経理の転職が有利になる資格ベスト5!取得方法や役立て方もチェック

経理の転職では、未経験者、経験者を問わず資格を求められ、取得を目指す転職希望者も多く見られます。でも、実際に経理で使える資格はどれか、迷う人も多いようです。経理転職を考えている人のために、より有利に経理転職を進めるために役立つ資格の情報を紹介します。

経理の転職に資格は必要か?

多くの人は、経理に転職するには資格が必要と考えるようです。それは、経理職が専門職であることに関係しています。経理で働くにあたり資格の保有が最低限条件となることもあります。ただし、それに代わる経験やスキルがあれば資格が必要ないケースもあるようです。

未経験者は大きなアピールポイントに

経理未経験の人があらたに経理職に就きたい時、経理関連の資格を持っていることはアピールポイントになります。

経理では普段あまり使わない用語なども出てくるため、実践経験がなく、即戦力としては無理でも、多少の知識があった方が助かります。たとえ経験がなくても、「基本的な知識はある」という証明になるため、資格保有を最低限の応募条件に挙げている企業もあります。

ライバルの多くが資格を持っている

経理関連の資格は、学生でも将来の就職のために取得している人が多いものです。経理・会計の資格はビジネスシーンで汎用性が高いため経理職以外に就く場合でも人気があります。そのため、転職市場ではライバルが経理関連資格を持っている可能性も考えられます。特にメジャーな資格の中にはライバルに差をつけるというよりライバルに差をつけられないために取得したい資格があります。

実務経験があれば資格なしでも

経理資格は転職市場で重要なものですが、絶対ではありません。むしろ、資格よりも実践経験を持っている人の方が即戦力となるため、有利になることもあります。実務経験を面接や職務経歴書などで証明できれば、資格がなくても経理職に就くことは可能です。反対に、資格だけでは即戦力と認められず、採用されない場合もあります。

経理の転職市場での資格保有者の実情は?

就職活動

経理の転職市場は、どちらかというと資格が注目されやすいものです。それは多くの人が経理系資格をビジネス上で使えるものとして取得していることや専門職として資格の必要性を理解しているためでもあります。そのため、経理に転職したい場合には、資格保有者との戦いになりやすく、実情の確認は大切です。

簿記は持っていて当たり前

簿記はぜひ取得したい資格の一つですが、持っていると有利になるというよりは、ライバルに差をつけられないために持っていてほしいタイプの資格です。受験者数では英検・漢検に次ぐ勢いで、知名度、人気度が高く、高校や大学などで取得を勧められることもあるので、未経験歓迎の採用枠でも資格を持った人が多く集まることがあります。

経理職を目指すなら、基本的には持っていることが前提と考えましょう。実践経験がある場合にも、その知識やスキルの裏付けとして役立つため、取得をお勧めします。

・日商簿記プラスアルファで有利に

日商簿記検定に関しては、基本の資格として経理では当たり前のようになることもあります。

そこで、日商簿記はもちろんとして、その上にさらに有利な資格の取得を目指しましょう。より実務に沿った資格や実践で必ず必要となるPCスキルの証明になる資格はライバルに差をつけられます。

また、実務経験、キャリアなど資格以外の魅力も必要です。経理職として働くために役立ちそうな経験やキャリアも洗い出してみましょう。

合否判定のない資格は必要なレベル到達を目指す

経理資格の中には、合否ではなくスキルレベル判定タイプの資格もあります。そうした資格は、結果の点数やランクなどを示してアピールすることになりますが、当然、実践で役立つ、高い評価を受けられるレベルまで到達していることが必要です。こうした合否ではない資格は役立つものもありますが、新しい資格が多いため、あらかじめビジネスで役立つレベルを調べてからチャレンジしましょう。「簿記検定3級」と「FASSレベルC」が、おおよそ同程度と考えられています。

資格取得前でも勉強中をアピール

資格取得を目指している人は、取る前でも勉強中をアピールすることができます。面接などで、「○○資格取得のため学習しています」「学校に通っています」とやる気を見せることで、取得前でも高評価をもらえそうです。

経理の転職に役立つ資格ベスト5

PCと書籍

経理で使える資格はいろいろあり、実践的なものから基礎知識を証明するもの、さらに経理の仕事内容に間接的に関係しているものまで、バリエーション豊かです。その中でも採用面接で有利になりやすく、経理として雇いたいと思われる資格を絞りこんで紹介します。

日商簿記2級

日商簿記は、もっともネームバリューがあり、メジャーな経理資格です。4級から受けることができ、2級では商業簿記と工業簿記が出題されます。試験は毎年6月・11月・2月に行われます。簿記初級からありますが、経理を目指すならできれば2級は持っていたいところです。ただし、3級以下でも小規模な商社や商店などでは役立ち、仕事内容によっては評価してもらえることもあります。

