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経理は転職しやすいって本当?転職市場でのメリットと注意点

経理は事務職ですが、通常、出世やキャリアアップ転職が難しいとされる他の事務職とは一味違います。経理の転職での優位性やさらに有利に転職するための方法をチェックしてみましょう。経理としてのキャリアの積み方にも関係している問題なので、転職を考えている人もそうではない人も要チェックです。

経理部に配属されちゃった…。なんだか経理って地味そうな仕事だなぁ。

あら、知らないの?経理ってキャリアを積みやすくて、転職にも出世にも役立つメリットがいっぱいなのよ!

経理は事務職の中でも転職しやすい!

経理は、総務や人事などといったデスクワーク系の仕事の中でも転職しやすい職種となります。他の事務職よりも積み重ねた実績やスキルの汎用性が高く、どの企業でも活用しやすいのです。そのため、経理経験者は会社を変わっても即戦力として働けて、転職もしやすくなります。

また、経理は、その実績を数字や共通語で表現でき、求人応募の面接でもアピールしやすいというメリットもあります。「○○%、○○万円の経費をカットした」などの成果アピールもできますし、「連結決算まで行っていた」という仕事内容のレベルを示すことも可能です。

実績やスキルの汎用性が高い

経理は、企業の規模や業種などに関係なく、基本は複式簿記という同じ方法で行われています。また会計ソフト入力から決算、税の確定申告など、全ての業務の基本は変わりません。そのため、一社で経験し身に着けたものは他社でも活用できるスキルになります。

汎用性の高いスキルを活かして、一つの企業で管理職になることもできますし、転職しても引き続きステップアップを図ることもできるのです。

スキルの積みながら転職しやすい

経理の仕事は、業務の範囲が明確で、どこまで自分が出来て次に何が必要か分かりやすくなっています。受け持つ業務で得られるスキルを意識すれば、転職しても順調にスキルを積み上げられ、どこにいてもスキルアップしていくことが可能です。

また、経理は続けていけば、高度なスキルも身につきます。さらに難しい仕事になればなるほど、経営陣にも近くなり、考え方や視野も深く広くなりそうです。

活用できる資格が多い

経理には使える資格も多く、保有資格が転職を有利にすることもあります。また、資格が業務に直結しているので勉強したことがすぐに仕事に活かせて、学びへのやる気も出やすくなるでしょう。

簿記や給与計算実務能力検定試験、BATIC(国際会計検定)などは、保有しておきたい資格です。

■未経験者でも資格があると転職しやすい

経理未経験でも経理系の資格を持っていると転職に有利になることがあります。経験はなくとも、専門知識の基礎があると評価され全くの素人よりも仕事を覚えやすいと判断されることもあるのです。

経理経験者は他職種への転職もしやすい!

資料分析

経理のスキルは他の職種でも活かせることがあります。会社のお金の動きを把握できる経理のスキルは、金銭のやり取りがあるあらゆる仕事で使えますし、お金の動きから経営を見ることができるため管理職としても役立ちます。

営業・販売・店舗経営にも役立つ経理のスキル

数字に強い経理職の特性は、営業や販売、店舗経営などにも役立ちます。経理は一見地味な部署にも見えますが、意外と経営陣や金融機関との折衝も多く、コミュニケーションスキルや交渉力も高い傾向です。

予算案の提案や経営陣への意思決定への情報提供などは、まさに営業などが行うプレゼンテーションそのものといえるでしょう。また、日常的にも他部署へ経費削減の依頼などを行い、煙たがられることもある経理は、交渉への粘り強さやめげないメンタルも身についているかも知れません。

一般事務・総務にも役立つ経理のスキル

経理はそもそも事務仕事も多く、エクセルやアクセスなどの事務系共通のソフトが使える人がほとんどです。また、文書作成や電話・来客対応などで、その他のビジネスマナーも身についています。そのため、経理からそれ以外の事務への転職でも、事務一般のスキルをアピールできます。

マネジメントにも役立つ経理のスキル

経理部門は経験を積んでいくと、経営分析や資金計画など、経営に関わる業務も増えてきます。また、常に経営層と近いところで働いているため、意識も高くなります。

経理経験者は経営という面から広い視野を持って会社を見ることができるため、管理職として抜擢されることも多いものです。こうした力も普遍的なので、異業種や違う部署でも使えます

こんなに良いことがたくさんあるなんて!!経理ってスゴイ!

…ったく調子いいんだから。だけど、働き方次第ではもっと、転職しやすくすることだって出来るのよ!

