サラブレッドとは?馬のことだけじゃない?人に使うときの意味も確認

サラブレッドとは「純血種」のこと

新人

美容院に行ったら、家族でお世話になってる美容師さんに「新人さんもサラブレッドですね」っていわれたんですけど、どういう意味なんでしょう?
君のご両親は、もしかして天然パーマかい?

上司

新人

何でわかるんですか?うちは親戚も含めてみんな天パで、甥っ子姪っ子はみんな天使みたいな激カワくるくるヘアです。え?サラブレッドってそういう意味?

サラブレッドは「純血種」という意味のカタカナ語。

美容師さんは、新人君も「天然パーマのサラブレッド」だと指摘していたんです。それにしても、激カワの天使ちゃんは、想像するだけでも幸せな気分になれますね。

サラブレッドは、本来、馬を指して使う言葉。しかし、人に対しても用いられる場合があります。サラブレッドについて、くわしくみてみましょう。

人にも動物にも使う!サラブレッドの意味って?

「サラブレッドといえば馬でしょ?」と思うかもしれませんが、人やそのほかの動物にもサラブレッドという言葉が使われる場合があります。

サラブレッドの本来の意味は馬の一種

サラブレッドは、もともと競走馬として品種改良された一品種を示す言葉でした。アラブ種とイギリスの原産種を掛け合わせたものがサラブレッドのはじまりです。

競走馬のサラブレッドについて、くわしくは記事後半で紹介するので、ひとまずサラブレッドのもとの意味は馬なんだなと覚えておきましょう。

人に使うサラブレッドの意味

サラブレッドを人に対して使うときには、次のような意味になります。

サラブレッド:人間版
・家柄がいい人
育ちがよくて優秀な人
・特定の遺伝的性質を受け継いでいる人

サラブレッドは、いい意味で使用するのが一般的な言葉です。

たとえば、お医者さんの家の子どもがとても優秀だったときなどに「さすが医者のサラブレッドだ」のように用います。

しかし、ハゲの血統やアルコール中毒になりやすい家系など、よくない性質に対しても使用する場合があるので注意しましょう。

犬や猫などに使うサラブレッドの意味

サラブレッドは、人間だけでなく犬や猫など馬以外の動物にも使います。犬・猫の場合は、次のような意味になるのが一般的です。

サラブレッド:犬猫版
純血種
・血統書付き

純血種は、何かの目的に合うように繁殖されて、特定の品種と認められているものです。

血統書は、同じ種類の純血種の親の間に子どもが産まれたときに、正式な手続きで申請すると発行される証明書。現代のペット業界では、血統書がないと純血種とは認められないのが一般的です。

サラブレッドってどんな馬?

記事の前半でも軽く紹介しましたが、サラブレッドは、競走馬にするためにアラブ種とイギリスの原産種を交配させて作った品種です。

どのような馬なのか、知識として頭に入れておきましょう。

3頭の馬にたどり着く血統

サラブレッドは、父方がアラブ系の馬で、祖先をたどるとバイリータルク号・ダーレーアラビアン号・ゴドルフィンアラビアン号のどれかにたどり着く由緒ある血統になります。

3頭のアラブ種とイギリスの原産種の掛け合わせなので、先祖はサラブレッドではありません。しかし、その後の血統は、原則として父馬・母馬ともにサラブレッドでなければ仔馬はサラブレッドと認められません

サラブレッドは時速70kmで走る

サラブレッドは、背中に人を乗せた状態で時速50〜70kmの速度で、数分間連続して走る能力をもっているといわれています。

しかし、競走馬の場合、トップスピードになるのはレース終盤のラストスパート。サラブレッドのトップスピードはとても速く、短距離レースでのラストを時速84kmで走った馬もいたそうです。

