「転職〜よくわかる失敗しない転職の方法」の要約を紹介
人生において転職は一大イベントで、新しい環境に胸が踊るものです。しかし、転職した結果、想像とかけ離れた現実が待っていることも。
今回は、転職経験者である海江田優さんの著書「転職〜よくわかる失敗しない転職の方法」を読んでわかったことを要約していきます。
「転職〜よくわかる失敗しない転職の方法」の目次
はじめに
第1章
- 進学より就職
- パワハラから転職へ
- 求人探し
第2章 初めての転職
- 百貨店での勤務
- 何よりも人間関係?
- 不安定より安定?
第3章 二度目の転職
- 知らなかった現実
まとめ
この目次からも想像できるように、本書は著者の転職体験談をもとにして書かれているため、リアリティがあります。
内容と文章のテイストを含め、ブログのような感覚で読める書籍という印象を持ちました。堅苦しい本が苦手な方でも読み進めやすいと思います。
第1章:著者の就職〜転職までの軌跡
この章では、著者が初めて就職したときから、転職をするまでのエピソードが書かれています。
高卒後の就職先はアパレル業界
本書の著者は、高校を卒業したあと、就職を選んでいます。これといった希望条件もなく、次のようなイメージを持っていたと記されています。
ファッションが好きなのでアパレル関係
都会の方で働きたい
高校生くらいのときには、こういうイメージで仕事を考えていた方も多いかもしれません。著者はアパレル関係の面接を受けて内定をもらったそうです。
入社2ヶ月で転職を考えるように
著者は入社して2ヶ月で転職したいと考えたそうです。その理由については本書に書かれています。たとえば、意地悪な店長の存在、サービス残業、パワハラなど「あるあるエピソード」が載っています。
今、職場環境のことで悩んでいる方はこの書籍に目を通してみると、共感できることがあるかもしれません。
求人探しをスタート
転職活動で一番重視したのは「人間関係」。
転職のために面接を受けたのは、百貨店のアクセサリー販売員でした。年配の方が多かったようで、「同僚の年齢層」という要因が仕事にどんな影響をもたらすのかを考えるヒントになります。
第2章:百貨店のアクセサリー売場に転職
著者は、転職先の百貨店で働き始めます。さて、この転職は成功だったのでしょうか?失敗だったのでしょうか?
著者が重視していた人間関係については、下記のような感じ。
◼人間関係
周囲の年齢層が高いので、孫や娘のように可愛がってくれた。
女性同士の争いはあったが、年齢差があり、巻き込まれることはなかった。
可愛がってもらえる環境で、転職には成功したという印象を受けます。
しかし、ある課題にも直面します。前の会社のときに学んだことの方が多いと気がついたのです。働きやすいか、人間関係がギスギスしていないかという視点も大切ですが、確かに「学び」や「スキルアップ」も重要な要素ですよね。
第3章:歯科助手として2回目の転職
次は、友人の影響もあり、歯科医院で歯科助手の仕事に挑戦する著者。年齢とともに「手に職を」「長く働ける仕事を」「安定した職に就きたい」という価値観に変わっていく人は珍しくありません。
ただ、歯科医院での仕事でも、いろいろと苦悩が待ち受けていたようです。
医療事務、秘書、助手などに転職する方には起こり得るトラブルについて書かれていました。
結論は書籍の最後に凝縮されている!
本書の最後には「まとめ」というパートがあり、結論はここにギュッと凝縮されています。
ほかにも、複数の職場を経験した著者ならではの視点で注意点が挙げられています。時間がない人は、この「まとめ」のパートだけでも目を通すとヒントが得られるはずです。
まとめ
本書を読むと、異業種への転職、手に職を求めた転職という、かなりリアルな体験談が描かれています。自分の今の状況と重なるという人も多いと思います。
共感できる、後押ししてもらえる、転職の注意点を理解できるというメリットがあります。
書籍は292ページあるのですが、文字数はそれほど多くないので、すぐに読み終わると思います。
気になる方はぜひ「転職〜よくわかる失敗しない転職の方法」を読んでみてくださいね!