『狂喜乱舞』とは『思わず踊り出しそうなくらい大喜びする』いう意味
先輩
してたわね。
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先輩
『狂喜乱舞』は、『喜ぶ』の漢字が含まれていても、気が狂ったように乱れまくる様子が思い浮かびませんか?
しかし、本当の意味は『思わず踊り出しそうなくらい大喜びすること』です。ビジネスシーンでも、プライベートでも、大喜びする場面に遭遇する可能性はあります。そんなときにスムーズに口に出せるよう、使い方、由来、類語も含めて覚えておきましょう。
『狂喜乱舞』の由来・意味
『狂喜乱舞』の読み方は『きょうきらんぶ』です。四字熟語は、二つの熟語が合わさってできたものが多く、『狂喜乱舞』もそのひとつ。まずは、『狂喜』と『乱舞』、それぞれの意味を見てみましょう。
気が狂いそうなほど激しく喜ぶこと。
入り乱れて舞う(踊る)こと。
そして、これら二つの言葉が一緒になった『狂喜乱舞』は、『思わず踊り出してしまいそうなほど大喜びすること』を意味する四字熟語となっています。
『狂喜乱舞』の使い方・例文
『狂喜乱舞』は比較的使いやすい四字熟語といえます。意味が理解できれば使い方は簡単かもしれませんが、参考までに例文をいくつか紹介します。
■狂喜乱舞している部下の姿を見ると、こちらもとても嬉しくなるものだ。
■社会人野球大会の優勝チームがグラウンドで狂喜乱舞している姿がテレビで放送された。
■長年研究開発をしてきた商品の特許が取得できたときは、思わず狂喜乱舞してしまった。
『狂喜乱舞』の類語・対義語
『狂喜乱舞』の対義語にあてはまる言葉は存在しません。しかし、類語となる四字熟語には次の言葉があてはまります。
【有頂天外】
うちょうてんがい。これ以上ないほどに夢中になり、こころを奪われたさま。『この上ないほど得意げになる』を意味する『有頂天(うちょうてん)』より、さらに程度が強い。
【欣喜雀躍】
きんきじゃくやく。小踊りして大喜びすること。
【歓喜鼓舞】
かんきこぶ。鼓(つづみ)を打ち鳴らして踊るほどに大喜びすること。
また、『狂喜乱舞』を四字熟語以外で簡単な表現に変えたい場合は、次の言葉への言い換えが可能です。
・飛び上がらんばかりに喜ぶ
・心躍らせ喜ぶ
・飛んだり跳ねたりして喜ぶ
・躍り上がるように喜ぶ など
『狂喜乱舞』の英語表現
『狂喜乱舞』を英語で表現したい場合、次のような言い方ができます。
【become excited】
胸を躍らせる、感情が高まる
【go bananas】
熱狂する
なお、今現在喜んでいる様子を表す場合、現在進行形にしなければなりません。文章として使うなら『go』は『going』にする必要があります。
They are going bananas.
彼らは狂喜乱舞している。
『狂喜乱舞』する出来事に遭遇したら使ってみよう
手をたたいて喜ぶ程度の喜びは比較的多くあるでしょうが、踊りだしたくなるほどの大きな喜びは、人生の中でそれほどたくさん起こらないもの。
もし、ビジネスシーンでもプライベートでも、とてもいいことに遭遇し、大喜びすることがあったときには、ぜひ『狂喜乱舞』を使って喜びを表現してみてください。