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就職の面接などで、企業に好印象を与えてくれる「秘書検定」という言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
大学在学中に秘書検定3級や2級を取得する人も多く、また社会人になってからも社会人としての一般的な常識を身に着けるために受験する人も多いのが特徴です。より資格として目を引くために難易度の高い準1級や1級に挑戦する方もおられます。
この記事では、就職に有利に働いたり、常識があると判断されるであろう「秘書検定2級の難易度」にスポットを当てて紹介していきたいと思います。
そもそもどんな試験なのか?独学でもOKなのか?から、合格率、必要な勉強時間、勉強方法などCHEWY独自で調べた情報をわかりやすくまとめてご紹介していきます♪
秘書検定2級は独学でOKな難易度
秘書検定を受験してみよう!と思ったときに気になるのは「3級から始める? 2級から勉強する?」だと思います。
秘書検定の特徴として、級ごとの試験範囲がかぶっているということが挙げられます。さらに、並んでいる級なら2つ併願できるというのも特徴です。
そのため、3級の範囲と2級の範囲を同時に勉強しても内容がかぶっているため勉強量の負担が少なく済みますし、「滑り止め」で同時受験する方も多くいらっしゃいますね。
2級自体も難易度としてはそこまで高くないので、3級を受けずにいきなり2級を勉強する方もいます。2級だけの受験なら独学で十分といわれているのが一般的です。
2級と準1級の併願の場合もあります。これから紹介しますが、準1級になると面接対策も必要なため独学だけでは難しい場合もあります。
では、独学で本当にOKなのか?どんな勉強をどれくらいすればいいのか?を見ていきましょう。
【公式】秘書検定2級に期待される技能の程度(難易度)
秘書検定を実施している「公益財団法人 実務技能検定協会」のビジネス系検定のサイトには以下のように「各級位において期待される技能の程度(難易度)」が紹介されています。
3級より少し複雑な場面設定になります。上司の身の回りの世話や手助けを適切に行うための優先順位も考えることが必要になってきます。感じのよさだけでなく効率のよい仕事の仕方も問われる級で,就職を意識した大学生の受験が多く,社会人の受験も目立ちます。
公式サイトでも、大学生や社会人が受けるのにいい難易度ということが言われていますね。
試験内容の中でも、受験生を悩ませる「複雑な場面設定での優先順位」にも触れられています。この状況なら優先順位はどうなるかなど、実際に社会に出て使える・知っておきたい常識、知っておくとデキル社会人と言ってもらえるような知識が問われます。
ですので、内容的にはすでに知っている常識で答えられるものもありますが、社会人経験のない大学生では勉強しないと答えられない知識も問われます。簡単な試験とは言えない部分がここになります。
試験概要から秘書検定2級の難易度をみよう!
秘書検定2級の難易度を探るため、試験の概要をチェックしてみましょう。2級以外の3級と準1級の情報も合わせて紹介します。どの級を受験するか、併願するか、迷っている方は参考にしてみてくださいね♪
合格率は?
秘書検定2級の合格率は約50%~60%です。回によって多少変動はありますが、出題される問題が大きく変わることはないので、変動が少ないため、このあたりだといっていいでしょう。
受験者の半数以上が合格できるということなので少し安心できるのではないでしょうか?難易度からみて高いわけではなさそうですよね。
前後の級である3級の合格率は約60%、準1級の合格率は約30%となっています。
こうしてみると3級とは合格率があまり変わらないことがわかります。3級を受けずに2級からの受験でもOKといえる理由でもあります。また準1級になると合格率は下がりますし、面接も増えるため2級と同じような対策では合格が難しいことがわかります。
試験形式は?
秘書検定2級と3級は、1割が記述式で9割がマークシート式で出題されます。ほとんどがマークシートです。
例題は以下で紹介するのでチェックしてみてください。問題の性質上、問われる文章も回答する文章も長めな場合が多いので、文章を落ち着いて読み解かなくてはなりません。
出題範囲は?
秘書検定2級の出題範囲は、必要とされる資質、 職務知識、一般知識、マナー・接遇、技能となっています。
参考
受験要項文部科学省後援 ビジネス系検定
以下の図のようにそれぞれ「理論」と「実技」に分けられ60%以上に正答すれば合格です。
実際にどのような問題が出るのかみていきましょう。
どんな問題が出る?
秘書検定を実施している公益財団法人 実務技能検定協会のサイトである文部科学省後援 ビジネス系検定 秘書検定 問題を解いてみようを参考にしています。問題の問われる内容、問われ方、形式などを知っておきましょう。
なお、答えは公式サイトに解説があるので以下の参考リンクよりチェックしてみてくださいね。
参考
問題を解いてみようビジネス系検定 秘書検定
必要とされる資質
来客は取り次がないよう指示されたら
秘書A子は部長会議から戻った上司(部長)から,「しばらく考え事をしたいので,電話や来客は取り次がないでもらいたい」と言われた。次はこのときA子が行ったことである。中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
1) 不意に訪ねてきた上司の友人に,今取り込んでいるが確認してくると言った。
2) 他部署の課長から部長はいるかとの電話に,今手が離せないので後にしてもらえないかと言った。
3) 尋ねたいことがあると言って来た部下の課長に,上司から取り次がないよう言われていると言った。
4) 確認したいことがあるという取引先からの電話に,今は考え事をしているので後で連絡すると言った。
5) 確認したいことがあると言って来た他部署の部長に,その場で少し待ってもらって,上司の都合を聞きに行った。
一般知識
略語の正しい組み合わせ
次は略語とその省略されていない語の組み合わせである。中から不適当と思われるものを一つ選びなさい。
1) 都銀 = 都市銀行
2) 時短 = 時間短縮
3) 定昇 = 定期昇給
4) 約手 = 約束手形
5) 国保 = 国民年金保険
4.マナー・接遇
不祝儀袋の使い方
秘書A子はR(株)に勤務している。取引先のK氏が亡くなり,A子は上司(山田一郎総務部長)から頼まれて香典を用意することになった。葬儀の形式は分からないという。このような場合について,次のそれぞれに答えなさい。
・記述式の出題例
短い会話文を正しく敬語表現に直したり、上司宛に来た懇親会の案内はがきの返信を書いたりなどが出題されます。
こちらも、過去問と大きく異なった内容はあまり出ないため過去問でしっかりと問題をこなしていれば対策をすることができます。誤字脱字に注意しておきましょう。
注意したいのがひっかけ問題のような問題もあること。聞かれていることをまずしっかりと把握しておくことが重要です。問われている問題文が複雑になっている場合が多いのが秘書検定2級の試験問題です。
問題を読んでまず「何を答えるべき問題なのか」「ひっかけようとしている部分がないか」の見極めをすることが問題をスムーズに解くコツともいってもいいでしょう。
どれくらい勉強して合格しているのか?
