英語を活かしたい人必見!フリーランスの翻訳の始め方と働き方

フリーランス 翻訳

政府の働き方改革などで「場所や時間を選ばない働き方」のフリーランスが注目される中、在宅で働くことが可能な翻訳の仕事も注目されています。英語が得意だから活かせる仕事がしたいという主婦の方や副業を考えている方が多いのも人気の理由です。

新人

翻訳ってフリーランスでも働けるんですね!
翻訳は在宅でも仕事がしやすいからフリーランスで仕事をすることが一般的な職業なのよ♪

先輩

新人

翻訳ってやっぱり英語の得意な人がする仕事なんですか?
もちろん英語の案件数が多いわね。英語に関わる仕事がしたい人にはおすすめよ。単価の高い新興国の言語も注目ね。

先輩

フリーランスの翻訳者の働き方や、実際にフリーランスで翻訳の仕事をしている方から聞いた持っておきたいスキルなど、まとめてご紹介します。

気になる年収についてもお伝えするので、これからフリーランスで翻訳の仕事をしたいと考えている方必見です♪

フリーランス翻訳者の働き方とは

フリーランス 翻訳
冒頭でも少し触れましたが、翻訳者の働き方は、以下の2パターンが一般的です。

・翻訳会社で雇用されて働く
・フリーランスで働く

フリーランスの翻訳者は、翻訳会社に登録して仕事を受けたり、クラウドソーシングや求人サイトなどから受注したりします。詳しくは以下の「フリーランスの翻訳の仕事受注方法」で紹介しています。

フリーランスの翻訳者のメリット・デメリット

企業に雇用されずに、なぜフリーランスとして翻訳の仕事をするのでしょうか?フリーランスの翻訳者の働き方のメリットを書き出してみました。

・場所や時間にとらわれないので、家事のあいまや本業の隙間時間を活かせる
・時間給ではなく文字・単語単価計算である
リピート率が高いので、案件探しに時間を割く割合が他のフリーランスより少ない傾向がある
・働けば働くほど報酬は増える

上記のような、メリットがある一方で、フリーランスの場合は自分で仕事の獲得をしなければいけません。また、専門的な知識がない場合は、単価アップが難しいなどのデメリットもあります。

デメリットの乗り越え方については、下記で紹介するので、参考にしてみてください。

フリーランスの翻訳者の働き方を知った上で、本当にフリーランスになるのかどうかを検討することが重要ですよ。

フリーランスの翻訳者になる方法

フリーランス 翻訳 なり方
フリーランスの翻訳について理解が進んできたところで、どうやったらフリーランスの翻訳者になれるのか、方法を3パターンみていきましょう。

1)企業に勤めてから独立

大学の英語科や英文科を卒業し、企業で英語に関わる部門に勤めていた方が、独立してフリーランスの翻訳者になることがあります。

英語を使った就業経験は、即戦力として考えられ、フリーランスの仕事を獲得する上でプラスになることは間違いありません。また、ビジネスやその他の専門的な英訳などの知識も武器になるでしょう。これは英語以外の言語でも同様です。

英語に全く関係のない企業に就職し、翻訳の経験などもないままフリーランスの翻訳者になる方もいらっしゃるのは事実です。その場合は、信頼や実績がほぼゼロの状態からのスタートになるため、フリーランスとしての仕事の獲得が最初は難しいでしょう。

下記で紹介しているように、スクールに通って翻訳スキルを身に着けることや、TOEICで高い点数をとるなどの実績作りが必要になります。

2)スクールに通ってから独立

翻訳について学べるスクールがあります。実際に通うタイプか通信制かを選ぶことができます。自分の生活スタイルに合う方を選択しましょう。

(筆者の知り合いの)フリーランス翻訳者さんの見解
通信制は、授業料が比較的安く、短期間で学べるのでおすすめ。しかし講師陣の習熟度が一定でなかったり、必要なカリキュラムが入っていないこともあるので注意が必要。下調べはしっかりとしたいところ。
体験レッスンをして、しっかりと検討するのがおすすめです♪

また、こういったスクールを活用することのメリットとして、仕事に生かせる情報量がたくさんあるということも挙げられます。業界についての知識がない方にもおすすめです。

その中でも、通学・通信・オンラインで受講が選べて、翻訳の三大分野「実務翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」といった全てを網羅できるフェロー・アカデミーがおすすめです。

フェロー・アカデミー

独学で独立

独学で独立するのも、もちろんOKです。
英語がネイティブレベルといわれる「TOEIC800点以上」を目指して高校までの基礎を磨きながら自分で勉強していくという手段もあります。「副業で少し翻訳の仕事を始めたいな」という方は独学で英語スキルを上げていくのもいいでしょう。
参考:就活の未来  TOEICのスコアは何点から評価される?企業が求めるレベルも紹介

