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プログラマとして働いていて、フリーランスという働き方に興味を持っている・気になるという方は多いのではないでしょうか?
一口にフリーランスといっても、さまざまな働き方があります。共通するのは時間や場所にとらわれずに働けるということ。
その中で、フルタイムだけど在宅で働くフリーランスや、常駐でバリバリ高単価の案件をこなすフリーランス、海外や田舎でのんびり働くフリーランス…など十人十色のフリーランスプログラマがいることでしょう。
そんなフリーランスプログラマの働き方のメリットやデメリット、気になる年収や高年収を目指す方法をご紹介します。また、どうしたらフリーランスのプログラマになれるのかや、未経験から始めることができるのかについてもお伝えするので、あわせてご覧ください!
魅力的なフリーランスプログラマの働き方とは
冒頭でも少し触れた「フリーランスプログラマ」の働き方をのぞいてみましょう。
場所や時間、裁量は自分次第
フリーランスの人は企業に雇用されているわけではないので、働く“場所や時間”は自分で決められます。求められる働きさえしていれば、問題ない!という感じ。
フリーランスのプログラマは、すべて自分の裁量で仕事をおこなえるのが特徴です。自分のスキルアップにつながる案件など、やりたい仕事を選んで受注し、やりたくない仕事を断るということもできます。
また、企業勤めをしていると社内で電話が鳴ったり来客があったり、朝礼や会議への参加など、集中して作業をするのに障壁がある場合もありますよね。フリーランスは、「自宅で集中してソフトウェアを開発したい!」と考えている方にも向いている働き方です。
年収が倍も夢じゃない!
企業で勤めている場合、勤務年数が上がると徐々に昇給することはあっても、年収が倍になるということはなかなかない話ですよね。
フリーランスの場合は、仕事をすればするだけ報酬は上がります。高報酬を狙うなら企業へ出向き、常駐のフリーランスプログラマとして、短期で高単価の案件をたくさんこなすなどの方法もあります。
自分が目指す年収を実現しやすいのは、フリーランスならではでしょう。そのため、起業の準備としてフリーランスになる方もいます。
フリーランスプログラマの年収は?
短時間・副業フリーランスの場合:300万円以下(ボリュームゾーン)
フリーランスのプログラマにも、兼業や副業で働いている人がいます。こうした働き方をしている人の年収はだいたい300万円未満で、人数が多くなっています。
フリーランスのプログラマの年収では300万円以下が3割ほどを占め、ボリュームゾーンになっているようです。
参考:独立行政法人情報処理推進機構発行「IT人材白書2020」
一人前フルタイムフリーランスの場合:480万円~
一人前のプログラマは、1日の稼ぎが2万以上になるともいわれています。そのため、フルタイムフリーランスで働く場合は、以下のような月収と年収を予想することができます。
月収では2×20日=40万円…月収
40×12=480万円…年収
一般的なサラリーマンの年収は432万円※とされているので、一人前のフルタイムフリーランスになれれば、企業勤めより稼げる可能性があるということです。
※参考:平成29年分民間給与実態統計調査結果について
スキルと実績を持つプログラマの場合:1,000万円
スキルがあり、実績もあるフリーランスプログラマでは年収が750万~1,000万円を超えることも珍しくありません。継続的に大企業と大型の案件契約を結んでいくだけでも、年収はグッと上げることができるでしょう。
年収が高いフリーランスプログラマへの道
せっかくフリーランスのプログラマとして働くなら、高報酬・高年収を目指したいですよね。どうしたら高報酬を目指せるのか、4つのポイントに絞ってご紹介していきます。
①言語にも単価が高いものがある
経済産業省がおこなった「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、以下のように報告されていました。
今後注目すべき先端IT技術
