「早速」の意味とは?「すぐ」との違いは?使い方から類語、英語表現まで解説

「早速」とは「すぐやる」という意味

これお願いしてもいいかな?

はい、早速取り掛かります!

でも、「早速」って具体的に何分何秒を指すんですかね?例えば30分経過したらそれは「早速」とは言わないんでしょうか?と考えると…

…「早速取り掛かる」んじゃなかったの?

早速のお返事ありがとうございます

何気ない日常会話からビジネス会話まで広く使われている「早速」。今更何を解説するんだと思うかもしれませんが、「早速」は意外と奥深い表現。新しい発見があるはずです。

「早速」の意味を詳しく

「早速(さっそく)」の意味は「すぐに取り掛かること」。対応が早い様子を表す表現です。「早い(時間)」「速い(速度)」と2つの「はやい」が合わさった言葉。文字通り、時間もスピードもはやい様子を表しています。

「早速」の読み方

「早速」の一般的な読み方は「さっそく」。他にも「さそく」「そうそく」といった読み方もあります。これらは別に覚える必要はありません。

「早速」と「すぐ」の違い

同じような意味ですが「早速」と「すぐ」には微妙なニュアンスの違いがあります。

早速食べる

すぐに食べる

この2文はどちらも違和感がありませんよね。それではこれはどうでしょうか。

早速出ていけ!

すぐに出ていけ!

この文の「早速」は違和感があります。続いてこちらはどうでしょうか。

・新品なのに早速壊れてしまった

・新品なのにすぐに壊れてしまった

やはり、「早速」の使い方に違和感がありますよね。

「早速」は「人間が意識的に行う動作について」のみ使用できます。強制的に、いやいや人にさせる行為や、人間以外の物や動物が主語の場合は使うことができません。

それ以外にも、

・今早速行きます

・今すぐ行きます

「明日早速行きます」とは言っても「今早速行きます」とは言いませんよね。

「早速」は「気持ち的に早めに行動する」というニュアンスなので、「すぐ」のような「刹那的」なニュアンスはありません。「すぐ」は「秒(でやる)」。「早速」は「なるはや(なるべく早く)」のようなイメージです。

これらは「早速」「すぐ」の絶対的な違いではなく、このように使われる傾向があると分析したもの。当てはまらないケースもあるかもしれません。とはいえ、「早速」の奥深さ、日本語の難しさがわかってもらえたのではないでしょうか。

「早速」の使い方・例文

「早速」の具体的な使い方を例文で見ていきましょう。

「早速」の例文

早速のご対応ありがとうございます

・楽しみにしていた新作ゲームを早速プレイする

早速ですが、こちらをご覧ください

早速、本題に入りたいと思います

「早速ですが~」「早速~」と話し始める時に頭に付ける使い方も。余計な話は早々に切り上げて、本題に入るときに使いますよね。双方の気持ちの切り替えができて、話をスムーズに進めることができます。

「早速」の類語

「早速」の類語をいくつか見ていきましょう。

「早速」の類語

・迅速(じんそく)

・早々(そうそう)

・とっとと

・さっさと

「迅速」は「早速」とほぼ同じ意味。「迅速」の方が早さをより強調した表現です。

「早々にやらかしてしまった」といった使い方をする「早々」。意味は「早速」と同じですが、目上の人の行動に対して使うと失礼になる場合もあるので注意。

「とっとと行けよ」「さっさとやれ」といったように、乱暴な表現に使われることが多いこれらの言葉も類語表現と言えます。

「早速」の英語表現

「早速」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。

「早速」を英語で

Thank you for your quick response

早速のご返信ありがとうございます

ここでは「quick」で「早速」を表していますが、文脈に合わせて訳すことが必要です。

その他の「早速」

I bought the CD right away

早速そのCDを買った

 

To start with, shall we set up the schedule?

早速ですが、スケジュールを決めましょう

「早速」を効果的に使おう

ビジネスシーンではスピード感がかなり重視されます。ただ「やっておきます」と言うよりも、「早速取り掛かります」と言った方が印象がいいですよね。「早速」を効果的に使っていきましょう。