スレッドの意味とは?メールやインスタ、IT業界における使い方をわかりやすく解説

スレッドとは「ある話題に関する投稿の集まり」のこと

新人

先輩、会食の件、まだ返事もらってないんですけど~。
昨日返事したわよ。アンタ、メールの見落としが多いから、スレッド機能を使ったほうがいいんじゃない?

先輩

新人

スレッド機能を使ったらどうなるんですか?
インターネットが普及している現代では、スレッドはあたりまえのように目にするようになったカタカナ用語です。簡単にいうと、「ある話題に関する投稿の集まり」をスレッドといいます。

しかし、上の会話の新人くんのように、意味があやふやだという人もいるのではないでしょうか

ここでは、スレッドという言葉の意味だけでなく、種類や関連語なども簡潔にまとめているので、これを機にしっかり覚えていってください。

スレッドの意味をチェック

スレッドのくわしい仕組みや種類も知りたいところですが、まずは言葉の基本的な意味がわからなければ正しく理解できません。英語の意味も含めてチェックしておきましょう。

スレッドの英語

スレッドの語源は英語の『thread』で、次の意味をもつ単語です。

【名詞】
■糸
■糸のように細いもの
■筋道
■ねじ山 など
【動詞】
■糸を通す
■縫うようにして進む
■ねじ山をつける など

英語のスレッドは、とても幅広い意味をもつ英単語ですね。英熟語ではこんな使い方をします。

■thread a bead(ビーズを糸に通す)
■thread a needle(針に糸を通す)
■thread connection(ねじ接続)
■thread of success(成功の筋道) など

カタカナ語のスレッドとは?

カタカナ語のスレッドは、英語のthreadの中でも『糸』の意味が語源になります。本来の糸も、細い糸が寄り集まって1、本の糸になっています。

また、『筋道』の意味もあることから、スレッドが『細い糸状のものの集まり』を表すようになりました。そこから派生して、同じように進んでいる事柄の一つを表す言葉となったのです

そして、今では主にインターネット用語で、『ある話題に関する投稿の集まり』の意味をもつ言葉として広く使われています。

スレッドが登場するシーンとは?

メール、SNSなどを含め、インターネット上で主にスレッドが登場しますが、それぞれの分野でどんな使い方をしているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

スレッドの意味①:メール

メールでは、件名ごとに分類する表示方法を『スレッド表示』といいます。件名ごとにメールを集めて表示すると、同じ話題の内容を確認しやすくなります。パソコン上だけでなく、スマートフォンのメールでも設定できるようになっています。

スレッドの意味②:インスタ

インスタでは、投稿にコメントを入れると、自動的にスレッドが作成されます。そして、そのコメントに返信すると、会話形式で表示されるようになります。

たとえば、Aのコメントの直下にある『返信する』を選ぶとAに対する返信ができます。Bの直下にある『返信する』を選ぶとBに対する返信ができるようになっています。

同じ投稿に対するコメントが、スレッドとなって確認できるのです。

スレッドの意味③:ツイッター

ツイッターでは、複数のツイートをつなげて投稿する機能を『スレッド』といいます。

1回にツイートできる文字数には制限があるため、内容によって伝えたいことをすべて書ききれない場合があります。そんなときに、『ツイートの追加』というボタンとクリックすると、次のツイート画面への作成ができる仕組みがあります。

スレッドの意味④:掲示板

インターネット上には、さまざまな掲示板があります。そこに、投稿されている話題そのものが『スレッド』になります。

掲示板に何かを投稿すれば『スレッドを立てた』ということになり、投稿されている内容に返信をすれば、『スレッドに返信』となります。

[その他]スレッドには「ねじ」という意味も

DIYが趣味の人、モノづくりを仕事にしている人であれば、『スレッド』と聞けば『ねじ』が思いつく場合もあるでしょう。ねじ全般をスレッドと呼ぶのではなく、スレッドはねじの種類の一つ。『コーススレッド』『クロススレッド』など、用途によって使い分けます。

