ナイーブの意味とは?日本語と英語で違う?使い方・例文・関連語を解説します

ナイーブとは、繊細で感受性が強いこと

ボディケア商品のメーカーであるクラシエには、ボディソープ・シャンプーに「ナイーブ」という商品があります。このナイーブという言葉の本来の意味を知らない人は多いのではないでしょうか。日本語で「ナイーブ」は「繊細で感受性が強い」ということ。

新人

ナイーブって褒め言葉?それとも悪い言葉・・・?
日本語と英語ではまったく意味が違うから、注意が必要よ

先輩

新人

じゃあ、それぞれの意味を覚えておかないとダメですね〜

ナイーブという言葉は、英語になるとまったく意味が異なり、ネガティブな印象が強くなります。意味を知らない人はここで一度確認しておきましょう。

ナイーブの意味

ナイーブとは、どのような意味があるのでしょうか。実は、日本語と英語で意味合いがかなり異なるので、それぞれ見ていきましょう。

日本語のナイーブ

前項目で、日本語では「繊細で感受性が強い」とお伝えしました。しかし、実はナイーブには他にもいろいろなニュアンスがあります。「繊細な」の他にも、「純粋な」「傷つきやすい」「素直な」「飾り気のない」といった意味でも使われます。日本では、ポジティブな意味合いとして使用されることが多いです。

英語のナイーブ

日本語では、そこまでネガティブな印象はありませんが、英語のnaiveでは印象が全く異なります。英語では、「幼稚な」「純粋すぎて無知な」「世間知らずな」「鈍感な」「騙されやすい」というネガティブなイメージばかり。

「あなたは強がって見せてるけど、本当は繊細な人なんだよね、知ってるよ」という気持ちで「You are naive.」などと言えば、英語圏の人は怒ってしまうので注意が必要です。

ちなみに、英語のnaiveはフランス語の「naïve:純粋で素直な、世間知らずで馬鹿正直な」が語源。フランス語では、ネガティブな意味もポジティブな意味も使われます。

ナイーブの使い方・例文

ナイーブの使い方と使用例文を見ていきましょう。ナイーブは、日本では英語ほどネガティブな印象は与えません。

ナイーブの使用例
「彼はナイーブな人だから、すぐ気にしちゃうんだ。もっと優しく言ってあげないと。」
「あの子は父親を亡くしたばかりでナイーブになっている。」
「思春期のナイーブな気持ちも汲んだ上での教育が重要です。」

ここには他人への気遣いや慰め、フォローなどが含まれ、ナイーブと言われた本人を傷つけたり、蔑んだりという印象は受けません。ただし、言い方によっては侮辱的になってしまうので注意。

侮辱的なナイーブの使用例
「ああ、そんなことで会社辞めたいとか言っちゃうの?ナイーブすぎるでしょう。これだから最近の若者は…。」

こんな言い方はもちろん、嘲りを込めて言ってしまえばそれは必ず相手に気付かれますのでご注意ください。下手をすればパワハラ扱いされてしまいます。

ナイーブ・デリケート・ナーバスの違いって?

日本語でナイーブと同義のカタカナ語は、デリケートです。これらは日本語ではほぼ同じですが、英語では大きな違いがありますね。「delicate:優美な、繊細な、精巧な、壊れやすい、華奢な」はその単語1つで多くの意味を持ちます。

一方、日本語で言うナイーブを英語に再度訳すなら「sensitive」や「innocent」が良いでしょう。ナーバスは、「神経質」という意味なので日本語英語ともにナイーブとは違います。

ナイーブの関連語

ナイーブの意味を日本語英語どちらも解説してきました。それでは、ナイーブが付く言葉や関連語を見ていきましょう。

ナイーブヒーロー

ナイーブヒーローは、ルワン氏によるボーカロイド曲。アップテンポでかっこいい曲です。歌詞中に「I’m a ”Naive Hero”! 」という箇所もあり、物語を引き締めます。ヒーローでありながら「自分は未熟だ!」と叫んでいるという、日本人ならではの歌です。

ナイーブベイズ分類器

ナイーブベイズ分類器とは、機械学習の学習手法のひとつ。あるデータをどのカテゴリーに属するかを判定させて学習していきます。スパムメールフィルターやネットニュースの記事のカテゴライズに使われています。

ひと昔前に流行した頭の中に思い描く人物をいくつかの質問を通して当てさせる「アキネーター」もこの手法を用いた遊びです。

ナイーブT細胞

T細胞とは、リンパ球の一種で、免疫を担当する細胞のことを言います。このT細胞が抗原と一度も遭遇したことのない場合、未熟なT細胞という意味でナイーブT細胞と呼んで区別されます。

ナイーブT細胞は、リンパ節内で抗原を提示した樹状細胞と遭遇することで活性化し、細胞外環境によって異なる機能を持つT細胞の亜群へと分化していきます。つまり、未熟な免疫細胞が抗原や外環境により変化するということです。

会話の中でナイーブを取り入れよう!

ナイーブは日本語では繊細、英語では幼稚を表す表現。「君はナイーブな人だね、そんなに落ち込むなよ」なんて慰め言葉ではよくあるものかもしれません。しかし、日本人以外の特に英語圏の人にこれを言ってしまうと慰めるどころか怒らせてしまいます。普段の会話の中で、ナイーブという言葉がどう使えるか見極める必要があるということですね。

しっくりくる場面があれば、ぜひ使ってみてくださいね。もちろん、相手が日本語のナイーブを知っていることが前提です。