「吃驚」とは?読みは「きっきょう」で正しい?使い方・類語を解説

「吃驚」は驚くってこと!

先輩

あら?珍しく漫画以外の本を読んでるのね?
失礼な!僕だって小説くらい読みますよ!ほら、「吃驚」なんて難しい漢字も出てくるでしょ?

後輩

先輩

得意気にいってるけど、それって漫画でもよく使われてる漢字なのよ!

「吃驚」は、驚くことをあらわす言葉です。

字面から意味はなんとなく理解できると思いますが、読み方に迷う人もいるかもしれません。

今回は「吃驚」についての意味や読み方、類語についてご紹介します。ぜひ最後まで記事を読み、言葉のバリエーションを広げてみてください。

「吃驚」の類語(言い換え表現)
・驚愕
・驚嘆
・震撼

「吃驚」の読み方・意味・由来

ここからは「吃驚」の読み方とともに、意味や由来を解説していきます。

「吃驚」の読み方

「吃驚」は、驚くさまを表す言葉で、「びっくり」もしくは「きっきょう」と読みます。元の漢字からは読み方を想像することが難しいですね。

音読みで「きっきょう」とする読み方もありますが、現在一般的な読み方は「びっくり」です。

「吃驚」の意味

「吃驚」の「吃」は「どもる」とも読み、なにかを言葉にしようとして喉(のど)につかえるさまをあらわします。

「驚」はおどろく、びっくりするさまをあらわします。つまり、驚きのあまり言葉が出てこない様子を表現している言葉が「吃驚」なのです。

「吃驚」の由来

そもそも「びっくり」とは、かすかに動いている姿を言葉にしています。「びくっとする」や「びくびくする」など、驚きや恐怖で体が動く・震えている「びく」のつく言葉から派生したとされています。

「吃驚」の使い方

「吃驚」は実際にどのような場面で使えるのかご紹介していきます。

「吃驚」を使った例文
・あまりの出来事に吃驚しました。
・その光景を前にして、吃驚のあまり立ち尽くすしかなかった。
・彼は吃驚してそのままどこかへ走り去ってしまった。
・衝撃の事実を前に、我々は一堂に吃驚した。
・あのときのことを思い返すたびに、吃驚してしまう。

「吃驚」の類語

「びっくり」や「おどろき」を単語で表現する場合、「吃驚」よりも使いやすい類語があります。ここでは「吃驚」の類語の例をご紹介します。状況に応じて使い分けてみましょう。

「驚愕」

非常に驚いているさまをあらわす単語です。「愕(がく)」は”おどろきあわてる”の意味をもち、「驚」とあわせてとても驚いている様子をあらわしています。天を仰ぐほどびっくりするさまは「仰天」と表現されます。

例文1

後輩

あ、先輩!知ってましたか?課長はハーフらしいですよ!
本当に!?だとしたら驚愕の事実ね…。

先輩

例文2

部下

課長、A君って実は高学歴って本当ですか?だとしたら驚愕なんですが…。
今の彼からはとてもそうは見えないが、本当のことなんだ。

課長

「驚嘆(驚歎)」

「きょうたん」と読み、ある出来事や物事に感動し、驚き感心するさまをあらわしている言葉です。素晴らしいと感じたものへの驚きに対して使います。「驚歎」は書き言葉でもほとんど用いられることがなく、「驚嘆」が一般的に使われます。

例文1

後輩

この程度のパズルなら…ほら!この通りすぐ完成できますよ。
あなたの仕事以外の才能だけは、本当に驚嘆するわ。

先輩

例文2

部下

課長、お約束通り期日までに仕上げてきました。ぜひ、ご参照ください。
本当にひとりで完成させるとは思わなかったよ。まさに驚嘆の一語に尽きるよ。

課長

「震撼」

震えるさまをあらわす言葉ですが、なにかが人を震え上がらせた事象の表現としても使われます。驚きや衝撃がとても大きなことに対し、よく用いられます。

例文1

上司

私も最近公開されたばかりの映画を見てきたけど、ラストは意外な展開だったね。
そうなんですよ!あそこからあの展開は、まさに震撼する瞬間でした!

部下

例文2

上司

ところで、最近彼女が妙に浮かれてるけど、なにか事情を知らないかい?
なにやらお気に入りの店で、イケメンの店員が入ってきてウキウキだそうです。堅物の先輩が色恋沙汰とか震撼ものですよ。

部下

「吃驚仰天」の意味と類語

とても驚いたときに表現される言葉に吃驚仰天(びっくりぎょうてん)があります。天を仰ぐほどとても驚く大げさな表現ですが、思わず声が出そうな衝撃的な出来事に対して使われる四字熟語のフレーズです。

似た意味の言葉を2つ重ねて意味を強調している使い方で、似ている意味の四字熟語はほかに、「驚天動地(きょうてんどうち)」「茫然自失(ぼうぜんじしつ)」「顔面蒼白(がんめんそうはく)」などがあります。

それぞれの漢字の意味

・驚天動地 – 天地が揺れ動くさま
・茫然自失 – あっけにとられ、気が抜けたさま
・顔面蒼白 – 動揺や困惑、緊張によって顔が真っ青になるさま

それぞれ驚く表現として使われていますが、驚きの原因やシチュエーションが言葉ごとに異なります。どういう状況なのか、それぞれの四字熟語から意味がわかりやすく、その時々の状況に応じて使い分けましょう。

例文

・通常ならあり得ないまさかが重なること自体が驚天動地の出来事である。
・彼の突然の不幸を聞かされ、思わず茫然自失となった。
・失敗が上司にばれてしまったことで、顔面蒼白になった彼の姿が目に浮かぶ。

「吃驚」の英語表現

「吃驚」するシーンはビジネスの世界においても多々起こります。驚いたことを伝える際に役立つ「吃驚」の英語表現を事前に確認しておきましょう。

「吃驚」の英語表現
「吃驚」は英語で・・・
surprise
と表現できます。

「吃驚」の英語表現を使用した例文はこちらです。

例文
・I was suprised at such events.
⇒あまりの出来事に吃驚しました。
・In front of the sight, I was so surprised that I had no choice but to stand up.
⇒その光景を前にして、吃驚のあまり立ち尽くすしかなかった。
・He was so surprised that he ran away.
⇒彼は吃驚してそのままどこかへ走り去ってしまった。
・Before the shock, we were all surprised.
⇒衝撃の事実を前に、我々は一堂に吃驚した。
・Every time I recall that, I am surprised.
⇒あのときのことを思い返すたびに、吃驚してしまう。

「吃驚」の読み方は「びっくり」が一般的!

「吃驚」は「きっきょう」とも読みますが、「びっくり」と読むのが一般的です。読み方とともに類語もしっかり覚え、ビジネスシーンで活用していってくださいね。