オーガナイザーは「まとめ役」!
オーガナイザーという言葉を聞いたことはあるでしょうか。分野を問わず様々な業界で耳にすることがあると思います。役職として使われているかと思えばアイテム名やPC用語、生物学用語として使われていることも。
一体どれがオーガナイザーの本当の姿なのでしょうか。一言でいうとオーガナイザーは「まとめ役」。ここではオーガナイザーの意味や類語などを詳しく解説していきます。
オーガナイザーの意味
オーガナイザーは「まとめ役」。広い意味の言葉ですね。英語の「organizer」からきています。動詞「organize」は組織する、編成するという意味がありますね。中学校で習う単語なので覚えている方も多いはず。「organization」は組織や機構と訳されてよく組織名に使用されています。「NGO」や「NPO」などがそうですね。
さて、「organizer」になると組織する人、編成する人、主催者、調整者など訳されます。日本語のオーガナイザーも基本的には同じ意味。ただし、使われる分野で特定の役職やものを指すことがあります。
クラブオーガナイザー
クラブオーガナイザーはDJ用語。クラブやライブ好きな方は聞いたことありますよね。イベントを仕切る役割の人です。会場となるクラブ(ハコ)や出演するクラブDJ、MCなどを手配します。日程はもちろん、料金や規模などもろもろを調節、決定しなければいけません。イベントが成功するかどうかはクラブオーガナイザーの腕にかかっていると言えます。
バッグオーガナイザー
ファッション好きや小物好きの方はこちらの方が耳馴染みがあるかもしれません。整理しやすいような工夫やそんな工夫がされたカバン自体をそう呼びます。バッグinバッグやベビーカーや車に取り付けられる小物入れ、ボックスなどもそうですね。普段使いはもちろん、荷物をスマートに収納したい旅行の際にも重宝しますよね。
ルイヴィトンの商品には「オーガナイザー・ドゥ ポッシュ」というアイテムも。お金やカード類をコンパクトに収納できる財布です。
クリップオーガナイザー
PC用語でもクリップオーガナイザーというものがありました。Microsoft Office2010までのツール。Office2013からは廃止されたので懐かしく思う方もいるのではないでしょうか。
生物学用語にも
生物学用語にもオーガナイザーはあります。動物の発生で二次杯を誘導する働きのある、卵の領域(原口背唇部)のこと。日本語で形成体とも呼ばれます。詳しくはご自分で調べてくださいね。
オーガナイザーの関連語
オーガナイザーには様々な意味があることが分かりました。ビジネスシーンでオーガナイザーと使用する場合は全体の責任者や主催者のこと。ここではビジネスシーンにおいてオーガナイザーと一緒に使われることのある用語を見ていきましょう。業界や分野によっては紹介する意味とは異なる場合もあります。
プロデューサー
オーガナイザーと同じような意味で使われることが多いようです。オーガナイザーと別に役職があることも。その場合はオーガナイザーが最高責任者、プロデューサーはその下の役職で総指揮者、総製作者といったところでしょうか。
ディレクター
現場監督、現場責任者のこと。実際に現場を取り仕切る役割を担います。
コーディネーター
調整役のこと。スムーズに進行するように人やものを手配したり情報を集めたりします。
ビジネスシーンでのオーガナイザー、オーガナイズの使い方
オーガナイザーは役職や人を表す名詞ですが、「オーガナイズする」というように動詞として使用することも。ビジネスシーンでのオーガナイザーとオーガナイズの使用方法を例文を使って解説していきます。
イベントのオーガナイザーとして腕を振るう
役職名になっていなくても、発案、総指揮をするポジションにいる人をオーガナイザーと呼ぶ場合もあります。
自らオーガナイズした組織を紹介する
「取りまとめる」という意味で使用されています。
企画をオーガナイズしてプレゼンする
「企画・発案する」という意味ですね。
オーガナイザーはビジネスシーンでもよく使われる言葉
オーガナイザーは広い意味で使われる言葉。ビジネスシーンにおいても耳にすることが多いですね。オーガナイザーの意味を知っておけば、名刺をもらった際にどんな役職か分からず戸惑うこともありません。ただし、横文字は会話で多用しすぎると不快に感じてしまう人もいるので必要以上に連呼するのは避けましょう。