また、TOEIC以外の勉強方法としては、翻訳試験の過去問を解くのがおすすめです。翻訳の実務に必要な「訳文作成力」や「用語検索力」を身に着けられます。

翻訳の仕事は3種類に分かれる

フリーランス 翻訳 3種

実務翻訳・産業翻訳

ビジネスのために必要な翻訳のことを指します。翻訳レベルによって、さまざまな案件があります。

専門性の低い案件は初心者でも取り組みやすくなっている一方、専門的な業種の翻訳になると専門用語を知らないと翻訳ができないため難易度も高く、高単価な案件となります。

海外との取引で必要な翻訳や、契約書などの書面の翻訳など、仕事内容はさまざまです。

出版翻訳・文芸翻訳

出版翻訳では、高い翻訳のスキルが求められます。ジャンルにもよりますが、より繊細なニュアンスまで伝えられるような翻訳スキルを持っていないと難しく、また日本語の表現力も必要になってくるので、翻訳の中では高難易度といってもいいでしょう。

もともと出版社で翻訳の仕事に携わっていたなどの実務経験がないと、フリーランスになるのは難しいかもしれません。

映像翻訳・メディア翻訳

映像翻訳とは、映像(映画やテレビなど)の字幕や翻訳した台本を作る仕事です。
映像翻訳や新聞や雑誌などのメディアに関する翻訳は、出版翻訳と同様の理由で難易度が高く、初心者向けではありませんし、フリーランスとして働ける方も限られるでしょう。

最近ではWEBサイトやアプリの翻訳も

最近では、WEBサイト(WEBメディア)やアプリの翻訳のお仕事も忘れることはできませんね。クラウドソーシングにも案件が上がっていますし、初心者でも実績作りのために取り組みやすい案件もあります。仕事としては増加傾向なので、このあたりも定期的に案件を確保する上でおさえておきたいところです。

現役翻訳者に聞いた!必要なスキルとは

フリーランス 翻訳 稼ぎ方
翻訳の仕事をするにあたって、必要なスキルとしては「英語能力」「用語検索能力「訳文作成力」(日本語能力も入る)などが挙げられます。

では、上記のスキルにプラスで持っておくと報酬アップが狙えるスキルや、フリーランスならではの必要スキルもあるので紹介していきます。

資格は何も無くてOKだけど、あれば信頼になる

翻訳の仕事をするのに、資格は何も必要ありません。しかし、フリーランスの場合は仕事獲得のために「信用」を作ることが重要です。翻訳の仕事に限らず、実績が何もない人には仕事を頼みづらいですよね。

その信用獲得のためにTOEICなどの試験を受けるのもいいでしょう。英語がネイティブレベルとされるTOEIC800点以上の得点やそのほか留学体験など、翻訳の仕事に関係しそうなことは何でもアピールし、信頼を得て仕事獲得を目指しましょう。

一般的には、TOEICの得点は800点以下の場合は記載しない方がいいといわれているので、800点以下だった場合は記載しなくてもいいかもしれません。

専門分野によって異なるスキル

翻訳する分野としては以下のように6つにわけることができます。それぞれの専門分野で使われる、専門用語の訳し方などを勉強する必要があります。

メインは計6分野

翻訳する分野で翻訳の単価が変わってきます。年収を上げたい方や安定して仕事を獲得したいと考えている方は、需要や案件単価が高い専門分野の翻訳ができるように、勉強するのがおすすめです。

文書の種類/分野英日翻訳(税別)日英翻訳(税別)
コンピューターマニュアル28円20円
一般科学・工業技術28円21円
金融30円25円
経営管理・財務・契約書30円25円
医学・医療・薬学35円30円
特許明細書26円30円

※上記は、一般的な実例の平均値を分野ごとに示した翻訳料金の目安です。
※専門性、難易度、翻訳量、納期、原文・訳文のデータフォーマットや処理の種類と程度、そして品質レベルなどによって翻訳料金は大幅に異なります。また当然ですが、翻訳会社など受注側の価格方針などによっても差が生じるので、あくまでも参考としてご覧ください。

引用:一般社団法人日本翻訳連盟翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安

表を見てみると一番発注目安単価が高いのが、医学・医療・薬学分野の英日翻訳となっています。またその他では、金融分野や経営管理・財務・契約書分野、特許明細書の分野の単価が高いことがわかります。

メンタル面でも

翻訳に取り組むには「コツコツと・懇々とやりきる精神力が必要」と現在フリーランスで翻訳者として働いている知り合いは熱弁していました。

(筆者の知り合いの)フリーランス翻訳者さんのコメント
他の仕事でもいえることですが、特にフリーランスになると、誰も見ていない所で一人で懇々と働く(翻訳する)ことに…。これが結構大変。

翻訳は「調べて、訳して」を繰り返す作業なので、メンタルが強くないとくじけてしまうかもしれない。

ということでした。

あとは専門分野に興味を持てるかどうか。興味がないと結構しんどいと感じてしまうのだとか。さらに専門分野に求められているスキルを磨くことで単価はどんどん上がります。どうせなら興味のある・持てる専門分野を高めていきたいものです。

フリーランスの翻訳の仕事受注方法

フリーランス 翻訳
フリーランスという働き方は「自由」である分、責任が伴う働き方です。その責任としては「仕事がなければ・しなければ報酬ゼロ」だということが挙げられます。

