オリエンテーションの意味とは?ビジネス・医療・学校での使い方やガイダンスとの違い・類語まで徹底解説

オリエンテーションとは、これからの説明をすること!

新入生オリエンテーション、新入社員オリエンテーションというものに参加したことがあるという人はたくさんいますよね?これらの言葉が広く知られているので、オリエンテーションは『研修』とか『説明会』という意味だと思っている人が多いかもしれません。

しかし、『オリエンテーション』のもとは『方向づけをする』ということが本質にあり、これからどういう方向に行くのかということをはっきりさせるという目的をもって使われます

ビジネスの世界ではオリエンという略語で使われることも多く、業界によって主になる意味合いが違っています。それでは以降の項目でもっとわかりやすく、詳しく解説していきます。

オリエンテーションの意味

英語では『orientation』と表記し、辞書上では次のように様々な意味をもっている言葉です。

■(新しい環境や考え方などに)適応、順応
■方向づけ
■方位(をあわせる)
■方向を定める

また、英語では以下のようによく使われています。

■orientation meeting(事前説明会)
■I attended the school orientation.(私は学校の説明会に出席した。)

『オリエンテーション』という言葉は学校や会社で新しく入ってきた人が新しい環境に早く順応できるような活動や説明会のことを指すことが多いのですが、業界によって『オリエンテーション』がもつ意味が少し違ってきます

学校で使われるオリエンテーション

入学した後に、学校に一日でも早く慣れてもらうという意図も含め、規則や基本的なルールを説明をするための場が設けられますよね?

また、進級してクラス替えがあった際にも新しいクラスに早くなじめるよう「こんなクラスにしていきましょう」という話しを担任の先生が話す時間が設けられるかと思います。こういった説明会のような形式を『オリエンテーション』と呼んでいます

このオリエンテーションと呼ばれる説明会は、自分の考え方や、先生方の話したことをしっかり理解できない小学校一年生や幼稚園、保育園に関しては、保護者向けに行われるのが一般的です。

ビジネス用語でのオリエンテーション

ビジネスにおけるオリエンテーションの代表的なものは、新入社員向けのオリエンテーションでしょう。 これは、学校を卒業して初めて社会に出た新人に社会人としての基本的なルールを説明したり、会社の方針などを知ってもらうことを主に目的としています。

その他、広告業界では、広告を掲載してもらいたい企業が、広告の制作会社にむけて商品の説明や広告掲載にあたっての要点、さらには予算、製作スケジュールなどを説明することを『オリエンテーション』と呼んでいます。

このように頻繁にオリエンテーションが開かれるような場所においては『オリエン』と省略して使われることも多いようです。「〇〇社のオリエンは明日の午後になりました」というような使い方をします。

医療用語でのオリエンテーション

医療業界においても、新人の看護師や医師に向けての説明会などは『オリエンテーション』と呼びますが、この業界ではもう一つ違った意味で使われています。

そのもう一つの意味とは『意識障害の指標となる見当識』。簡単にいうと、自分が今どこにいるのか?今日は何日で今何時なのか?ここにいるのは誰なのか?など、自分が置かれている基本的な状況を把握する力を指します。

そして、認知症を改善させるリハビリの一つとして『リアリティ・オリエンテーション』というものが取り入れられています。

これは、介護施設などでレクを行う際に進行役のスタッフと共に名前や日時などの基本情報を確認していく方法が代表的です。普段の会話で「桜が咲く季節になりましたね」などと状況把握につながるような声かけをすることもあります。

建築用語でのオリエンテーション

建築業界では設計図で北がどの位置になるのかを調べたり、それを設計図に記入したりすることをオリエンテーションと呼んでいます。

この記事の最初のほうでオリエンテーションが持つ意味をご紹介しましたが、その中の『方位(をあわせる)』が建築業界での意味にあたりますね。

オリエンテーションの使い方

オリエンテーションという言葉がどこでどんなふうに使われているのかはだいたいおわかりいただけましたか?それではここで使い方の例をいくつかご紹介しておきます。

【例文1】
「明日は新入社員オリエンテーションが行われます。」
⇒新入社員への入社後の説明会を行うという意味です。

【例文2】
「この広告の件でクライアントからオリエンを受けてきます。」
⇒広告掲載の件でクライアントから商品説明などを受けてくるという意味です。

【例文3】
「〇〇邸の図面にオリエンテーションがないよ。」
⇒図面に方位が記載されていないという意味です。

オリエンテーションの類語

ここではオリエンテーションと似たような意味をもつ言葉や関連語についていくつかご紹介しておきます。

オリエンテーションとガイダンスの違い

ガイダンスとは、何もわからない初心者の人に対し、初歩的な説明や案内をすることを指します。オリエンテーションは、初歩的なことを説明するということよりも、主に新しい環境に適応してもらえるように組織の方針やシステムを説明することを主としているという違いがあります。

ビジネスでオリエンを受けたあとはコンペがつきもの

『コンペ』とはコンペティションの略で、『競争』『競技』と意味を持っている言葉です。

建設業界やデザイン業界においては、商品の説明や予算などの説明をする『オリエンテーション』のあとに『コンペ』を行って、優れた案を出してくれた会社の案を採用するという方法がよくとられています。

似て非なるもの、オリエンテーリングとは

『オリエンテーション』と『オリエンテーリング』は言葉が似ているので関連語のようにとらえている人がいるかもしれませんが、これは間違っています。

オリエンテーリングとは、主に野外で行うもので、地図に示された目印を頼りに、事前に設定されたいくつかの地点を通過しながらゴールを競う競技のことをいいます。

会社で行われる新人説明会に参加する時に「今日はオリエンテーリングがあるから」という言い方は間違ってもしないようにしましょう。

あなたがいる業界にあったオリエンテーションの使いかたをしよう

『オリエンテーション』は、学生時代、新人時代に理解していた『説明会』という意味ではないということはおわかりいただけましたか?この記事の内容を是非参考にしていただき、あなたがいる業界にあった『オリエンテーション』を上手に使えるようにしていきましょう。

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