日商簿記公式サイトへ

MEMO
簿記の検定には、日商簿記以外にも全経簿記、全商簿記などありますが、一番メジャーで評価されやすいのは日商簿記です。

全商簿記は公益財団法人全国商業高等学校協会が主催するもので学生が多く、どちらかというと難易度低めで、新卒採用の際に高い評価を得られる資格です。全経簿記は、公益社団法人全国経理教育協会による試験で社会人も受けますが、日商よりはワンランク下という印象です。

FASS検定

日商簿記と比べると、より実践的な知識やスキルが証明できる検定試験です。経済産業省が日本CFO協会委託し、経理・財務人材育成事業として行っている試験であり、経理・財務・税務関連など経理全般の知識を問われます。級や合否ではなく5つのレベルでスキル評価され、実務レベルが示されます。

簿記では試験内容がそのまま使えないこともありますが、こちらの検定の内容は直接業務で使いやすくなっています。また、「税務」「資金」といった簿記の範囲ではない内容も扱いがあります。

FASS検定公式サイトを見る

給与計算実務能力検定

経理職では、会社のお金の動きを記録するという仕事の他にも、いろいろなお金を扱う仕事を担っており、給与計算も経理の仕事です。この試験では、給与計算の知識、能力が実務レベルで測られ、合否判定されます。

従業員に支払う給与の扱いは非常に重要であり、また、社会保険や税務などの知識も必要です。そのため、即戦力の証明として重視する企業が増えてきている資格です。

給与計算実務能力検定公式サイトを見る

国際会計検定

グローバルな活躍を目指したい人におすすめなのが、英語と国際会計に関する内容が問われる国際会計検定です。BATICと呼ばれる検定で、経理業務の幅を広げ、キャリアアップのためにチャレンジする人も増えています。海外に支店を持つ企業や外資系への転職にも有利になるでしょう。合否判定ではなくスキルレベルで評価されます。

国際会計検定公式サイトを見る

MOS

ビジネスパーソンでは必須ともいえるパソコン操作に関する資格です。マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格というもので、マイクロソフトオフィス製品の利用に関する技術を問う試験が行われます。直接的に経理関連ではありませんが、経理の業務にPCスキルは欠かせません。現代社会で最も有名なビジネス関連ソフトの実践レベルでの取り扱い技術を証明でき、経理だけでなく幅広く需要の高い資格です。

MOS公式サイトを見る

経理の転職に向けて動き出す時に考えたいこと

経理の転職で資格を持っていることは有利であり、資格によっては大きなアドバンテージとなります。ただし、経理系資格を目指すにあたって、あらかじめ考えておきたいことがあります。

取得してから退職するか在籍中に取るか

転職の機会に資格取得を考える場合には、どのタイミングで資格取得を目指すかは大きな考えどころです。

・退職後に勉強を始める場合

資格取得してから転職活動をする場合、時間はありますが精神的に焦りが出て、転職先をじっくりと見定められない可能性があります。

・退職前に勉強を始める場合

現職の仕事と勉強の両立で忙しく、限られた時間で勉強する必要がありますが、働きながらで収入もキャリアも途絶えないため裕をもって取り組めそうです。

スクールに通うか独学で勉強するか

経理系資格では、独学では取得しにくいものもあり、スクールに通いたい場合もあります。ただし、スクールに通うとなれば、コストや時間もかかります。

お金をかけても将来を考えれば、身に付きやすさを重視しないといけませんが、自分がどの学習方法が適しているか、コストをかけることが可能かなど、検討してベストな方法を選択しましょう。コストと時間を比較的抑えられる通信講座も選択肢の一つです。

・資格の学校TAC

通信講座も通学も続けやすいシステムが魅力のTAC。最初に無料セミナーで相談できるから、自分のスタイルに合わせて受講方法を選べます。

TAC公式サイトをチェック

・FASS公式教材・eラーニング講座

経済産業省経理・財務人材育成事業の公式サイトから販売されている教材と学習講座です。FASSの受験チケット付き公式学習ガイドがお得な特別価格で購入できます。

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経理の転職を目指すならライバルに負けない資格を取得する

スキルを育てる

経理では専門的な知識やスキルが求められるため、転職の際には関連資格を持っていることで有利になることがあります。未経験でも資格があれば、経理へのやる気や基礎知識を持っていることを証明できるでしょう。

日商簿記検定はもちろんのこと、実際の業務により密接した新しい資格が近年注目を浴び始めています。転職市場でライバルに負けないように、本当に役に立つ資格を厳選し、取得してみましょう。