『感無量』とは嬉しい意味?悲しい意味?使い方、類語、英語も紹介

『感無量』とは『しみじみと感じる気持ちが計り知れないほど大きい』いう意味

上司

やっと商品化できたか。何年かかった?
5年です!もう本当に感無量です!

新人

上司

しみじみと感じるのは今日だけにして。明日からは切り替えて仕事してね。

「感無量です!」と、何か喜ばしいことが起こったときに口にします。しかし、それなら単純に「嬉しい!」と言ってもいいはず。それを『感無量』と表現するのにはどんな意味があるのでしょうか。

ここでは、『感無量』の語源、意味、使い方のはじめ、類語や英語表現についても解説します。

『感無量』の語源・意味

『感無量』は『かんむりょう』と読みます。よく耳にするこの言葉は、実は『感慨無量(かんがいむりょう)』の略語です。

感慨無量は四字熟語ですが、『感慨』と『無量』という言葉をあわせたものです。それぞれの意味は次のとおりです。

【感慨】物事を心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること。

 

【無量】計り知れないほど多いこと。

つまり、『感慨無量』とは『物事を心に深く感じ、しみじみとした気持ちが、計り知れないほど強い』という意味になります。これを簡単にまとめると『しみじみと感じる気持ちが計り知れないほど大きい』となるわけです。

ちなみに、数の単位の一つである『無量大数(むりょうたいすう)』の『無量』も同じ意味だよ。

『感無量』の使い方・例文

『感無量』といえば「感無量です」という使い方が一番馴染みがありますよね。それ以外の使い方はあるのでしょうか。例文でチェックしてみましょう。

例文

感無量としか言いようがありません。
■そんな言葉をかけてもらえるなんて感無量です。
■あの表情は、まさに「感無量」といった感じだね。
■長期入院から復帰した日は、社員みんなが感無量の面持ちで向かえてくれた。

『感無量の面持ち(おももち)』とは、『感無量であることが表情として現れたさま』を意味しているよ。

『感無量』の類語・言い換え表現

『感無量』の類語としては、『感銘を受ける』や『万感の思い』があげられます

『感銘を受ける(かんめいをうける)』の意味

後まで忘れられないほど感動すること。

使い方は「社長の言葉に感銘を受け、仕事に対する考え方が変わりました」「毎日研究に取り組む後輩の姿に感銘を受けた」など。

『万感の思い(ばんかんのおもい)』の意味

一瞬にしてさまざまな感情が心に沸き起こるさま。
嬉しいことだけでなく、悲しい気持ちも含まれる。

「定年退職の朝、私は万感の思いに浸っている」「万感の思いで司法試験に挑んだ結果、合格することができた」と使えます。

また、『感無量』をもう少し簡単な言い方にする場合、次の言葉に言い換えられます。

『感無量』の言い換え表現

・しみじみと思う
・心にしみ入る
・灌漑深い
・心を震わせる
・心が震える
・胸がいっぱいになる など

『感無量』の英語表現

私は感無量です」ということを英語で言いたい場合、次のような表現ができます。

①I’m full of emotion.
『emotion=感情』『full=いっぱい』で、「私は感情に満ちています」の意味に。

②I’m speechless with emotion.
『speechless=無言の』の意味で、感動で言葉が出ない状態を表します。

③I’m in the fullness of my heart.
『fullness=満ちること』『my heart=心、愛情』で、「私の心が満ちている」といった表現に。

喜びの度合いが大きいときは『感無量』を使ってみよう

喜びの大きさは、事柄によってもちろん違います。ニッコリ微笑む場合もあれば、涙が出るほど嬉しいこともあります。『感無量』は、目上の人にも使える言葉なので、『しみじみと感じる気持ちが計り知れないほど大きい』ときは、ぜひ使ってみてください。