「引き合いに出す」とは?意味・ビジネスシーンでの使い方・例文・類語・英語表現を徹底解説!

「引き合いに出す」は「参考になる事例を出す」ってこと!

上司

そろそろ来月の予定表はできた?
すみません、まだです!でも○○さんも、まだ提出してないっていってたので。。。

新人

上司

こらこら、人を引き合いに出すのはよくないよ。できたら提出してね。

ビジネスシーンにおいて「引き合いに出す」というフレーズは「参考になる事例を出す」という意味合いで使われます。

また、「引き合い」には非常に多くの意味があり、一般的な場面とビジネスシーンでは使い方が異なる場合があります。営業の場面では特に使う機会の多い言葉なので、すでに営業で働いている方やこれから働く予定がある方は意味と使い方を覚えておくようにしましょう。

「引き合いに出す」はいくつか言い換え表現もあるため、シチュエーションに応じたフレーズを選択できるよう身につけておくと安心です。

「引き合いに出す」の類語(言い換え表現)
・比較
・引用
・引き掛ける

「引き合いに出す」の意味

「引き合いに出す」の「引き合い」とは「お互いに引っ張り合うこと」「何かと何かを結ぶもの」という意味です。これが転じて「比較や参考とするために例を出す」「売買条件の問い合わせ」「仲を取り持つこと」などさまざまな意味で使われています。

一般的な場面での「引き合いに出す」は、「例を出す」という意味合いで使われることが多いです。

例文
一般的な「引き合いに出す」の使い方
「兄を引き合いに出す叱り方は、弟のプライドを傷つける」

比較の意味ではほかにも「引き合いにする」「引き合いに乗せる」「引き合いに上げる」などと表現することがあります。

注意
ビジネスシーンで「引き合い」というと、主に「売買条件の問い合わせ」「取引の最初の段階」のことを表します。この場合は「引き合いを受ける」「引き合いをいただく」などと表現されます。「引き合いに出す」とは意味合いが変わってくるため、混同しないように注意しましょう。

「引き合いに出す」の使い方・ビジネスシーンでの例文

営業の場面で比較や参考のために関連する事例を「引き合いに出す」ことは、成果をあげるために必要不可欠です。

簡単にいえば「○○社では10,000円のところ、弊社では6,000円で販売しています」「新商品は既存品と比べ、価格は据え置きのまま内容量が10%増量しました」などと引き合いに出すことで、自社の商品やサービスを取引先にアピールできます。

「それならお得!」「だったらうちも」と相手の購買心理を刺激できるので、営業に携わる方はぜひ覚えておきたいテクニックの一つです。

ここからは実際に「引き合いに出す」を使った例文をご紹介していくので、言い回しなどをチェックしてみましょう。

「引き合いに出す」を使った例文

例文
「過去の事例を引き合いに出して、再検討を行う」
「今回の工程が効率的である事を説明するため、前回の工事計画を引き合いに出す

このように「引き合いに出す」は比較や参考として例を出す際に使います。

ただし、実際に交渉を行う際は「引き合いに出す」とはっきり言葉にせず、自然に会話の中に事例を挙げて商談をまとめることが多いといえます。言葉の意味を理解したあとは、上手に物事を「引き合いに出せる」だけの話術を身につけるよう心がけてみてくださいね。

「引き合いに出す」の類語・言い換え表現

これまでご説明してきた「引き合いに出す」以外にも、「例を出す」という意味の言葉はいくつかあるのでご紹介していきます。

比較

「比較」とは「2つ以上のものを見比べ、違いについて考えること」という意味の言葉です。

例文
「前回の事例と比較して、再検討を行う」
「価格を比較して、どの商品を購入するかを決める」

「引き合いに出す」とほとんど同じ意味合いで使われるので、状況に応じて上手に使い分けましょう。

引用

「引用」とは「人の言葉や文章を自分の話や文の中に引いて用いること」を表しています。「比較する」というよりは「参考にする」というニュアンスが強く、「文章を引用する」という形で使われることが多い言葉です。

例文
「お手元の資料に国土交通省ウェブサイトより引用した改正の概要を記載しています」

引き掛ける

「引き掛ける」とは「無造作に着たり履いたりする」や「ものを引っ掛ける」状態などを表す言葉です。そこから「何かと何かを結ぶもの」という意味に転じ「引き合いに出す」と同じ意味を持つようになったといわれています。

ただし、現代ではほとんど使われていない言葉のため、無理に言い換える必要はありません。

「引き合いに出す」を正しく使って取引をスムーズに!

「引き合いに出す」という言葉は「参考になる事例を出す」という意味を持つ言葉です。

「引き合いに出す」という言葉を聞くと、なんとなく「一方をおとしめる」というマイナスイメージを抱く方は少なくないでしょう。ですが、よい結果を導くために何かを「引き合いに出す」ことは、決して悪い意味にはなりません。

営業で例を挙げることは取引をスムーズに進めるためにも非常に重要です。「引き合いに出す」という言葉を使いこなし、比較や証明に関する説明が上手にできるよう、話術も磨いていきましょう!