シングルマザーがどんな仕事をしているか知りたい!
シングルマザーとして仕事も子育てもするのは決して楽なことではありませんが、仕事の内容や雇用形態などをしっかり選ぶことでより快適な生活を営むこともできます。さまざまな理由で配偶者とお別れして、これからの生活に不安を感じている人は、まずはシングルマザーの仕事の実態を知っておきましょう。
シングルマザーの雇用形態で多いのは?
シングルマザーの雇用形態(正社員・パートアルバイトなど)は、正規雇用(正社員)と非正規雇用(パート・アルバイトなど)が半々くらいになっています。[efn_note]参考:「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」|厚生労働省[/efn_note]
フルタイムで残業もあるけど安定収入の正規雇用と、収入は不安定になりがちだけど自由が利く非正規雇用のどちらを選ぶか、多くの人が悩むところです。
シングルマザーの職種で多いのは?
シングルマザーの選ぶ職種として多いのは、事務系やサービス業です。事務は女性に人気が高く、シングルマザーであるなしに関わらず女性の就労が多くなっています。一方、サービス業はシフト制が多く、比較的スケジュールを自由に組みやすいためシングルマザーが働きやすい業界といえます。
シングルマザーは正社員になれない?雇用形態の選び方
シングルマザーは就職や転職が難しく、特に正社員にはなりにくいと思われがちです。実際に難しい面もありますが、安定性を考えたら、シングルマザーには正社員がおすすめ。難しい面は工夫をすることで正社員としてフルタイムで働くことも不可能ではありません。
子育てサポートをフル活用で正社員に
シングルマザーがフルタイムで働く、できるだけ欠勤しないためには、子育てにかかる時間を減らすことが大切です。保育園はもちろんですが、急な残業や子どもが病気のときの預かり先などが確保できると働きやすさがグンとアップします。近くに住んでいるなら自分の親兄弟、さらに公的機関の子育てサポートなどを活用しましょう。また、最近では民間の子育てサポートも充実しています。
使えるサポートを全部使うことで、独身者と同じように働きやすくなり、企業も安心して雇用できるようになるでしょう。企業の子育てへの理解も進んではいますが、やはりシングルマザー自身の工夫は欠かせません。
子の成長とともにパート→正社員のステップアップも
シングルマザーの中には、住んでいるエリアや境遇の関係で、親や子育てサポートをフル活用できない人もいます。子どもを抱えてサポートなしでは、正規雇用のハードルも高く感じられるかもしれませんが、その場合は焦らず長い目でキャリアを考えていきましょう。
子どもも今は小さく手がかかっても、いずれ成長とともに手を離れます。手がかかる間はパートなどで働き、成長してから正社員へとステップアップすればよいのです。長期キャリアを見据えて、パートで働く際も長く働いて、スキルを積める職種を選びましょう。
シングルマザーのパート勤務は大変?非正規にもメリットが
シングルマザーの半数が非正規雇用で働いているというデータもあります。シングルマザーに正社員はおすすめですが、あえてパート勤務を選択するシングルマザーもいます。非正規雇用は不安定で収入も少ない印象ですが、子育てや将来のために役立つメリットもあるようです。
急な病気や行事など子育て重視で働ける
パート勤務のよいところは、正社員ほど責任が重くなく、急な病気での欠勤や行事への出席などでの休暇取得もしやすい点です。子どもが幼い頃には病気などで突発的な休みを取らざる得ないことも多く、学校が始まれば行事や面談などもあります。子ども関連のことを優先させたいなら、パート勤務の方が安心です。
将来のための資格取得や起業準備の時間を作れる
パート勤務は、シフトや勤務時間などに融通が利き、自分自身の時間を作りやすい面があります。そのため、まずはパートで働きながら資格取得や起業の準備などに時間を使うこともできます。子どもが成長してから新しいことに挑戦する手もありますが、子どもに手はかかるものの自分も若い今こそが、スキルアップの勉強や新しいことを始めやすいタイミングです。
シングルマザーにおすすめの職種ベスト3
シングルマザーとして働いていくなら、長い目でみて働きやすく活躍できる職種を選びましょう。収入の安定性や残業の有無なども大切だけど、自分がやりがいをもって働けることも仕事選びの重要なポイントです。
事務
事務は、女性に人気で安定して働きやすい職種です。また、一般事務をはじめとして、経理事務、貿易事務など、種類も豊富で、自分に合う仕事を選べます。事務職の正社員はライバルも多く狭き門ですが、パートや紹介予定派遣から、仕事ぶりを認められて正社員になる道もあります。企業によって差はありますが、どちらかというと繁忙期などの影響を受けにくく、突発的な残業も少なめです。
介護・家事代行
介護職や家事代行など、女性としてのコミュニケーションスキルや家事スキルを生かして働ける職種もあります。今後の高齢化や女性の社会進出によって、どちらも将来的に需要が減らず、安心して続けられる職種です。専業主婦だった人でも始めやすく、社員やパート、業務委託など、働き方・雇用形態もさまざまなので幼い子のいるシングルマザーにも選びやすそうです。業務委託の形式を取れば、自分で働く時間や収入をよりコントロールしやすくなります。
営業職
営業職は、ガンガン稼ぎたい女性に向いている職種です。スキル・成績重視なので、成果が出せれば収入も増やせて、働く時間や休暇もコントロールしやすくなります。自分の両親が若く、子育てに参入しやすい時期に、ガンガン稼いで将来に備えたいという人にもよさそうです。ただし、競争社会が苦手な人やフットワークの重い人には向きません。
おまけ)在宅ワーク
職種ではありませんが、在宅ワークもシングルマザーに向いている働き方です。仕事内容としては、ネットショップ運営、Webライター、エンジニアなどがあります。子どもの病気や行事などがあっても、全て自分のスケジュール調整で対応でき、スキル次第で収入アップも可能です。
ただし、会社のように福利厚生はなく、収入の安定性は自分のスキルと体力、健康にかかっています。また、いきなり未経験から在宅ワーク一本で生活するのは難しいので、副業から始めて徐々に収入を在宅ワークにシフトしていくことをおすすめします。計画離婚を検討中の人は、離婚前から起業してスキルやノウハウ、人脈を構築しておいてもよいでしょう。
仕事を子ども&将来優先で選ぶシングルマザー
シングルマザーの仕事選びには、収入の安定性や子育てとの両立など、満たしたい条件も多く、なかなか思うように転職や就職が決まらないこともあります。安定の正社員を目指したい場合でも、必要なサポートを受けられず断念することもあるでしょう。
しかし、子どもに手がかかり、思うように働けない時期もいずれは終わります。まずは今できる働き方を選び、将来に備えてスキルを磨きましょう。また、時間のコントロールがしやすく、長く働きやすい職種を選ぶことも大切です。
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