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ベンダーの意味とは?サプライヤーとは違う?英語・類語・関連語や使い方もわかりやすく解説

ベンダーとは『売り主』のこと

先輩

このビルの1Fにベンダーが設置されるらしいわよ。便利になりそうねぇ。
1Fにオフィスフロアなんてありましたっけ?

新人

先輩

ないわよ。…あ、そうか。私が前にいた会社じゃ、自動販売機のことをベンダーって言ってたのよ。言葉の使い方っていろいろよね。

ベンダーの意味は、ビジネスシーンでは『売り主』ですが、流通業界、IT業界、建築業界など、分野によっては違う意味で使われています

また、現代ではベンダーと使い方を迷ってしまいがちなカタカナ用語もあります。こちらの記事では、ベンダーの意味だけでなく、類語や関連語も紹介していきます。それぞれの言葉を区別して使えるように、しっかり学んでいってください。

ベンダーの意味をチェック

「ベンダー企業ってどこ?」「〇〇会社のベンダーは…」など、『ベンダー』という言葉を耳にする機会があるかもしれません。しかし、意味をなんとなく理解している人は多いはず。ほかの言葉と区別するためにも、まずはベンダーの意味をきちんと頭に入れておきましょう

ビジネス用語としてのベンダーの意味

カタカナ用語のベンダーは『売り主』を指しますが、ビジネスシーンにおいては特に『販売会社』の意味で使われています。IT業界でよく登場するのですが、開発のみを行う会社はベンダーとは言わないので、間違わないよう注意が必要です。

また、飲料業界では『自動販売機』をベンダーと呼ぶことが多いです。飲料業界からほかの業界に転職したときには、会話がかみ合わないシーンがあるかも…。そのほかの業界では、ベンダーがどんな意味で使われているのでしょうか?

ベンダーの意味その①:IT業界

IT業界では、ソフトウェアやシステムを販売する企業を『ITベンダー』と呼びます。この中には、開発はほかの企業に委託しているところもあるので、必ずしも『開発・製造・販売』がセットにならないことを頭に入れておく必要があります。

また、IT業界には開発・製造のみを主に行う企業や、開発から販売まで行う企業も多く存在します。『開発ベンダー』や『システムインテグレーター』という言葉で仕事を区別することも多いです。

開発ベンダー
ITベンダーの中でも、開発・製造・販売を一貫して行う企業を開発ベンダーといいます。
システムインテグレーター
顧客からシステム開発の受注を受け、企画・設計・開発・販売を行い、さらに運用まで請け負う企業をシステムインテグレーターといいます。

ベンダーの意味その②:食品

食品業界では、スーパーやコンビニなど、自社では製造せず商品を仕入れて販売している企業・店舗を指します。

ベンダーの意味その③:流通

流通業界でのベンダーは、販売するところの立場によって変わるため、ちょっとだけ複雑です。

たとえば、前の項目で紹介したスーパーやコンビニは、消費者から見ればベンダーです。しかし、これらの店舗にも仕入れ元があるため、スーパーやコンビニから見れば、卸売店やメーカーがベンダーになります。

さらに、卸売店は、メーカーから商品を購入しているため、メーカーがベンダーとなるわけです。

ベンダーの意味その④:建築

建築業界でのベンダーは売り主の意味ではなく、鉄製品を曲げる器具を指します。バーベンダーとも呼ばれており、電動式、手動式の2種類が存在します。

ベンダーの英語の意味

英語のvendor(ベンダー)は、動詞形vend(売る)の名詞形で、次の意味をもつ単語です。

■売り主
■行商人
■売り子 など

日本語のベンダーと同じように、売り主という意味がありますね。そして、熟語としてはこんな言葉があります。

■vendor selection(業者選定)
■vendor information(売り主情報)
■vendor campus(配送拠点)
■pushcart vendor(露店) など

ベンダーとメーカーとの違い

メーカーとは、製品を作る人や企業を指します。メーカーが製造したモノを販売するのがベンダーです。しかし、メーカーの中には販売も行う企業があり、この場合はメーカーもベンダーとなります

ベンダーとサプライヤーの違い

よく耳にするけれど、一番わかりにくいのか、『ベンダー』と『サプライヤー』の違いではないでしょうか。

一言でいうと、サプライヤーは商品を供給する立場です。メーカーが製造した商品をサプライヤーに販売。そして、サプライヤーからベンダーへ販売。さらに、ベンダーから消費者へ販売という流れになります。

農作物なら、農家がメーカー、卸売り市場がサプライヤー、スーパーがベンダーですね。なんとなくイメージがわきましたか?

ベンダーの関連語

カタカナ用語には一つの言葉に対して、関連する言葉がいくつも存在する場合があります。ベンダーもその一つで、「ベンダー」がつく用語はたくさんあるのです。これを機に関連語も一緒に頭に入れておきましょう。

マルチベンダー

複数メーカーの商品を取り扱うベンダーのこと。たとえば、家電量販店では、Panasonic、ソニー、シャープなど、いろいろなメーカーの商品を置いていますよね。これがマルチベンダーです。

一方、『ソニー製品販売店』『Panasonic製品販売店』など、一つのメーカーに特化している店舗があります。こういった販売者はシングルベンダーといいます。

ベンダーコントロール

システムを開発する場合、多くの場合は一つの部署で完結するわけではありません。ネットワークの設計や構築、配線業者、電気設備業者など、さまざまな分野のベンダーが携わります。これら複数のベンダーに的確に指示を出すなど、さまざまな業務のとりまとめをすることを、ベンダーコントロールといいます。

ベンダーリース

通常のリースは、リース会社が商品を購入し、リース会社と契約を結んで対象商品を使う形式になります。

一方、ベンダーリースは、ベンダーが代行してリースの受付や契約を行うリースの仕組み。通常のリースより時間も手間も減るため、クイックリースと呼ばれる場合もあります。

[ビジネス版]ベンダーの使い方・例文

ベンダーの意味がわかれば、使い方は簡単かもしれません。しかし、使い方に悩む人もいると思うので、参考までに例文をいくつか用意しました。場面を想像しながら読んでみてくださいね。

例文1

システム開発会社を吸収したことにより、当社はITベンダーから開発ベンダーに形態を変更する方針となりました。
例文2
秋の新商品は、量産数量をおさえる方向なので、どこのベンダーに売り込むのかを慎重に検討する必要があるだろう。
例文3

自社の通販サイトを開設したことにより、当社はベンダーを兼ねたメーカーとなります。

ベンダーの意味を正しく理解し類語と使い分けよう

モノの流れによって、販売者になったり、仕入れ側になったり、しっかり固定された立場ではないベンダー。ほかの関連語も理解しておき、正しく使い分けられるようにしましょう。