独学で受験している人が多い秘書検定2級ですが、どのような勉強をどのくらいすれば合格できるのでしょうか?
勉強スタイルは人によってさまざまなので、必ず合格できるという方法や数字ではありませんが、参考にしていただければと思います。
勉強方法
上司
秘書検定2級の難易度としては、テキストと過去問をしっかりと勉強しておけば、合格をつかむのも難しくはないはずです。
おすすめの勉強方法としては、以下の2パターンがあります。
・「テキスト」を一通り読み進めて、知らない知識に触れてから、「過去問」を解く
・「過去問」を解き、どのような問題が出題されるかを把握してから「テキスト」で知識を補填する
勉強時間をあまり確保できない場合は「過去問」から始めると効率的に進めていけるでしょう。
試験問題は基本的に過去問に即した問題が出ますので、過去問を間違いなく解けるようにしておくと、安心して落ち着いて受験できます。
おすすめテキストを紹介
秘書検定を実施している公益財団法人 実務技能検定協会のサイト下部にも早稲田教育出版社のバナー広告としてあるくらい、メジャーなテキストです。
【テキスト】
【過去問題集】
過去問でポイントをチェックできます。221問の過去問題を収載!問題数をたくさんこなすのに最適。
無料サイト、無料アプリでも問題の練習もできる
テキストや問題集をいつも持ち歩いて眺めておくわけにはいきませんよね。スマホやパソコンを活用し隙間時間も活かして、多くの問題に当たっておくことで、知らない・見たことのない問題を減らせ、自信をつけられます。
無料サイト
300問と大量の過去問や予想問題を解くことができる。正解率 、残り の問題数、正答数 などがリアルタイムで表示されていてわかりやすいのでおすすめ。
無料アプリ
秘書検定2級 実践問題
勉強時間
よく言われているのが、1か月の勉強時間で合格できるということです。学生なのか、社会人なのかでもこの期間は変わってくるお思います。合計30時間から50時間程度で合格できるという話もあります。
そう考えると秘書検定2級試験日の1~2か月前から勉強を開始し、1日1時間程度勉強すると合格できるといった感じになるでしょうか。
社会人経験がある方は、すでに知識として持っている場合はもう少し勉強時間を減らしてもOKでしょう。
独学が難しい方や準1級まで見据えている人は通信講座もおすすめ
秘書検定2級がいくら独学でOK、独学の方が多いといっても、勉強方法が不安な方や効率的に勉強したいなと考える人もいるかしれませんね。
また、秘書検定は同時に2つの級の受験が可能なので「2級」と「準1級」を併願する方もいます。準1級からは面接の対策も必要になりますし広くなる試験範囲も勉強したいという場合におすすめなのが通信講座や専門のスクールの活用です。
以下にCHEWYおすすめの通信講座とスクールを紹介します。
①ユーキャン
ユーキャンの秘書検定講座は、”3級~準1級”までの3階級を同時に学習できるため、無駄なく学ぶことができます。丁寧な添削サポートに加え、準1級で実施される面接対策用DVDも付属されていて便利。4か月とわずかな期間で受講できるため、忙しい人にもぴったりです。
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②大原学園グループ
秘書検定 2級・準1級対策コース(web通信)があります。直前模試2回分で弱点を把握できておすすめの通信講座。準1級と2級を同時に勉強することができます。
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③早稲田ワーキングスクール
準1級と2級両方とも受験できるように合格指導してくれます。東京と大阪での講座を選択して受講できます。通信講座もあるので、自分に合ったスタイルを選択できておすすめです。
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独学OK・合格率5割越えの難易度なのに面接に有効でおいしい!
秘書検定2級は、就職活動に有利に働いてくれますし、受験のために勉強することで、社会人としての常識(電話応対、冠婚葬祭、ビジネス文書など)も身に着けられるという、お得な検定資格だといえます。
難易度も大学生や社会人が約1か月独学する程度で合格も可能である、あまり高くない難易度といえるのに、お得がいっぱいのコスパの良い資格だといえるでしょう。
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業界や職種ごとに特化した専門のキャリアアドバイザーが在籍。転職したい人の強みとともに、今後のキャリアについても考えてくれます。公開案件は約6,000件、非公開求人の情報は約15,000件。幅広いネットワークをもっているため、秘書としてどの業界でスタートを切るのか迷っている人にもおすすめです。
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