生命保険会社の仕事内容とは?職種別の実態を業界出身者が語る!

先輩

とうとう生命保険会社に転職したって聞いたけど、実際入ってみてどう?
まだまだわからないことだらけで、日々勉強してます。忙しいけど充実してますよ!

新人

生命保険会社にはさまざまな職種がありますが、それぞれどんな役割なのでしょうか?外からではわかりにくいその実態を業界経験者が経験に基づいてご紹介します。

生命保険会社にはさまざまな職種がある

新人

僕は法人営業の部署に配属になったんですが、直属の上司や先輩、関連部署にもあれこれお世話になってます。入るまで知らなかったけど、いろんな職種があるんですよね。

ここでは国内大手を中心に、生命保険会社の主な職種とその役割をご紹介します。

オールジャンルで活躍する総合職

生命保険会社の中でも、最も幅広い領域で業務を担うのが総合職です。営業部門をはじめ、商品開発、資産運用、事務部門など、社内のあらゆる部門に配属の可能性があり、基幹職と呼ばれることも

多くは新卒一括採用です。転勤のないエリア採用総合職、営業に特化した総合職など、会社によっては従来とは異なる職種で採用を行うケースもあります。

バックヤードを支える一般職

生命保険会社の一般職は、契約保全や加入審査、保険金・給付金支払などさまざまな事務作業を担う役割です。事務処理を集中特化して行う事務センターに配属されるほか、来店窓口やコールセンターで顧客対応を行ったり、各拠点で営業職員のサポートにあたることもあります。

多くはエリア採用で、転勤はほとんどありません。パートやアルバイト雇用も比較的多いです。

お客様との直接の接点=営業職

生命保険会社で最も人数が多いのが営業職です。新規契約の募集の他、既存顧客のアフターフォローを担当します。なお、営業職には3つの分類があります。

個人契約を扱う「リテール営業」

一般の人が個別に加入する生命保険や年金保険を取り扱うのがリテール営業です。お客様と信頼関係を築き、ニーズに合った保険を提案したり、既契約のフォローを行います。一般的に、生命保険会社と聞いてイメージされる仕事がこれに当たります。

営業拠点ごとの採用が主流で、通常、転勤はありません。いわゆる「生保レディ」も、この職種の範囲に当てはまります。

企業・公官庁向けの保険契約を扱う「法人営業」

企業や公官庁に対し、団体保険や積立保険を販売するのが法人営業です。多くの企業は、社員の福利厚生や経営者や役員の死亡・病気による事業リスク軽減の目的で、法人名義の生命保険を活用しています。このため、法人営業担当者には、税法や事業継承などに関する深い知識やコンサルティング能力が求められます。

都市圏の営業職や中途採用の営業経験者、総合職の若手社員が配属となるケースも多いです。

間接的な保険支援を行う「代理店営業」

生命保険会社の販売チャネルは、自社の営業職員よる直接販売に限りません。銀行の窓口や保険ショップなどの代理店を通じた販売割合も拡大しています。こうした代理店のサポートを行うのが代理店営業で、総合職の若手が配属されるケースが多いです。

代理店営業は、直接顧客に保険を販売することはありません。代理店が販売しやすいよう、商品研修などの間接的な支援を行います。

また、代理店の多くは一社専属でなく、複数の保険会社の商品を扱っています。このため代理店営業は担当代理店に対し、自社商品をより多く販売をしてもらうよう積極的に働きかける必要があります。

生命保険会社の仕事は激務?その実態は?

先輩

生保って忙しくてストレス多いって話もよく聞くけど、実際はどう?
僕はまだ新人で担当先も少ないから、そうでもないです。でも周りは忙しそうですね…

新人

一般的に激務のイメージが強い生命保険会社。もちろん、職種や配属先、個人でも感じ方は違いますが、業界特有のストレス要因も。ここでは業界出身者の経験をもとに、働き方の実態をご紹介します。

定着率は総合職&一般職が標準、営業職は低水準

働きやすさの目安となるのが人材の定着率です。生命保険会社については、職種で大きく差があります

総合職については入社後3年未満の離職率はやや高めですが、それ以降は概ね改善します。配属先が多岐に渡るため、本人の希望や適性とマッチしないことも頻発します。とはいえ、これは他業界も同様で、生保業界が突出しているわけではありません。

一般職の定着率は高めで安定しています。女性の割合も高く、他業種と比べても、出産・育児と両立しやすい環境にあるといってよいでしょう。

営業職については、多くの会社が大量採用・大量離職という循環に陥っています。業績次第で高収入を得られる職種ですが、そうでない場合は続かないのが現状です。

生保業界特有のストレスも多い

不規則なスケジュールや長時間労働、顧客との関係構築や社内コミュニケーション…これらは多くの職場に共通する課題ですが、生命保険会社も例外ではありません。この他、業界特有のストレス要因もあります。
生命保険会社の勤務時間や残業は?お休みは取りやすいの?業界出身者が実態を語る!

常に数字のプレッシャーにさらされる営業部門

生命保険会社で最も多くの人員を抱えるのが営業部門です。総合職も、その多くは何らかの形で営業に関わる部門に配属されます。直接にせよ間接にせよ、営業に携わる以上は、数字のプレッシャーから無縁ではいられません

営業拠点には、売上目標が必ず課されています。最近では「ノルマなし」を掲げる会社もありますが、所属チームや部門に売上目標が設定されていれば、それを無視できる人は稀でしょう。また、売上が上がらなければ、収入も上がらないので、結局は数字を意識せざるをえないのが実情です。
生命保険会社の職種別平均年収は?営業職の報酬体系も解説

事務部門も悩みが多い

生命保険は病気やケガ、死亡などのリスクに備える商品。顧客に不幸があったときに支払いが発生します。このため、日々手続きを行う事務担当者も、知らず知らずのうちにストレスを蓄積しています。

また、営業拠点の内勤事務は、通常、配属は少人数です。複雑な処理を限られた人員で効率的にこなさなければなりません。加えて営業職とのスムーズな連携も必要です。高い事務処理能力とコミュニケーション力が求められる分、プレッシャーを感じる人も多いです。

新たな働き方を模索する動きも

優秀な人材を囲い込みたい、若手を長期的に育成したいというニーズから、新たな働き方を提案する生命保険会社も増えています。例えば、子育て世代を意識した短時間労働や変形労働の仕組みは、複数の会社が導入を進めています。

今後は、さらに多様な働き方が模索されていくことでしょう。

忙しいけれど、やりがいもある仕事!

生命保険は、普段はあまり意識されることがないものの、いざという時、必ずお客様に役立てていただける商品です。そうした商品を扱う仕事は、忙しさや大変さがある一方で、大きなやりがいを感じられます。

使命感をもって仕事をしたい方、バイタリティに自信がある方は、チャレンジする価値のある業界ですよ!