「感謝申し上げます」とは?意味や使い方・例文・類語・英語表現を解説

「感謝申し上げます」は「ありがとうございます」ってこと!

先輩

ふう…。何とか間に合ったわね。次からはちゃんと一人で片づけるようにしなさい!
絶対に無理だと思っていたので本当に助かりました!感謝申し上げます!

後輩

先輩

大げさに感謝しても次はないからね。

「感謝申し上げます」は、「ありがとうございます」と同じ使い方ができる言葉です。

ビジネスシーンでの使用頻度が高いため、日常的に使っている人も多いのではないでしょうか。そのほかにも、披露宴などのおめでたい席で感謝を表す言葉としても使われます。

当記事で「感謝申し上げます」の意味や使い方とともに、似た意味をもつ類語もあわせて覚えましょう。

「感謝申し上げます」の類語(言い換え表現)
・「ありがとうございます」
・「お礼申し上げます」
・「深謝申し上げます」

「感謝申し上げます」の意味と使い方

「ありがとうございます」と同じ意味で使える「感謝申し上げます」の意味や使い方についてご説明します。

「感謝申し上げます」の意味

「感謝申し上げます」の意味を詳しくみていきましょう。

まず、「感謝」は”ありがたく感じている様子”をあらわし、「ありがとう」の意味をもちます。

「申し上げます」は、「言う」の謙譲語の「申し上げる」に丁寧語の「ます」をつなげた言葉です。

「申し上げる」は”言わせていただきます”の意味なので、「感謝申し上げます」を直訳すると、“感謝を言わせていただきます”=「ありがとうございます」となります。

「感謝申し上げます」の使い方と例文

「感謝申し上げます」は、敬語表現なので、対等な関係や目下の人には使用しません。ビジネスシーンで関わりの多い上司や取引先など、目上の相手に対して使用するのが一般的です。

「感謝申し上げます」は口頭でも使えますが、固い表現なので近しい上司に使うと大げさだと思われるケースもあるため、相手との関係性も考えながら使う必要があります。

「感謝申し上げます」の例文

「感謝申し上げます」のさまざまな使い方を例文でご紹介します。シチュエーションにあわせて適切に使っていきましょう。

基本的な「感謝申し上げます」の例文

例文1

担当者

このたびはお足元が悪いなか、お越しいただき心より感謝申し上げます
今日はよろしくお願いいたしますね。

クライアント

例文2

クライアント

今回はお話ができてよかったです。
このたびは貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。ご協力いただいたこと、心より感謝申し上げます

担当者

目上の相手や大事なビジネスパーソンに対して、丁重にお礼をいう場面で使用します。距離感が近い相手には堅苦しく思われがちな言葉なので、そうでない相手に使用するのが適切です。

手紙やビジネスメールでの「感謝申し上げます」の例文

例文1

後輩

顧客へのお礼状ってどんな文言がいいんでしょうか?
“日頃からの格別のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。”とか”平素は格別のご愛顧を賜り、厚く感謝申し上げます。”がいいかしらね。

先輩

例文2

後輩

“このたびはご協力いただき、深く感謝申し上げます。”っと。こんな感じの返信でいいですかね?
そうね、ちゃんと相手に感謝していることを強調しておくのは大事よ。

先輩

手紙やメールでも基本的には口頭と変わらない使い方になります。口頭と異なるのは、柔らかい表現やくだけた印象のある「話し言葉」ではなく、正確な文章を用いた固い表現での「書き言葉」中心となります。

「平素」や「拝啓」など、ビジネスメールでの挨拶の基本形となる単語とあわせて使用するのが望ましいです。

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披露宴やスピーチでの「感謝申し上げます」の例文

例文1

上司

Aくんの今後のご健勝をお祈り申し上げます。また、お集まりいただきましたみなさまには重ねて感謝申し上げます
みなさん本当にありがとうございます!

Aくん

例文2

部下

えーっ…本日はお忙しいなかお集まりいただき、みなさまに感謝申し上げます
緊張しすぎて顔が真っ青だけど大丈夫なのかい?

