の目標としているアクションを起こした状態のことを指します。例えば、あなたがアメリカ留学を希望したとして、留学支援を行うホームページを閲覧し、資料請求をしたとします。すると、ホームページがコンバージョンをひとつ獲得したとカウントできるのです。

つまり、WEBサイト運営者の目的である、商品・サービスを購入させることを達成した状態がコンバージョンです。

WEB業界での例
「『WEBサイトのコンバージョンは何か』ということを意識してWEBサイトを作成すべきだ。」

IT業界での「コンバージョン」

IT業界でもコンバージョンはよく使用される言葉です。ここでは、データファイルの形式の変換を意味することがほとんどです。例えば、画像ファイルをjpg形式からgif形式にするなど。

WEB業界と区別してIT業界でのビジネスシーンを想定しましたが、書き換え防止のためのワードファイルからpdfファイルへのコンバージョンなどは、どの業界でも見られることなので覚えておきましょう

IT業界での例
「データファイルのコンバージョンに時間がかかりそうです。なにしろデータが膨大すぎて…」

建築業界での「コンバージョン」

建築業界におけるコンバージョンとは、既存の建物を用途変更して再生させること。例えば、賃貸事務所だった建物を集合住宅に用途変更するなど。

間取り変更を必要とする大がかりなリフォームを指すリノベージョンとは異なり、コンバージョンでは、既存の建物の柱や梁、壁などは取り払わずにそのままの間取りでリフォームして付加価値を付けます。既存建物の構造躯体などの使用可能な部分を生かすので、地球環境を配慮した建築のとして注目されつつあります。

建築業界での例
「空き家対策として、わが社でもコンバージョンを積極的に取り入れましょう。」

WEBマーケティングにおけるコンバージョン率

WEB業界では、「コンバージョン率」という言葉が頻繁に使われます。コンバージョン率とは、WEBサイトの訪問者のうちのサイト側が目的とするアクションを取る訪問者の割合のこと。このコンバージョン率を上げることが、マーケティング担当者の課題となります。

コンバージョン率の平均

コンバージョン率の目安をまずは考えてみましょう。まずWEBサイトのアクセスが「指名ワード:企業名や商品名・サービス名、その企業独自のキーワード」によるものか「一般ワード」なのかで分けて考える必要があります。指名ワードで検索した訪問者なら、モチベーションの高いユーザーがターゲットとなっているため、コンバージョン率は他のワードよりも高くなります。

この指名ワードの場合、10%以上が合格ラインと考える専門家もいます。100人いて10人が目標アクションを起こしてくれれば良いということです。また、コンバージョンの頂点は20%程度で、100人来訪してそのうち20人がコンバージョンなら素晴らしい数字だということです。

コンバージョン率を上げる方法

マーケティング担当者にとっては、コンバージョンをより効率的に獲得し、最大化することが課題となりますが、それを達成するにはどうすれば良いのでしょうか。アクセス数はあるけれどコンバージョン率が低いときの改善方法についてのコツいくつかピックアップしてみましたので、参考にしてみてください。

1. 目玉商品に注目させる

サイトのTOPページなど、目立つところに大きく目玉商品を掲載しましょう。目玉商品は、運営側にとってのおすすめ商品であり、ユーザーにとっても最も利益になりうる商品です。これを知ってもらうことで、商品だけでなく会社に対する印象が良くなる可能性もあります。

目玉商品の掲載は3~5つぐらいが良いとされていますので、それらをどーんと紹介していきましょう。

2. コンテンツを最適化する

訪問者にとって非常に重要なところです。商品紹介などの項目はもちろん、見出しや画像、レイアウトなどによってそのWEBサイトの利用価値が決まります。特に見出しや画像など、パッと目に入るもので7割の人が「利用価値があるかどうか」判断しますので、これらを意識しておくと良いでしょう。

ポイントとしては、見出しには商品・サービスの概要ではなく利点を書くこと、信頼できる商品であると伝えること、客を逃さない熱い想いや強烈なメッセージを伝えることが求められます。

3. アクセス者の動線を分析する

前項にも繋がるところですが、アクセスした人がどのようなワードで検索したのか、どのページを見たのかなどはユーザーの動向を知る上で非常に重要です。これらの動線を分析することで、さらに良い紹介の仕方やレイアウトが見えるかもしれません。

4. インターネット広告などの有料施策を活用する

有料施策を活用するのも、コンバージョン率を上げる1つの手。他のWEBサイトから広告バナーなどにより、自社WEBサイトへ導くのが一般的。見込み度合いの高いユーザーがWebサイトにたくさん流入することを目的としています。

コンバージョンの類語・関連語

コンバージョンの類語・関連語も見ていきましょう。

コンバージョンレート

コンバージョンレートとは、コンバージョン率のことです。「rate:率」を英語で言うかどうかですね。会社やひとによってはこちらの言葉を好むこともあるので、併せて覚えておきましょう。

コンバージョンタグ

コンバージョンタグとは、インターネット広告の成果を確認するための設定のこと。通販サイトなどから広告によってサイトへ導くときに、このタグを組み込むことでその広告の成果を知ることができます。

コンバージョンレンズ

コンバージョンレンズとは、撮影レンズの前や後ろに取り付けて、焦点距離を変えることができるレンズのこと。メーカーによってはコンバーター、アタッチレンズ、エクステンダーなど呼び名がさまざまです。

コンバート

コンバートとは、「convert:変換する・転換する」という意味の英語。コンバージョンはこの単語の名詞形です。スポーツでは守備位置の変更などを「コンバート」と使いますが、WEB業界ではコンバージョンというのが一般的で、コンバートはあまり使われません。

コンバージョンはWEBサイト運営の大事な指標!

コンバージョンは、WEBサイトの運営、マーケティングを行う人にとっての大事な指標。コンバージョンを最大化してWEBサイト運営を効率化すれば、会社全体の利益、業界全体の拡大が期待できます。常にコンバージョン率を考えてWEB運営に当たりましょう!

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