経理でもっと有利に転職するためのポイント

握手

経理は基本的に転職しやすい職種であることが分かりましたが、そのメリットを十分に活かすために意識したいこともあります。比較的有利な経理の転職をさらに有利に進めるためのポイントを紹介します。

常にキャリアアップの意識を持って働く

経理として有利に転職するためには、常にキャリアアップのために働くという意識を持っていることが大切です。業務は全てキャリアアップに活かせます。

常に今やっている仕事は何に役立つか考えながら働くと良いでしょう。また、キャリアに活かせる仕事をしていないと感じたら、積極的に自分のやりたい業務に手を挙げることも必要です。

人気の高い経理系資格を狙う

経理で役立つ資格を取得するのも、経理での転職成功のために大切です。日商簿記は基本であり、経理以外でも保有している人が多い資格となっています。経験で補填できる自信がある人は良いですが、そうでなければ一応は持っておきたい資格です。

さらに今、日商簿記以外で注目度が高いのは実践的な資格や外資系で使える経理系資格です。給与計算実務能力検定試験、BATIC(国際会計検定)などは、ライバルと差をつけるために簿記の次に取得したい資格といえるでしょう。

先輩

最近、給与計算実務能力検定って人気が高いのよね…。取りにくい資格ではないようだし、私も取得した方がいいかしら?

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グローバルな働き方がしたいから、BATICに興味があるな。

「外資系企業に入りたい」など、進みたい道や入りたい企業ごとに資格を選んでも良いわね!

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転職エージェントで非公開求人を狙う

経理で有利に転職を進めたい人は、転職エージェントサービスを使うのもおすすめです。転職エージェントは、求人サイトやハローワークよりも丁寧なサービスと非公開求人が魅力。書類作成や面接対策もあり、さらにエージェント側の担当者が応募者のスキルや実績を丁寧に相手企業に伝えてくれます。

会計、税務、経理・財務分野に特化したエージェントもあります。

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経理は転職しやすいが注意も必要!

経理は転職しやすいとは言われていますが、だからといって油断していてはいけません。安穏と過ごしてスキルをうまく積み上げられなかった場合には、転職がうまく行かないこともあります。

まずは今働いている現状でキャリアを意識した時、働き方によって不足がないか知ることが大切です。

大企業経理ではキャリアアップのスピードが遅いことも

大きな企業の大きな部署では、多くの仕事が分業制で行われています。そのため、自分の受け持つ範囲が狭くなり、実績としては認められにくいこともあるようです。

例えば支払い業務や売掛金、経費精算など、一つひとつの業務が細分化され、スタッフに割り振られています。これでは経理業務全体が見えにくく、スキルも一部のみにとどまってしまいそうです。

大企業でスキルを磨くには、業務の範囲を自分から増やすしかありません。業務の範囲を増やして、業務全体を把握できる働き方がしたいなら、子会社などの経理など小規模企業に関わるような業務にもトライしてみると良いでしょう。

中小企業経理ではキャリアアップの範囲が狭いことも

中小企業の経理は、1から10までたった1人~数人でやりくりしていることもあります。そのため、全体を見通し、一通りのスキルを磨くには適している職場です。

ただし、その一方で子会社もなく非上場の小さな会社では、大企業ならある連結決算や開示書類の作成など、専門性の高い業務がないことも多くなります。キャリアを積みたくても、その仕事がないというジレンマを感じることもあるでしょう。

こうした場合には、経理に関係する別の分野のスキルを磨くことがおすすめです。財務や税務など、別の強みで不足しているスキルを補強し、転職に有利なバランスの良いキャリアを目指しましょう

日系企業と外資系企業では経理の仕事内容に違いがあることも

日系企業と外資系企業では経理の仕事内容や給与に違いがあります。どちらかというと、残業が少なく、給料が高いのは外資系です。仕事の仕方も個人の裁量に任せられるため、仕事のしやすさもありそうです。

ただし、その一方で外資系は業務の分担が明確で、広いスキルは望めないかも知れません。それぞれの違いを認識した上で、自分に合った企業を選ぶことが大切です。

経理は実績や資格を活かして転職しやすい

荷物を運ぶ

経理は専門的なスキルが身につき、それを転職先でも活用しやすい職種です。そのため、事務職の中でも比較的転職しやすいといえます。

ただし、経験した業務内容や範囲によっては転職に活かせないこともあるため、働き方や仕事の内容を自ら選ぶことも必要です。得られるスキルや実績を考えながら働き、どこでも通用する経理を目指しましょう。