O2Oとは『インターネットマーケティングの一つ』
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O2Oときくと化学記号を思い浮かべる人もいるかもしれません。O2Oとは『ネットから実店舗、実店舗からネットへ誘導するマーケティング方法』のことを言います。今回はO2Oについて詳しい意味だけでなく、歴史や成功事例なども解説します。
O2Oの意味をチェック
O2Oとは『オンラインからオフライン』の略称であり、インターネットから実店舗へ顧客を誘導するマーケティング方法です。逆に実店舗からインターネットへの誘導もO2Oに当てはまります。
O2Oの歴史
O2Oは、2000年頃アメリカECサイトが実店舗へクリック誘導していた手法が発祥といわれています。当時はO2Oというマーケティング方法は浸透しませんでしたが、スマートフォンの台頭とともにO2Oマーケティングが広く知れ渡るようになりました。
日本では2011年ごろから店舗公式LINEやFacebookによる店舗送客や広告といったO2Oマーケティングが用いられています。
O2Oの成功事例
O2Oを活用して実際に成功した事例を下記に紹介します。
店舗に訪れて商品を確認したり、問い合わせが増えるなどの効果が出ています。最近のO2O施策として増えてきた方法と言えるでしょう。
O2Oの進化系?O2O2Oについて
O2Oの進化系としてO2O2O施策というマーケティング手法が広がっています。O2O2Oとはオンエアーtoオンラインtoオフラインという意味です。主にテレビ局が主体となって展開しているマーケティング方法になります。
例えばテレビ番組やCMで出題されたクイズを公式サイトで回答し、正解であればスポンサークーポンが当たるという方法です。最終的には、クーポンを元に実店舗へ誘導します。プロモーションだけでなく販売促進までできる一石二鳥の施策として注目されている手法です。
O2Oの英語は『Online to Offline』
英語でO2Oは『Online to Offline』といいます。逆の『Offline to Online』もO2Oです。どちらにしろ略称にはなりますが、他にも「O to O」や「On2Of」など異なる略称にすることも。
では英語の例文を見てみましょう。
Online to Offlineのおかげで昨年より来店者が20パーセント増えた。
O2OとOMOの違い
OMOとは「Online Merges with Offline」の略称であり、オンラインとオフラインを結合するという意味です。OMOは、オンラインとオフラインの融合をテーマとしています。具体的にはユーザーの情報をオンラインで蓄積し、双方の購買履歴だけでなく個人にあったアプリの紹介やフィードバック作成が可能です。
スーパーの場合、販売されている商品の追跡記録をアプリ上で確認することができ、購買中に詳しい情報をアプリで知ることができます。スマートフォンが発達した中国で施行が進められているマーケティング方法です。
O2Oはオンラインとオフラインを分けている点がOMOとは異なります。
O2Oの使い方・例文
それではO2Oの実際の使い方を見ていきましょう。
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[おまけ]O2Oを利用したアフィリエイトサービスとは?
最近、アフィリエイトサービスとO2Oマーケティングを融合したサービスがスタートしています。
アフィリエイトとは、閲覧者がサイト内の広告をクリックして商品を購入したら一部報酬がサイト運営者に広告主から支払われるシステムです。O2Oとの融合では、サイトの閲覧者が広告バナーをクリックして入手した割引クーポンを実店舗で使用して購買した際に、インセンティブがサイト運営者に支払われます。
サイト運営者はインセンティブのために実店舗を宣伝します。一方、実店舗はサイトで宣伝をしてもらい、閲覧者は割引クーポンで有意義な購買ができるので、ウィンウィンなサービスと言えるでしょう。
O2Oを有効活用しよう
O2Oマーケティングはスマートフォンが主流となった現在において、安価で効果的にオフラインに誘導できるメリットの多いマーケティング方法です。また、オフラインにおいてもオンラインへと誘導することによって、リピーターを作れる可能性があります。
今後はオンラインとオフラインの垣根は密接になり、O2Oマーケティングはさらに重要視されていくでしょう。時代に乗り遅れないように、しっかりとO2Oを理解しておきましょう。