サラブレッドオークションで現役馬を購入できる

ノリに乗っている絶好調なサラブレッドは、時速70kmで走ることが可能。

しかし、能力不足でそこまで速く走れない馬や、調子が悪くてレースに勝てない馬も出てきます。そのような馬は、馬主から売りに出される運命に・・・。

サラブレッドオークションは、馬主が売りに出した現役中古馬を購入できるサイトです。何かしらの理由で手放される馬たちですが、環境が変わると調子を取り戻す馬もいます。

デビューできるかわからない育成リスクや仔馬から育てる手間ひまなしの、現役馬を購入できるのは、馬主にとって大きなメリットです。

サラブレッドの寿命は25歳

サラブレッドの寿命は25歳といわれています。ただし、この天寿をまっとうできる馬は少なく、病気やケガなどで安楽死させられる場合も少なくありません。

安楽死になるサラブレッドの中には、勝てなくなり売りに出されても購入主がみつからなかった馬も数多く含まれています。

サラブレッドも馬肉として食べられている

サラブレッドとして生まれても、すべての仔馬が競走馬としてデビューできるわけではありません。

適正がなく競走馬になれなかった馬は、肥育場に送られ、食用として育てられて馬肉になります。

また、デビューできた馬も、レースで結果を残せなければ大半が、殺処分されて食肉加工場行きです。

運よく余生の面倒をみてくれる引き取り手が現れれば、寿命をまっとうできますが、そのような馬はごくごく一部。

血筋がいいからといって幸せになれるとは限らないのが、サラブレッドの一生です。

サラブレッドの反対語はハイブリッド

サラブレッドには、複数の意味があります。それらの意味まるごと全部に対応する反対語はありません。

しかし、サラブレッドには、純血という意味がありましたよね。その意味を考えたときには、ハイブリッドが反対語として使えます。

ハイブリッドは「異なる品種をかけ合わせて生まれた子孫」という意味。そこから派生していろいろなニュアンスで使われる言葉です。

ハイブリッドについて、くわしくは下記の記事で紹介しています。こちらも読んでみてください。
ハイブリッドの意味とは?人にも使える?車・ゴルフ・時計など分野別に使い方をチェック!

サラブレッドの使い方・例文

ビジネス会話でのサラブレッドは、競走馬としての意味をたとえに使ったり、いい血統という比喩表現で用いたり、いろいろな使い方をしています。

例文でサラブレッドの使用法をイメージしてみましょう。

競走馬という意味を使った例文

先輩

新製品は、ポニーっていう商品名にしたんです。
みた目と名前のかわいさを裏切る性能と価格はサラブレッドだな。ハイスペックを求めるユーザー向けの商品だね。

上司

いい血統という意味を使った例文

シェフ

いよいよ独立して、故郷に自分の店を持てるようになりました!
伝統ある三ツ星レストランのうちでシェフを務めた君なら、どこでもやっていけるだろう。頑張るんだよ。

総料理長

シェフ

はい!さすが、サラブレッド店といわれるような料理で皆の度肝を抜いてみせます!

いい意味で用いるケースが大半のサラブレッドですが、放送禁止用語に指定されているワードでもあります。

「〇〇界のサラブレッド」のような比喩表現で、サラブレッドを使用するときには注意が必要

口にして大丈夫な状況か、意図が正確に伝わる言い方になっているか、よく考えて使ってください。

サラブレッドの英語は「thoroughbred」

サラブレッドは、英語表記すると「thoroughbred」。

馬のサラブレッドを指す単語ですが、そのほかにも次のような意味があります。

thoroughbred
・純血種の
・育ちのいい
・教養のある
・元気のいい
・優秀な
・一流の

「thoroughbred」は「完全な」という意味の「Thorough」、「育てられた」という意味の「bred」をくっつけた言葉です。

完全な生まれ育ちであるがゆえの優秀さや、元気のよさを「thoroughbred」というのでしょうね。

サラブレッドは競走馬とは限らない

サラブレッドは、一般的に競走馬を意味する言葉です。

しかし、サラブレッドを人やほかの動物に対して使用する場合があります。商品やお店など、生き物以外にサラブレッドを用いるケースも。

たとえ話にも登場するサラブレッドを正しく理解し、使いこなせるようになりましょう。