証券外務員ってどんな資格？試験の概要や難易度を紹介！

証券外務員資格は、株式等の有価証券の取り扱いに必要な資格です。証券会社等の金融機関に所属する人が対象ですが、一般からの受験も可能。金融関連の知識を身につけたい方にもおすすめです。

今回は制度や試験の実施概要、難易度などをご紹介します。

証券外務員資格とは？

まずは証券外務員資格がどんな資格か、その制度や趣旨について解説します。

有価証券を取り扱う「外務員」のための資格

証券外務員資格は、日本証券業協会が主催する資格試験で、株式や投資信託等の有価証券を扱う外務員の資質を担保することを目的としています。証券会社や銀行等で金融商品の取り扱いに携わる人は、取得を義務付けられています。

一種・二種外務員資格は一般から受験できる

証券外務員資格には、下表の通り複数の種類があります。このうち一種・二種外務員資格については、一般にも開放されています。

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資格を取るメリットは？

証券外務員資格の受験者は、金融機関の役職員や、金融機関への就職が内定している人が大半。業務上の必要があって受ける人がほとんどです。

資格自体の希少性は高くはないものの、将来的に金融機関への就職や転職を考えているなら、取得しておいて損のない資格です。また、金融商品に関心があるなら、知識を高める目的でチャレンジするには最適の資格といえます。

証券外務員資格の試験実施概要

ここでは具体的な試験の実施概要をご紹介します。

パソコンを利用した試験

証券外務員資格試験は、パソコンを利用して回答する方式の試験です。操作は解答を選択する程度のシンプルなもの。普段、まったくパソコンを使わないという人でない限り、特に心配する必要はありません。

申し込みはプロメトリック社経由

試験はプロメトリック社が運営しています。一般受験の場合は、同社に直接申し込みます。公式ホームぺージから会場や日程の検索、試験予約が可能です。
参考 外務員資格試験プロメトリック

出題範囲は？

一種は二種で出題される科目に加え、デリバティブ等の出題範囲に追加されます。二種は受験せず、はじめから一種だけ受験することも可能です。なお、出題範囲の詳細は下図の通りです。

出題の形式と配点は？

試験は〇×の2択問題と計算問題や用語選択の5肢選択問題で構成されています。合格には7割以上の得点が必要です。出題数や配点の内訳は下表の通りです。

合否はいつわかる？試験に落ちた場合は？

一般受験の場合は、試験当日に合否が判明します。試験終了後に書面にて通知されます。

なお、不合格の場合、すぐに再チャレンジすることはできません。受験日の翌日以降、30日経過後から再受験が可能になります。

試験当日の注意事項

試験会場には、電卓や筆記用具、メモなど私物の持ち込みは一切禁じられています。筆記用具は現地で貸し出されたもの、計算はパソコンの電卓機能を使用することができます。

プロメトリック社発行の確認書と運転免許証など所定の本人確認書類の持参をお忘れなく！

受験対策は？独学でも合格できる？

証券外務員資格は、知識ゼロでも充分チャレンジが可能です。

合格率は60%超 難易度はそれほど高くない

証券外務員資格の難易度は、他の資格試験と比較してそれほど高くはありません。一種・二種ともに合格率は60%を超えています。

金融機関では基本的な資格であり、落とすことを目的とした試験ではありません。知識のない人でも事前にきちんと必要な勉強さえすれば合格できます。

独学でも合格は可能

受験者の多くは、独学でチャレンジしています。イチから勉強する場合、時間はかかるかもしれませんが、初心者でも充分合格をねらえます。

はじめのうちは耳慣れない専門用語も多く、難しく感じるかもしれませんが、あきらめずに取り組んでください。必ず成果につながるはずです。
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金融の実践的な知識が身につく資格

金融のリテラシー向上に役立つ証券外務員資格。経済や証券市場、株式などの実践的な知識を深めることができます。比較的チャレンジしやすいので、おすすめですよ。

資産形成や投資に興味があるなら、ぜひトライしてみませんか？