上司

例文3

部下

部長のこれまでのご功労に感謝申し上げます。つつがなくご退職の日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。
みんなこれまで本当にお世話になったね。

上司

披露宴やスピーチでの使い方も大きく変わりはありません。お世話になった、または集まってくれた方々への感謝を言葉で示しましょう。日ごろの感謝を伝えるときや、繰り返しのお礼になる場合は”重ねて感謝申し上げます”と表現するのが適切です。

「申し上げます」と「いたします」の違い

「感謝申し上げます」は「感謝いたします」と言い換える場合があります。「申し上げます」と「いたします」は、「感謝をいう」と「感謝をする」の違いです。

どちらも謙譲語で相手に敬意を払う「ありがとうございます」の意味をもち、目上の人に使える敬語表現です。使い分けに大きな違いはありませんが、定型文として使う場合や厳粛にお礼を伝える際には、「感謝申し上げます」を使うのが適切です。

「感謝申し上げます」の類語・言い換え表現

ビジネスシーンや披露宴など、目上の人やフォーマルな場で使える「感謝申し上げます」の意味をもつ言葉はほかにもあります。類語・言い換え表現をチェックしながら、実際の使い分けに役立てていきましょう。

「ありがとうございます」

日常会話でもよく使われている感謝の言葉です。単純明快に相手に対してお礼を伝える際に使用します。

目上から目下の人まで幅広く使えますが、気軽さゆえに”感謝が足りない”とされるケースも少なくありません。使用する場合は相手との距離感や雰囲気を考えるほか、ニュアンスや抑揚にも注意しましょう。

例文1

上司

これに懲りたら、以後気をつけるように。
はい!ご指導ありがとうございます!

部下

例文2

上司

しっかりとまとまっている文だね。よくできているよ。
ありがとうございます!お褒めに預かり光栄です!

部下

「お礼申し上げます」

「感謝」を「お礼」に置き換えた「ありがとうございます」の敬語表現です。「お礼申し上げます」も、目上の人への挨拶からメールまでビジネスシーンで幅広く使えます。

例文

クライアント

では、資料をまとめておきましたので、担当の方にお渡しください。
本日は貴重なお話をお伺いさせていただき、心よりお礼申し上げます。

受付係

「深謝申し上げます」

「深謝」は、“深く感謝する”との意味をもつ言葉です。「深謝」は、感謝以外に”深くおわびする”意味もあります。

「感謝」の意味での例文

部下

このたびの件では、多大なご支援をいただき深謝申し上げます。
さすがにそこまでかしこまった態度だと、なんだか怖いなぁ~。

上司

「謝罪」の意味での例文

部下

このたびは多大なご迷惑をおかけいたしまして申し訳ありませんでした。心より深謝申し上げます。
まさか君までやらかすとは予想外だったよ。

上司

心から「感謝」または「謝罪」する場合は「深謝」を使いましょう。

「感謝申し上げます」の英語表現

「感謝申し上げます」はビジネスシーンにおいて非常によく使われるフレーズです。

英語で表現する機会が訪れるときに備えてメールや会話での使い方を身につけておきましょう

「感謝申し上げます」の英語表現
「感謝申し上げます」は英語で・・・
thank you
と表現できます。

「感謝申し上げます」の英語表現を使用した例文はこちらです。

例文
・Thank you from the bottom of my heart for comming here.
⇒お越しいただき心より感謝申し上げます
・Thank you very much for your continued patronage.
⇒平素は格別のご愛顧を賜り、厚く感謝申し上げます
・Thank you very much for your cooperation.
⇒このたびはご協力いただき、深く感謝申し上げます
・Thank you for gathering today despite being busy.
⇒本日はお忙しいなかお集まりいただき、みなさまに感謝申し上げます

目上の人には「感謝申し上げます」を使ってお礼を伝えよう!

「感謝申し上げます」は、相手にへりくだって感謝を示す言葉です。「ありがとうございます」と感謝を伝えるシチュエーションは多くでてきますが、「感謝申し上げます」を含め、類語も覚えておくことで、適切に使い分けができるでしょう。

お世話になった人や助けてくれた人に対し、感謝の意を言葉で示すと人間関係は円滑になります。「感謝申し上げます」を正しく使い、ありがとうの気持ちを伝えましょう