「クラウドコンピューティング」、「情報セキュリティ」、「モバイル端末」などは、「これまで特に大きな影響を与えてきた」と認識されていることがわかる。また、「ビッグデータ」、「IoT(/M2M)」、「人工知能」については、「これまで」よりも「これから特に大きな影響を与える」と認識されていることが読み取れる。これらの3つについては、右下図を見ても、他の項目よりも「今後大幅に市場が拡大する」という見方が強いことがわかる。
参照:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果,平成28年6月10日,商務情報政策局情報処理振興課
このように「ビッグデータ」、「IoT(/M2M)」、「人工知能」に関する言語はこれからも需要や単価が高くなる見込みがあります。
■ランキング紹介
また、日本最大級の求人検索エンジンである「スタンバイ」が「2017年プログラミング言語別 平均年収ランキング」を発表しています。
今需要があるのはどの言語かをランキングでチェックし、これからどんな言語を身に着けたいのかをコアスキルにプラスで考えてみてください。
参照:みんなのスタンバイ プログラマー年収ランキング2017!言語別、第1位はScalaの626万円(一部抜粋)
②常駐案件が比較的高単価
フリーランスの働き方の選択肢として「常駐(じょうちゅう)」というものがあります。
常駐とは
1~3か月間など期間を区切って契約先の企業に出向き仕事をする働き方。雇用ではないため、上司はおらず、毎日朝何時から夕方何時までという契約ではないことが多い。
さまざまな現場を体験することでスキルアップにもつながるので勉強したい方にはおすすめ!案件単価は、在宅よりも高単価である傾向がある。
ITフリーランス専門のエージェントを経由して受注案件を紹介してもらうことで、精度の高いマッチングが行われ継続案件として仕事が安定する場合もあります。
在宅にこだわらない、まずは実績を積みたい、スキルアップしたいという方にはおすすめです。
ただ、常駐案件は特に年齢が35歳以上の年齢になると、案件獲得が難しくなる傾向があるそうです(CHEWY調べ)。常駐案件に興味がある場合は早めに取り組む意識を持っておきましょう。
③姿勢も重要
プログラマとして、報酬アップのために知っておいてほしい姿勢についても紹介していきます。
■最新技術へのチャレンジ
IT業界では特に先端IT技術がどんどん出てくるため、同じことを続けていては報酬は下がる一方ですし、案件に対応できなくなり仕事を続けていくのが難しくなります。
さらに最新技術になると、扱える人が少なく貴重な人材になれるため単価・年収アップにもつながります。
■できることを増やす(SEの部分も手を出す)
エンジニア(プログラマ)はSE(システムエンジニア)からの指示をコーディングするお仕事です。このSEの仕事の一部でもできるようになるなど、自分の仕事領域の上流工程の範囲までできることを増やしておくことで、単価アップの交渉もしやすくなりますし、クライアントとのやり取りも増え、密な関係を築くことになるため、仕事を頼みやすくなり案件リピート率の上昇の可能性も上がります。
④プログラム以外のスキルで実は必要なスキル!
フリーランスのプログラマは、ただプログラムの知識だけがあればいいのではありません。プログラマといっても、「開発プロジェクトの設計から実装など一貫して任される」こともあるため以下のようなスキルも重要になってきます。
■コミュニケーション能力【重要】
クライアントやチームで動く場合はチームのメンバーとの円滑なコミュニケーションは案件成功に欠かせません。そのためマネジメントや折衝能力なども必要になってきます。
この部分をおろそかにしてしまうことで、フリーランスプログラマが行き詰ってしまうこともあります。必要なスキルと認識しておくことが重要です。
■読解能力
読解能力も同様です。クライアントからの指示書の意図を読み取ることができないと、クライアントに満足していただける仕事をすることができません。経験を積むことでも読解能力を上げることはできます。
■英語力(読み取りのみ)
プログラマとして仕事をしていく上で最新の情報を得て、開発に活かすことが重要になってきます。他のプログラマとの差別化にもなりますし、クライアントの要望にも応えやすくなりますよね。
最新の情報は英語で提供されることが多くあります。アメリカや英語を使用している国から情報を得るためには、英語の読み取り・リーディングスキルが必要になります。
フリーランスプログラマの仕事獲得方法!
