「奏功」の意味とは?語源、使い方から類語、英語表現まで詳しく解説

「奏功」とは「計画通り…(二ヤリ)」という意味

A社の人がなんか怒ってるみたい。ちょっと行ってきてくれる?

嫌ですよ!わざわざ怒られに行くのは

君の謝罪は心に響くんだよね。部長も誠意が感じられるって評価してたし

そこまで言われたらもう断れないですよ。ビシッと謝ってきます!

(おだててその気にさせる作戦が奏功したみたい)

キャンペーンが奏功して売り上げが好調

「奏功(そうこう)」と言われても何のことかピンとこない人も多いでしょう。では、「功を奏する」ではどうでしょうか。

こちらの方が耳馴染みがありますよね。「奏功」は「功を奏する」と同じ意味。字を見れば「なるほど」と思うはずです。

「奏功(功を奏する)」の意味は「作戦や策がうまくいって成功すること」。ある目的や目標のためにあれこれと考えて実行、それがうまくいくことを指します。

また、単にいい結果になる、功績をあげるという意味で使われることもあります。

「奏功」の語源

「奏功」の「奏」は「上に差し出す」という意味を持つ文字。

「奏功」のもともとの意味は「君主にいい報告をする」でした。それが時代を経て現在の意味に。

「奏功」の使い方・例文

「奏功」の具体的な使い方を例文で確認していきましょう。

「奏功」の例文

・計画通りに事が運んだのは細かい役割分担が奏功したからです

説得に奏功して犯人が投降した

・ひと昔前の戦術ではやはり奏功しなかった

・若者向けPRに新入社員を採用したことが功を奏した

・積極的に指す方針が、奏功したと思います

「奏功」は「功を奏する」と同じ意味なので言い換えることができます

最後の「積極的に~」は将棋の藤井壮太棋士の言葉。将棋の成績だけではなく、語彙力の豊富さからも注目を浴びる藤井棋士。好んで使う表現の一つに「奏功」があります。

「奏功」の類語

「奏功」は「成功」と言い換えても違和感がありません。

・作戦が奏功して勝利を収めた

・作戦が成功して勝利を収めた

「奏功」が「作戦や戦術がうまくいく」という意味合いで使うのに対して、「成功」はそれらも含めた全体が「うまくいくこと」。作戦や戦術等に重点を置きたい場合は「奏功」を使うといいでしょう。

その他、類語表現には「達成」「成就」などがあります。

「奏効」との違い

「奏功」を「奏効(そうこう)」と書く場合も。同様の言葉として使われることもありますが、元は別の言葉です。

「奏効」の意味は「効き目が現れること」。「薬や治療の効果が出る」という使い方がよくされます。

「作戦」や「改革」の「効き目が現れる」といった意味で使われることもできるため、「奏功」と同じように使っても構いません。

・手術が奏効した

・清掃週間を設けたことが奏効奏功)してポイ捨てが減った

「奏功」の英語表現

「奏功」は英語ではどのように表現できるのでしょうか。直訳は難しいので、「うまくいく」といった意味のフレーズを紹介します。

「奏功」を英語で

this seemed to do the trick

⇒どうやら奏功した(うまくいった)ようです

「to do the trick」で「うまくいく(奏功する)」を表現しています。「to do a trick」とすると「芸をする」という意味になってしまうので気を付けてください。

「奏功」したら

仕事でも遊びでもなんでも自分の思った通りに事が運んだら気持ちがいいですよね。それがチームで出した成果や、長年温めてきた計画だったらなおさら。奏功した際にはほくそ笑みましょう。