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資格の勉強を始める前に、気になるのはやっぱり難易度。パソコンスキルの資格として人気の高いMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)はどうなのでしょうか?
今回はMOSの出題内容や類似資格との比較から、どの程度の難易度なのかを検証します。
MOSはそんなに難しくないって本当?
先輩
日常的にOfficeアプリケーションを使い慣れている人にとっては、あまり難しくないといわれるMOS。実際はどうなのでしょうか?
MOSの合格率は非公開
資格試験の難易度の目安といえば合格率。しかしながら、MOS公式では合格率を公開していません。
MOSの講座を開講している資格スクールやパソコンスクールでは、おおよそ合格率は7割~9割といわれています。充分に事前準備をして臨めば、決して難しい試験ではないとみてよいでしょう。
出題傾向はおおむね一定している
MOSは、毎回出題内容が一定していて、模擬試験や練習問題で対策が取りやすい資格です。そのため、多くの受験者が独学でチャレンジしています。
パソコン操作自体の経験が浅い方は別ですが、短期で合格する人も多いです。スキルがある人にとっては、比較的易しい資格といってよいでしょう。
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MOS合格までに必要な勉強時間はどれくらい?スキル×レベル別に検証!
MOSの科目別・レベル別の出題内容をチェック!
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MOSはアプリケーション・バージョンごとに試験が行われます。WordとExcelについては、スペシャリスト(一般)とエキスパート(上級)の2つのレベルにわかれています。
MOS資格 スペシャリストとエキスパートの違いは?どちらを取るべき?
ここでは、試験の難易度を把握する目安として、主な出題内容をチェックしてみましょう。
MOS2016の主な出題内容
Officeアプリケーションは、バージョンが変わると機能も若干変更となります。MOSの試験もバージョンごとに内容がかわります。使い慣れているバージョンを選択する方が多いですが、古いバージョンだと試験自体が終了となることも。できれば新しいバージョンの試験を受けることをおすすめします。
ここでは参考までにMOS2016の出題内容を一部ご紹介します。
スペシャリスト | エキスパート | |
Word | 文書作成、書式設定、印刷、表作成、グラフィック挿入 | 校閲、スタイル作成、索引の作成、差し込み印刷、文書パーツ、マクロ作成 |
Excel | ワークシート、テーブル作成、基本的な関数・グラフ作成 | 校閲管理、条件付き書式、データ分析、高度な関数やグラフ、ピボットテーブル |
PowerPoint | プレゼンテーション作成、テキスト・グラフ・図形の挿入、アニメーション設定 | |
Access | データベース作成・管理、テーブル・クエリ・フォーム作成、レポート作成 | |
Outlook | メール設定、メッセージ管理、スケジュール管理、設定のカスタマイズ |
各バージョンごとの出題範囲の詳細はMOS公式サイトで公開されています。知らない項目や普段使いこなせていない機能がないか、あらかじめチェックしておきましょう。
参考
試験概要MOS公式サイト
4科目制覇でマイクロソフト オフィス スペシャリスト マスターを目指そう!
MOSは同一バージョンで規定の4科目に合格すると「マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスター」という称号が得られます。バージョンによって科目の構成は異なりますが、主にWord・ExcelのエキスパートとPowerPoint、その他1科目というケースが多いです。
マスター称号は、複数のOfficeアプリケーションをバランスよく使いこなせる総合的なスキルの裏付けになります。PC操作スキルに自信がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
参考
マイクロソフト オフィス スペシャリスト マスターについてMOS公式サイト
他のPC資格と比べてみると?
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PC関連の資格は、MOS以外にもさまざまな種類があります。ここではMOSと類似の資格や、MOSとあわせて受験したい資格について、概要や難易度を簡単にご紹介します。
実務に必要なPCスキルを測る「日商PC検定試験」
<難易度:★☆☆ おすすめ度:★★☆>
商工会議所主催の検定で、企業実務に必要な文書作成やデータ活用、プレゼン資料作成などのスキルを測ります。出題は、WordやExcel、PowerPointの操作が中心。ベーシック、3級~1級の4段階ですが、難易度はMOSよりやや易しいとされています。
MOS同様、知名度の高い検定なので、受験してみてもよいでしょう。
参考
日商PC商工会議所の検定試験
インストラクター資格認定も目指せる「パソコン技能検定Ⅱ種試験」
<難易度:★☆☆ おすすめ度:★☆☆>
全日本情報学習振興協会が主催する幅広い世代を対象とした資格。ビジネス文書作成スキルを測る検定で、1~6級とインストラクター資格認定があります。一般社会人向けは1級・2級で、難易度はMOSと同程度か、少し易しいレベルです。
他の類似資格と比べると、インストラクター資格が取得しやすいといわれていますので、チャレンジしてみてもよいかもしれません。
参考
TOPページパソコン技能検定Ⅱ種試験
IT全般の基礎知識が問われる国家資格「ITパスポート」
<難易度:★★☆ おすすめ度:★★☆>
IT全般の基礎知識を測る国家資格。コンピューターの構成やデータベース、ネットワークやセキュリティ、経営やプロジェクトマネジメントなど、幅広い知識が問われます。出題範囲が広いため、初心者にはやや難しい資格ですが、合格率は50%前後。極端にハードルが高いわけではありません。
MOSと並ぶ人気資格で、知名度も高いです。MOS以外にもPC系の資格を受けてみたいという方には、チャレンジをおすすめします。
参考
ITパスポート試験情報処理推進機構
MOSは決して難しくない!
MOSはきちんと事前に対策をとっておけば、決して難しくありません。もちろん、初心者のうちは時間がかかるかもしれませんが、勉強すれば必ず成果はついてきます。
いまやOfficeアプリケーションの操作は、多くの職場に欠かせない必須スキルです。ぜひMOSにチャレンジしてみましょう!