IT業界ではプログラマは人材不足による「引く手あまた」の状態です。この人手不足の状況はこれから先も拡大していく見通しなんです。
経済産業省の調査によると、
2015年時点で約17万人のIT人材が不足しているという結果になった。さらに、前頁で示されたとおり、今後IT人材の供給力が低下するにもかかわらず、ITニーズの拡大によってIT市場は今後も拡大を続けることが見込まれるため、IT人材不足は今後ますます深刻化し、2030年には、(中位シナリオの場合で)約59万人程度まで人材の不足規模が拡大するとの推計結果が得られた
すでに現時点で逼迫(ひっぱく)した人材不足である状況であるとともに、2030年以降もこの状況は悪化することはあっても改善されることは期待できないでしょう。
そのため、案件に困ることはないかもしれませんが、効率よく良い案件を見つけられるかどうかで年収が数百万変わってくる場合があります。
売り手市場だからこそ、いい案件を選んで高収入を目指しましょう!
エージェントサイトを利用しよう
エージェントサイトとは、登録時に仕事に対する希望など伝えるカウンセリングを受け、自分に合う企業とマッチングしてくれるサービスを行っているサイトのことをいいます。
求人サイトやクラウドソーシングサイトと違い、専門のエージェントが仕事を紹介してくれるのが特徴です。基本的に無料で登録できます。
■おすすめエージェントサイトを4つ紹介
エンジニア(プログラマ)に特化したエージェントサイトを以下に紹介します。各サイトに特徴があるので、あなたに必要なサービスを見つけてみてください。
①ITプロパートナー
業界では唯一、週2〜3日からで高単価の案件を見つけることができるのが特徴。副業・兼業、隙間時間をうまく活用したいと思っている方におすすめ。
②レバテックフリーランス
業界最大級の案件数なので、自分に合った案件を探しやすいのが特徴。エージェントもITに特化しているので話がしやすいのでおすすめ。
③Midworks
正社員並みの福利厚生があるのが特徴のMidworks。週3から始められる案件やリモート案件も多数掲載されている。Web・モバイル系の案件が多いので得意な方におすすめ。
④PE-BANK
営業代行・確定申告・福利厚生などのサービスも充実しているPE-BANK。創業30周年の老舗のエージェントサイト。業務系案件数が多いのが特徴。
⑤geechs job
取引企業数は3,000社以上、登録者数は15,000人以上の業界最大級のエンジニアエージェントサイト。福利厚生がしっかりしていることも特徴で、15年の実績もあるので安心。
前職からや人脈で仕事をもらう
フリーランスの仕事の獲得方法として多いのが、前職から案件を振ってもらうというものです。フリーランスとして働き始めたころや実績が少ないころに生活を支えてくれる仕事になるので、退職前の職場との関係は良好にしておきましょう。
また、退職前にフリーランスの仕事をスムーズに始められるようにエージェントサイト(以下の見出しで説明)やクラウドソーシングサイトに複数登録しておきましょう。「副業禁止」でなければ、退職前から徐々に個人としての仕事を始めておくのもいいでしょう。
以上のように、フリーランスのエンジニアになる前には、しっかりと準備を行っておきましょう!詳しくはこちらの記事をご覧ください⬇
フリーランスとはどんな働き方?あなたに合うかチェックしてみよう!
そもそもフリーランスのプログラマにはどうやったらなれる?
フリーランスのプログラマになってみたい!と思ったらどのような方法があるのでしょうか?
企業からの独立
企業にブログラマとして就職し、知識や経験を得てから独立する方が一般的です。
フリーランスでは教えてもらえる環境などがないので、企業にいる間にできるだけさまざまな案件の経験を積むようにしておきたいことろです。就職して2~3年でフリーランスになる方もいます。
未経験から始めてみる
売り手市場のプログラマですから、未経験からでもなりたいという方もいます。未経験といってもコアスキルとなる言語の習得は必須なので独学でももちろん構いませんが、言語が学べる学校を利用するのもおすすめです。
未経験から始めた場合は特に、案件単価の低いものに手を出してしまいがちです。はじめのころは経験としていいですが、市場の価格相場をしっかりと調査して案件単価を精査してみてください。
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