「ご愛顧」とは?「ご愛好」と何が違う?読み方や類語・英語表現など詳しく解説!

「ご愛顧」は目をかけてくれたことに対して使う言葉

「ご愛顧」は”目をかけてくれた、ひいきにしてくれた”ことに対して使う言葉です。

「ご愛顧」は敬語であるため、目上の人や取引先に対して使用可能ですが、注意点として、こちら側が目をかけていたり、ひいきにしている場合は使用できません。

「ご愛顧」と同じニュアンスで使用できる言葉はいくつか存在していますが、どれもビジネスシーンで使用可能なため、類語(言い換え表現)も併せて覚え、語彙力を高めましょう!

「ご愛顧」の類語(言い換え表現)
・お引き立て
・ご贔屓
・お力添え
・ご高配
・ご支援

「ご愛顧」の読み方や意味

「ご愛顧」は”ごあいこ”と読みます。

「ご愛顧」の「愛顧」とは芸人や商人などをひいきにする、引き立てると言う意味を持っており、「愛顧」に丁寧語の「ご」が加えられた敬語表現となっています。

「ご愛顧」と「ご愛好」の違いは?

「ご愛顧」に似ている言葉として「ご愛好」があります。言葉としては似ていますが意味は違うため、使い分けできるように確認しておきましょう。

「ご愛好」の意味

「ご愛好」は”愛でる”や”好む”といった意味になります。

”目をかけてくれた、ひいきにしてくれた”ことに対して使う「ご愛顧」とは意味が異なりますので注意してください。

「ご愛好」の使い方

「ご愛好」は「〇〇愛好会」「〇〇愛好家」など、会の名称やその人を形容するフレーズとして用いられることが多い言葉です。

・ゴルフ愛好会を発足させました。
・〇〇さんは読書愛好家だと言われています。

「ご愛顧」の使い方と例文

「ご愛顧」の読み方や意味、「ご愛好」との違いが分かったうえで正しい使い方を例文と共に確認していきましょう。

「ご愛顧くださり」を使用した感謝を伝える例文

「ご愛顧くださり」を使用した例文を確認していきましょう。

・ご愛顧くださりありがとうございました。
・日頃からご愛顧くださり感謝いたします。

「ご愛顧」は”目をかけてくれた、ひいきにしてくれた”ことに対する言葉であるため、相手に対して感謝の気持ちを伝えることが可能です。

「ご愛顧賜りますよう」を使用した締めに使える例文

「ご愛顧賜りますよう」はビジネスシーンでもよく使われます。

・末永くご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

「賜る」は”もらう”の謙譲語です。「これからもひいきにしてくれるよう、お願いします」との意味になり、締めのフレーズとして使用できます

「ご愛顧ください」を使用した感謝・締めに使える例文

・ご愛顧くださいまして、まことにありがとうございます。
・今後もこれまでと同様、ご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

「ご愛顧ください」に加えられる前後の言葉を変えることで感謝や締めのフレーズとして使用可能です。

「ご愛顧を承る」は使い方として正しい?

「ご愛顧を賜る」ではなく「ご愛顧」に「承る(うけたまわる)」を加えた「ご愛顧を承る」との表現は使い方として適切ではありません

「承る」は”受ける”、”聞く”、”伝え聞く”の謙譲語であり、”目をかけてくれた、ひいきにしてくれた”との意味とは異なります。

「ご愛顧」の類語(言い換え表現)

「ご愛顧」はビジネスシーンでもよく使われる言葉です。同じ言葉を繰り返し使用しても問題ありませんが、類語も併せて覚えておくことで様々なシチュエーションに適した言い換えが可能です。

また、言い換えることで、同じ言葉ばかりを使用して相手に”くどい印象”を与える可能性もなくすことができます。

お引き立て

・平素は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
・今後ともお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

「お引き立て」は”引き立てる”や”ひいきにする”との意味を持つため、「ご愛顧」と同じニュアンスで使うことができます。

「お引き立て」を使用した例文はビジネスシーンでも非常によく使われます

ご贔屓

・平素は格別のご贔屓にあずかり、誠にありがとうございます。
・引き続きご贔屓を賜りますようお願い申しあげます。

「ご愛顧」はひいきしてくれたことに対して使う言葉であるため、同じニュアンスで使える「ご贔屓」に言い換えが可能です。

「ご贔屓」を使用したフレーズもビジネスシーンで定型文としてよく使われるため覚えておきましょう。

お力添え

・お力添えいただき、誠にありがとうございました。
・お力添えいただきたく存じます。

「お力添え」は”力を貸してもらう”との意味を持つ言葉です。取引先の支援がなくては成り立たない事案に対するお礼やお願いのフレーズとして使用可能です。

ご尽力

・ご尽力いただき、誠にありがとうございました。
・ご尽力くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

「ご尽力」も「ご愛顧」の言い換え表現として使用できます。力を尽くすことを意味するため、相手へのお礼や、力を貸してほしいときの依頼のフレーズとして使用できます。

ご高配

・平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
・ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

「ご高配」は、相手からの配慮や気遣いに対して感謝の意を表す言葉です。お礼とともに配慮や気遣いを依頼する際にも使用できます

ご支援

・ご支援いただき誠にありがとうございました。
・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

「ご支援」は言葉通り、支援をされたことに対するお礼や、支援してもらいたいことに対して使うことが可能です。

ご厚情

・平素は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
・ご厚情に深く感謝申し上げます。

「ご厚情」は思いやりや深い情けを意味する言葉です。日頃からのお礼以外に、何かをいただいた際、相手の思いやりに対して使うことができます。

「ご愛顧」の英語表現

「ご愛顧」の英語表現も確認しておきましょう。

・Thank you for your patronage!
⇒ご愛顧くださりありがとうございました。
・I am deeply grateful for your patronage.
⇒日頃からご愛顧くださり感謝いたします。
・May I always be under your patronage.
⇒末永くご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
・Thank you from the bottom of my heart for your patronage.
⇒ご愛顧くださいまして、まことにありがとうございます。
・Please take me under your patronage from now on as well.
⇒今後もこれまでと同様、ご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

「ご愛顧」を正しく使って取引先と良好な関係を!

「ご愛顧」は取引先など相手が”目をかけてくれた、ひいきにしてくれた”ことに対して使う言葉です。

ビジネスにおいて取引先と良好な関係を保つことはとても重要です。そのためには言葉遣いにも注意する必要があります。「ご愛顧」を正しく使い、良好な関係が継続できるビジネスパーソンになりましょう!

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