一文字違いで大違い!汎用は読み間違い注意の言葉
新人
上司
新人
汎用は「はんよう」と読みます。でも、新人君のように「ぼんよう」と読み間違いをしてしまう人も珍しくないワードです。
「ぼんよう」だと「凡庸」という漢字の別の言葉になってしまうので、注意しなければなりません。
汎用に関する正しい知識を身につけ、周囲に差をつけましょう!
汎用の意味は「広く役立てる」
汎用の「汎」は「広い」「広く行き渡る」という意味。「用」の意味は「用いる」「使う」「役立てる」です。
「汎」と「用」を組み合わせた汎用は「広く用いる」というニュアンスになり、次の意味で使われています。
・そのように用いるもの
「凡庸」は「平凡で特にとりえもないこと」という意味です。「凡人(ぼんじん)」という言葉があることを考えるとイメージしやすいですね。
汎用と凡庸では、まったく意味が違います。
汎用を「ぼんよう」と読み間違えて発言してしまうと大変です。「ぼんよう」と聞いた人は、おそらく「凡庸」の漢字をイメージして、あなたの発言をその意味で解釈してしまうでしょう。気をつけないといけませんね。
汎用の使い方・例文
汎用は、広く役立てるというニュアンスをもつ言葉です。ビジネスでは、商品や製品、技術などものの特徴に関する話題で登場するのが一般的。
汎用の使い方を例文でイメージしてみましょう。
新人
先輩
上司
新人
汎用がつく熟語
汎用は単独で使用するだけでなく、後ろに文字つけた熟語の形でも用いられますよ。代表的なものをみてみましょう。
■汎用性:いろいろな用途で応用できる性質のこと
■汎用的:幅広く応用できるさま
■汎用品:別の使い方もできる部品や商品、一般消費者向けの商品
ビジネスで用いる機会の多い熟語なので、この機会におさえておきましょう。
覚えておくと便利な汎用の類語
汎用の読み方を度忘れしてしまったらどうしましょう。間違って「ぼんよう」といってしまったら大変なので、あてずっぽうはおすすめしません。
読み方が出てこなかったら、思い切って近いニュアンスをもつ別の言葉に言い換えてしまうのもひとつの手ですよ。
応用が利く:状況に合わせてほかの物事にもあてはめられるさま
多用途:たくさんの使い道があるさま
多目的:同時にいろいろな目的をもっていること
伝えたいニュアンスに近い用語を選べるようになりましょう。
汎用の英語表現
汎用の「いろいろな方面に広く役立てること」というニュアンスを英語で表現したいときには、次の熟語を参考にしましょう。
■general-purpose:多目的の、汎用性
■all-purpose:万能の、多用途の
■multipurpose:多目的の
■a versatile tool:いろいろな用途で使える道具
■a wide use:幅広い用途
■versatility:汎用性、多才、多芸、多能
■versatile:多目的に使用できる
■universal use:汎用性の
■generic:汎用的な
ちなみに、汎用品は英語で「general-purpose articles」や「commodity」といいます。
ビジネスで英語を使わなければならないときがくるかもしれませんよね。英語の勉強もしておいて損はありませんよ。
汎用性のあるビジネスマンになろう!
ビジネスでの汎用は、商品や製品などものに使うのが一般的です。しかし、ビジネスマンに対して汎用が使用される場合もあります。ビジネスマンの汎用性といった場合は、汎用がスキルを指しているケースが大半です。
多様化する社会に対応するために、汎用できるスキルを身につけるのが重要ともいわれています。
汎用を学ぶことをきっかけに、自分のキャリアプランを考えてみるのもいいかもしれませんね。