フリーランス翻訳者の報酬に直結する仕事探しはどのようにすればいいのでしょうか?3パターンの方法を紹介します。

①翻訳会社に登録

企業などからの翻訳を請け負っている翻訳会社に登録して、仕事を振ってもらう方法です。登録する際には「トライアル」(試験のようなもの)を受ける必要があります。流れとしては書類審査があり、通過するとトライアルを受けるというのが一般的です。

このトライアルは簡単に通れるものではないので注意が必要です。すでに翻訳会社で働いている方と同等かそれ以上の翻訳スキルを求められているといっても過言ではないそうです。誤字脱字、文法のミス、伝わりやすく書けるのかなど、ミスが許されない試験になります。

そのため倍率としては会社にもよりますが、10%~25%くらいになっているようです。トライアルは年に2~3回実施している会社もあれば、年中している会社もあります。
参考:日本翻訳ジャーナル1-4実況、翻訳会社のトライアル採点

複数の翻訳会社に登録しておきましょう。仕事が途切れてしまうリスクを減らすことができます。

履歴書や職務経歴書が必要なこともあります。経験も評価されるので、大学時代の語学専攻や海外長期滞在、外資系企業勤務などの経験がある場合はしっかりとアピールしておきましょう。

上司

未経験の方や経験が浅い方は、翻訳者ではなく、先に単価が安いチェッカーとして下積みをしつつ翻訳者を目指すのもいいでしょう。
18周年の実績、大手企業や官公庁との取引実績もあり安心の翻訳会社FUKUDAI。在宅フリーランスは随時募集されているのでチェックしてみては?

翻訳会社FUKUDAI

実務経験が1年以上からの応募に限られますが、さまざまな専門分野のフリーランス求人があるのでおすすめなのが翻訳会社ジェスコーポレーション。

翻訳会社ジェスコーポレーション

②受かると仕事がもらえる翻訳試験

どちらも翻訳能力が実務レベルなのか認定する試験です。

翻訳実務検定TQE
在宅受験年4回実施
成績優秀者は、翻訳会社である(株)サン・フレアに翻訳者として登録されます。

JTF翻訳検定
在宅受験年2回実施
受験科目は「基礎レベル」と「実用レベル」から選択できるので初心者でもチャレンジ可能。2級以上に合格すると、「検定合格者リスト」と「日本翻訳ジャーナル」に登録できます。

③クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトとは、案件の受注から納品まで全てサイト上で取引ができるサービスです。翻訳の案件数は増加傾向にあります。フリーランスで翻訳の仕事を始めたばかりで、案件数が安定していないという方におすすめです。

筆者の知り合いでフリーランスの翻訳者として働いている方は、クラウドソーシングサイトから始めてつながりを作り、現在では人脈からの新規案件やリピート案件のみで仕事をしています。

クラウドソーシングのサイトでも翻訳の案件数が圧倒的に多いのが「クラウドワークス」です。

〜大手クラウドソーシングサイトを比較してみました!〜

(2018年10月5日時点)

ランサーズの翻訳・通訳サービスカテゴリ案件数49件
クラウドワークスに登録するの翻訳・通訳サービスカテゴリ案件数19,621件(うち英語案件は13,041件)

クラウドワークス

その他の仲介エージェントを利用しよう

一般社団法人日本翻訳連盟
一般社団法人日本翻訳連盟のサイトでも在宅の案件探しができます。

・翻訳者ネットワークアメリア
入会金:5,400円 (税抜 5,000円)年会費: 16,200円 (税抜 15,000円)を支払って会員になれば求人を検索できます。会員限定で公開される仕事も多数あり、未経験者や初心者でもできる案件が多いのが特徴。

フリーランスの翻訳の案件単価はどれくらい?年収は?

フリーランス 翻訳 案件単価

目安は翻訳協会のHP

目安としては先にも紹介している「翻訳協会の表」を参考にしてみましょう。翻訳の場合は基本単価換算です。翻訳のスピードが上がればこなす件数も増え収入も上がります。

スキルや経験、専門分野の知識などを身に着けていくと、単価の交渉もスムーズにできるでしょう。

平均年収

1日に処理できる文字数、単語数、専門分野、翻訳できる言語により収入が決まります。

フリーランス翻訳者の平均的な年収は専業・フルタイムで約300万円から450万円といわれています。一般的なサラリーマンの平均年収は422万円とされているので、同等かそれ以上の収入になることが期待できますね。

また、専門性の高い翻訳ができる翻訳者は年収1000万円を超える場合もあるそうです。筆者の知り合いのフリーランス翻訳者は、英語を使う企業勤めの時の年収と比べて、年収が3倍になったそうです。

フリーランスの場合は就業時間がフルタイムに近い場合や隙間時間を活用している場合、ライターと兼業している場合などさまざまな働き方があります。さらに、翻訳のジャンルや難易度もさまざまなので、年収も大きく異なるということを覚えておきましょう。