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「未満」の意味とは?「以下」との違いや対義語、使い方など詳しく

「未満」とは「その数を含まずそれより小さいこと」

アメリカって21歳未満はお酒飲んじゃダメらしいよ

21歳未満ってことは…20歳は飲んでいいんですか?あれ、飲んでいけないのか…?

「21歳未満」だから20歳はダメ。21歳からOK。

日本は20歳からOKだから、違いがありますね

20歳未満は飲酒禁止 

未満とか以下とか、イマイチよくわかりませんよね。飲酒に関しては「お酒は20歳になってから」とよくいわれるので、18歳、19歳では飲めなくて20歳になったら飲めるというのはわかると思います。

「未満」といわれたら、その数字を含まず、それよりも小さいことを指します。

「未満」の例

・3歳未満⇒0歳、1歳、2歳まで(3歳は含まず)

・12歳未満⇒0歳、1歳…10歳、11歳まで(12歳は含まず)

・満18歳未満⇒0歳、1歳…16歳、17歳まで(18歳は含まず)

・小学生未満⇒乳児、幼稚園児該当年齢まで(小学生は含まず)

・1,000円未満⇒…998円、999円まで(1,000円は含まず)

・100人未満⇒…98人、99人まで(100人は含まず)

・基準未満⇒基準数に足りていない数字(基準数を含まず)

「未満」で表される単位は年齢だけではありません。金額から人数、個数、株式の数まで何でもOK

「小学生未満」「基準未満」など数字以外が基準になることもあります。

未満とあわせて覚えたい「満○歳」とは

満○歳とよくいいますが、これは現時点の年齢のことです。

飲酒は20歳未満禁止ですが、厳密には満20歳未満禁止です。例えば、8月1日で20歳になる人はその日を迎えないと飲酒してはいけません。7月31日の時点で飲酒してしまうと法律違反になるので注意。

8月1日生まれの人は7月31日に飲酒をすることができませんが、同じ学年でも5月1日生まれの人は満20歳を迎えているので飲酒可能です。

「満」表示がなくても、「○歳未満」「○歳以上」とあった場合は基本的に満年齢のことを指します。

「未満」と「以下」の違い

「未満」と「以下」の違いは説明できるでしょうか。

・10未満⇒…8、9まで(10を含まず)

・10以下⇒…8、9、10まで(10を含む)

10未満が10を含まないのに対して、10以下は10を含みます。中学生未満であれば小学生まで、中学生以下であれば中学生まで。

「未満」と「以下」の使い分け

例えば、中学生までは割引になり、高校生からは通常料金の場合、このように表現することができます。

・高校生未満割引

・中学生以下割引

「未満」を使った場合、高校生もいいのかなと一瞬思ってしまうかもしれません。このように恩恵や許可を与える場合は余計な誤解させないように「以下」を使うことが多いようです。

確かに「高校生未満」だと高校生って書いてるのに高校生はダメって何事だ!っていうクレームがありそう

・20歳未満禁止

・19歳以下禁止

逆に注意や禁止を呼び掛けるような表示の場合は「未満」を使うことが多いようです。

「未満」の対義語

「以下」の対義語(反対語)は?と聞かれて答えられない人はいないですよね。そうです、「以上」です。

それでは、「未満」の反対はわかりますか。パッと答えられない人が多いと思います。

「未満」の対義語(反対語)は「超過」

「小学生未満」とはいっても「小学生超過」とはいわないですよね。「○より大きい」や「○を超える」と表現されることが多いです。頭の片隅に入れておきましょう。

「未満」を英語で

「未満」を英語で

less than 10 

⇒10未満

「less than ○○」で「未満」を表しています。「10以下」は「10 or less」「equal or less than 10」で表現できます。

年齢の場合は「under 10 years old(10歳未満)」「10 years old and under(10歳以下)」と表現可能。

数字でトラブらないために

「未満」や「以下」など数字にまつわる表現はよく使いますよね。納品数や制限数など間違えると面倒なことになりがち。「未満」と「以下」の違い、使い方はこれを機にマスターしておきましょう