ハッカーとはどんな意味?企業や政府が雇うホワイトハッカーって?気になるポイントを解説!

ハッカーとは、ハッキングする人のこと!

新人

僕、映画に出てくるハッカーになりたかったんですよ…
ハッキングする方?それとも違う方?

先輩

新人

えっ!?いろんな意味があるんですか?

ハッカーといえば、コンピュータに不正に侵入して悪事を働く人…そんな風に思っている人は多いはず。実はこれ、間違っているかも!?ハッカーの意味を正しく理解しておきましょう。

ハッカーの意味をチェック

まずはハッカーの意味を確認していきましょう。ハッカーはもちろん英単語から来ていますが、よく知られている日本語のハッカーと英語のハッカーとでは意味が異なります。

日本人にとっての「ハッカー」

日本人にとってハッカーといえば、映画で政府や企業のデータベースに入りこみ、物語を進展させたり、逆に主人公たちの行動を邪魔したり…という存在。サイバーサスペンスというジャンルではなくてはならない存在です。視聴者側には、常にパソコンの前にいて目にも留まらぬ速さでキーボードを叩き、正直何をしているか分からないうちに「サーバーに侵入した」とか「ハッキング完了」とか言ってますね。

このように、日本語ではこれらの映画のイメージが強かったせいか、多くの人が「他人のパソコンに不正に侵入しハッキングする人」のことをいいます。しかし、実際に言葉の意味を調べると、「コンピューターやコンピューターネットワークに精通した人」と出ます

プログラムを解析したり改良したり、ネットワークの安全性を検証したりする人で、悪意を持ってコンピューターに侵入し不正行為を行う者は「クラッカー」と呼んで区別します。

辞書の会社によっては、ハッカーをコンピュータに侵入する者と載せていたり、ニュースなどでもクラッカーをハッカーと読んでいたり、あながち間違いともいえません。和製英語的に使われることが多い言葉のひとつです。

外国人にとっての「ハッカー」

英語では、「hacker:コンピュータに習熟し、寝食を忘れるほど没頭する人」。日本語でのもともとの意味は、英語の意味と同じで、computer freak (コンピューターオタク)と同義的に使われます。動詞形は「hack:~に侵入する、うまく対処する」で、多くの意味を持ちます。

「ハッキングを行う人」という意味は、ハッカーの一部の意味でしかありません。英語でも、悪意を持ってコンピュータに侵入する人は、crackerと呼びます。

ハッカーの使い方・例文

ハッカーという言葉を使った例文をいくつかみていきましょう。

使用例1
「弊社でもハッカーを雇ってサイバーセキュリティ対策を行うことを検討しましょう。」
使用例2
「国際的なハッカー組織の目的は未だ明らかにされていません。」
使用例3
「初めまして、アメリカからキマシタ。私は、ハッカーデス。」
(犯罪者来ちゃった…)

企業や政府が雇うホワイトハッカーの意味は?

日本では不正を働く攻撃者としてハッカーといわれますが、もちろんハッカーだからといって不正を働く人ばかりではありません。ホワイトハッカーとは、優れたコンピュータ技術を持つハッカーのうち、セキュリティ対策人材などとして雇われるハッカーのことです。

2018年1月、コインチェックの仮想通貨NEMが流出した際は、ホワイトハッカーが犯人を突き止めるために活動しており、「ハッカーになろう」という人も増えています。

総務省が関与する育成機関も!

多様化・悪質化するサイバー攻撃に対抗し、サイバーセキュリティ人材の育成を行う政府育成機関もあります。これは、総務省所管の国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が平成29年4月に設置した「ナショナルサイバートレーニングセンター」という育成機関

長年のサイバーセキュリティに関する研究で得た技術的知見等を最大限に活用し、実践的なサイバートレーニング演習を企画・推進しています。

ちなみに、シリコンバレーに「Hacker Dojo」というものがあるようですが、こちらはコンピュータ関連技術の同好会。道場破り気分で門戸を叩いてみても面白いですね。

会社でやっておきたいサイバー攻撃の対策

企業であるなら、必ずサイバー攻撃対策はしておかなければなりません。なぜなら、個人情報漏洩などによる損害賠償額は多額の金額になるため。さらに、その企業の築いてきた社会的信用も失ってしまい、二次的損失に繋がるためです。サイバー攻撃を防ぐためには、パソコンへの対策、サーバーへの対策が必要不可欠

自社での負担が大きい場合は、セキュリティ専門の会社に依頼するのも良いでしょう。サイバー攻撃が実際どの程度行われているのかは、リアルタイムでサイバー攻撃を可視化できるツールを見ると一目瞭然です。日本の「情報通信研究機構」が公開している純日本製「Atlas」などは可視化ツールとして非常に優秀です。

知っておきたいハッカーの関連語

ハッカーの関連用語をみていきましょう。パソコンで仕事をする人だけでなく、プライベートでパソコンを使う機会があれば知っていて損することはない用語ばかりです。

不正アクセス

不正アクセスとは、本来アクセス権限を持たない者が、サーバや情報システムへ侵入を行うこと。今日インターネットは世界中と繋がっているため、世界中のどこからでも行われる危険性があります。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、正規のサービスになりすましたメールで偽のWebサイト(フィッシングサイト)に誘導し、クレジットカード情報やログイン情報を盗み出すインターネット上の詐欺の手口のこと。

Amazonや楽天などのオンラインショッピングサイト、航空会社のマイレージサイト、Yahoo!やGoogleなどの検索サイトになりすまし、さまざまな方法で利用者をだましてカード情報を奪います。ログインパスワードやカード情報を聞いてくるような不審なメールにはくれぐれもご注意を。

サイバーテロ

サイバーテロとは、ネットワークを対象として行われるテロリズムのこと。主に社会の混乱を目的として、政府や社会的インフラを担う組織の情報システムへ侵入し、破壊工作を行うことを指します。ただし、最近では一般企業もサイバーテロのターゲットとなることも多く、日本でもターゲットとされるケースが多くなっています。

また、2020年の東京オリンピックを前にサイバーテロの増加が予測されており、国を挙げた対策が課題とされています。

サイバー攻撃からコンピュータや情報を守ろう!

サイバー攻撃からコンピュータや情報を守ることは、企業はもちろん、個人でも怠れないこと。インターネットが普及して久しい世界で、より高度な攻撃に備える必要があります。そんなときは、「ハッカー」の力を借りたり、あなた自身がハッカーになっていくことが必要になるかもしれません。