ブラフの意味とは?嘘とは違う?ビジネスでの有効性や英語の意味もわかりやすく解説

ブラフとは『はったり』のこと

上司

ん~、A社の部長が言ってたことってブラフだったのかなぁ?
ブラフ?はったり??…嘘つかれてたってことですか?!

新人

上司

はったり…は聞こえが悪いけど、まぁ、ビジネスではよくある手法とはいえ、なんかやられた感があるよな。

『はったり』というとイメージが悪いかもしれませんが、『ブラフ』は悪意をもって人を騙す『嘘』ではなく、手法としての『嘘』『はったり』です。

ここでは、ビジネスシーンでもよく使う『ブラフ』の正しい意味や使い方のほか、英語表現についても解説します。

ブラフの意味をチェック

ビジネスで『ブラフ』がどのように使われているのかも気になるところですが、きちんと使いこなすためにも、まずは言葉の意味を明確にしておきましょう

ブラフの由来と英語の意味

ブラフは英語では『bluff』と表記し、こんな意味をもつ単語として使われています。

■去勢を張る
■(人)をだます
■(人)にはったりをかける
■空威張りする
■絶壁の
■切り立った など

このように、『嘘』『絶壁』と大きく二つの意味が存在します。では、熟語も少し見てみましょう。

■bluff the other side(相手にはったりをかける)
■put up a bluff(虚勢を張る)
■at the foot of a bluff(断崖絶壁の麓で)

その昔、崖から飛び降りようと、絶壁(bluff)に立った人が、寸前で恐ろしくなって飛び降りなかったことがありました。そこから、『飛び降りると見せかけて飛び降りなかった=だました』と解釈されるようになり、今の『はったり』の意味が生まれたといわれています。

日本語におけるブラフの意味

日本語におけるブラフは、事実をねじ曲げた嘘ではなく、『自分を大きく見せるために装うための嘘』といった要素が強いです。

『嘘』や『はったり』は事実ではないため、通常は好ましいものではないでしょう。しかし、ビジネスを成功させるためには、実際とは違うことを相手に言うといった手法もとらなければいけません。

例:売上が落ち込んでギリギリの経営を行っているときの営業活動

 

①神妙な顔や態度を見せる→不安を与える

②余裕の態度を見せる、好調であることをPRする→安心してもらえる

明らかな嘘はよくありませんが、ビジネスにおいて時にはこんなはったりも必要になります。②のような態度や発言も一種の『ブラフ』になるわけです。

ポーカーでのブラフは必須の手法

相手との駆け引きが必要になるゲームをする際も『はったり』は有効な手段の一つです。特に、トランプゲームポーカーにおいて、『ブラフ』は必要不可欠ともいえる手法の一つです。

何の技も必要なく簡単にできるブラフは『表情』『態度』です。たとえば、自分の手札が弱いものばかりだった際、悩んでいる表情を見せれば相手に「弱い手しかないな」と悟られます。しかし、余裕の表情を見せていればそれはバレません。

また、正式なゲームとして掛け金を用いている場合、「もうすぐ強いカードが揃うよ」と見せかける目的で、大きく掛けるといった手法があります。これも『ブラフ』になります。

仕事上で、本当はミスをしていて内心は焦っていても、何事もなかったように振る舞うことがあるよね?これも一種の『ブラフ』になるんだよ。

ビジネスシーンで使うブラフの例

ビジネスシーンでは、どのようなブラフが使われているのでしょうか。いくつか例をあげてみるので、場面を想像しながら読んでみてください。

例①:顧客との納品数量の交渉

毎月1000個を定期的に納品しているA社から、来月の納品を1500個にしてほしいと依頼があったとします。

実生産数量やいざというときのための予備を考えると、ギリギリ対応できるかどうか。社内に確認したところ、「少し生産を増やしましょう」と言われたので、事実上対応可能です。

しかし、A社への返答としては、「他社も増えているのでできるかどうか…。でもなんとか調整してみます。」としておきました。

これは、A社に「無理をしてうちのために頑張ってくれた!」と思ってもらうための『ブラフ』になります。

例②:見積もり交渉

今、A社には単価500円で納品している商品があり、値下げを求められています。価格を決定する部署からは、400円での回答が認められています。

しかし、会社としてはなるべく高い価格で設定しておきたいもの。そこで営業担当者は480円を提示。しかし、A社には「なんとか450円にならないか?」と要求されました。

事実をそのまま述べるのであれば、450円で即決できるのですが、「480円でのOKしかとれていないので…」といったん持ち帰ることにします。この回答と行動が『ブラフ』です。

そして後日、「450円にさせていただきます」と回答すれば、A社も「頑張ってくれたんだ」と思ってくれます。社内で認められた400円という価格よりも50円高く販売できるうえに、A社にも喜んでもらえるとうわけです。

[ビジネス版]ブラフの使い方・例文

『ブラフ』の使い方にはある程度のパターンがあります。ここでは、よくある使い方の例文を紹介します。今後スムーズに会話に登場させられるようチェックしておきましょう。

ブラフをかける

主に『はったりをしかける』『嘘の情報を与える』場面で、『~をかける』といった使い方をします。

例文1

ブラフをかけたつもりだったが、どうやら見抜かれていたようだ。

例文2

この見積もり金額でも出せるけど、いったん50円上乗せのブラフをかけてみて様子をみてみよう。

ブラフをはる

接している相手に対し、なんらかの罠をしかける』という場合、『~をはる』といった使い方をします。

例文3

C社の担当者、ブラフをはっていたみたいですが、挙動が不審すぎてわかっちゃいましたよ。
例文4

うまくブラフをはったつもりでしたが、見抜かれていたんでしょうか。今回も「OK」の返事はもらえませんでした。

ブラフを有効に使ってビジネスを成功させよう

人として、嘘をつくことは良くないというのは一般的な常識となっています。しかし、ビジネス上の手法として、時には嘘も必要です。悪意をもって人をだます嘘は好ましくないですが、『ブラフ』は有効に使っていけるようになってください。