基本的には『投稿の集まり』を指すスレッドですが、「ねじの種類もあるんだな」という豆知識として覚えておいてください。

IT分野におけるスレッドの意味

IT分野では、プログラムの実行単位を『スレッド』と呼びます。何かをソフトを起動させる場合、中ではいくつものプログラムが動いています。その一つひとつがスレッドです。

何か物事を実行するときの例として、わかりやすく料理を考えてみましょう。メニューが『デミグラスソースハンバーグ』の場合、『ハンバーグを作る』『デミグラスソースを作る』という2つの実行単位(=スレッド)ができるわけです。

ITのスレッドは「CPUが実行できる仕事の数」

コンピューターには心臓部にあたるCPU(中央処理装置)が必ずあり、そこで実行できる仕事の数をスレッドと呼んでいます。

CPUの性能が、『3コア/3スレッド』だった場合には、3つの同時処理が可能。つまり、このスレッドの数字が多ければ多いほど、効率的に処理ができることになります。

スレッドとプロセスの違い

プロセスとは、『過程』や『手順』を指すカタカナ語で、このプロセスの内部にスレッドが存在します。

ITの世界では、一つひとつのアプリケーションや、それを管理しているものがプロセスにあたります。そして、それらを動かす処理の単位がスレッドになります。

なお、プロセスについては次の記事でくわしく解説しているので、こちらもぜひ読んでみてください。
プロセスの意味は?ビジネス・IT業界での意味に違いはある?正しい使い方も例文でチェック!

スレッドの使い方・例文

さまざまな意味をもつスレッドですが、どのように使うのが正しいのか迷いがちですよね。そこで、よくある使い方での例文を紹介しておきます。

スレッドを立てる

例文1

新人

掲示板にスレッドを立てたけど、コメントがつかない。内容がマニアックすぎたかなぁ。
例文2
単独ライブの宣伝をするため、告知用の掲示板にスレッドを立てることにした。

スレッドを作成する

例文3
インスタにスレッドを作成する機能が追加されたので、コメントに対する返信がしやすくなった。
例文4
スレッドを作成すれば、ツイッターでも長文を書くことができる。

スレッドの関連用語

カタカナ語には、セットで登場しやすい言葉がいくつかあります。これらの関連語を一緒に覚えると、さらに『スレッド』の使い方を理解しやすくなるので、チェックしておきましょう。

IT関連の用語

IT用語は、その分野に携わらないとちょっと難しいところがありますよね。インターネット上での言葉であれば知っていると便利ですが、専門用語は豆知識として覚えておく程度で問題ありません

スレッドセーフ

スレッドセーフとは、プログラミング用語の一つです。プログラムを実行する際、一つのスレッドのみを動かすシングルスレッドと、複数のスレッドを同時に動かすマルチスレッドがあります。

スレッドセーフはマルチスレッドに関わる言葉で、複数のスレッドを同時に実行しても問題ないという意味で使われます。

ねじ関連の用語

ねじやビスと呼ばれているものにはたくさんの種類があり、それに関する言葉も多く存在します。ここでは、ねじという意味の『スレッド』に関する用語を2つ紹介しておきますね。

スレッドコンパウンド

ねじで長期間固定していると、徐々に焼きついて固着してしまいます。ねじの固着を防止するための薬剤をスレッドコンパウンドといいます。

スレッドステム

スレッドステムとは、自転車のフロント部分とハンドルバーの真ん中をつなぐ部品を指します。昔からある、古いデザインの自転車のハンドルの形式を思い浮かべると簡単です。

たるんだ皮膚を、細い吸収タイプの糸で引き上げる『スレッドリフト』という美容施術もあるわよ。

SNSやメールでも登場するスレッドの意味を知っておこう!

インターネットが普及している今、知っていてあたりまえのように『スレッド』という言葉が登場します。ビジネス会話で使われる可能性もあるため、正しい意味や関連語をきちんと覚え、スムーズに用語を利用できるようになってください。