カタルシスの意味って?使い方・例文から具体例までわかりやすく解説します!

カタルシスとは、モヤモヤが解消されること!

先輩

なんか効果的にカタルシスを得られる方法ってないかしら?
??カタルシスってなんすか?

新人

先輩

カタルシスって、心にあるモヤっとした気持ちが解消されるってことよ。
カタルシスという言葉は、ひとことでいうと『心を浄化すること』つまり、「なんかモヤっとするなぁ」という気持ちを解消することをいいます。

この説明だけを見るとビジネスにはまったく関係のない言葉のような気がしますが、実は人の心理も考えなければいけないマーケティングの世界には関係があるんです。そこで今回は、カタルシスの意味や使い方をはじめ、類語や関連語などをわかりやすく解説していきます。

カタルシスの意味をチェック

語源はギリシア語の『浄化』『排泄』を意味する『katharsis』ですが、英語では『catharsis』と表記し、辞書で調べてみると以下のような意味が記されています。

■(精神の)浄化
■(下痢による)便通

カタカナ用語としては、『精神の浄化』と解説されていることもありますが、心にあるモヤモヤが解消されてスッキリするという意味だと解釈しておいていいでしょう。

カタルシス効果って?

カタルシス効果は英語で『cathartic effect』と表記します。

誰でも不安や悩みをもつ時があると思いますが、それを言葉にして誰かに話すとスッキリ解消されるかと思います。このように精神的に得られる効果を『カタルシス効果』と呼んでいます。

その他「なんだかわからないけど家に帰ったら涙がでてきて…でも大泣きしたらなんだかスッキリしちゃった」という経験をした人もいますよね?これも一種のカタルシス効果です。

このように、心の中がスッキリする、つまり『カタルシスが感じられる』事例は人によっても違いはあると思いますが、さきほどお伝えした『泣く』という行為も含め、代表的なものを以下にまとめてみました。

■おもいっきり泣く
■カラオケなどで大きな声で歌う
■カウンセラーに思っていることを全部話す
■一緒にいて楽な人とおしゃべりをする
■体を動かして汗を流す など

カタルシスの使い方・例文

カタルシスの意味がわかっても、使い方がわからなければ会話の中にカッコよく取り入れることができませんよね?そこでここではカタルシスを使った例文をいくつか用意してみました。

カタルシスを感じる・味わう・得る

これは、「あ~スッキリした!」と心から思う、ということを表しており、会話の中では次のような使いかたをします。

例文1
今日、一人カラオケで存分に歌ったらお店を出るときには信じられないほどのカタルシスを感じることができた。
例文2
現実の世界では体感することのないようなバトルゲームは、悪人をどんどん倒していくことでカタルシスを得ることができるといわれている。
例文3
一日の終わりにはヒーリングの音楽を流しながらのアロマテラピーでカタルシスを味わうのが日課になっている。

カタルシスへ誘う

この言葉は、スッキリした気分になれるように導いてくれる、といったような状況をあらわしており、使い方としては以下のようなものがあります。

例文
あの人の歌声はまるで私たちをカタルシスへ誘ってくれるようだよね。

カタルシスを喚起する

まず『喚起する』とは『呼び覚ます』『呼び起こす』という意味をもつ言葉で、カタルシスを喚起するとは、心からスッキリする感じを呼び起こすというニュアンスになります。使い方のしては以下のようになります。

例文
今日信頼できる友人に心の中に溜まっていた思いを全部話したおかげでカタルシスを喚起することができた。

カタルシスをビジネスに活用できる場面は?

精神の浄化という意味合いの言葉なので、ビジネスには無関係なように感じることでしょう。しかし、まったく無縁ということではなく、マーケティングにおいては『カタルシス』は重要な要素になっているんです。

例1:「わかってくれてる」という心理
効果バツグンの美容液の宣伝で、あなたが一番悩んでいた肌の状態に効果があるとわかったとします。その文章を見たら「そうそう!この状態を改善できるものを探してたの!」と、「この商品ならなんとかしてくれる」というように明るい気分になりませんか?これもカタルシスを味わっているということになります。
例2:「こんなのがほしかった」という心理
『このロボット掃除機はこんな機能がついています』と紹介されている中に、あなたの家に欲しい条件がいくつもあれば、「これはいいっ!」とウキウキした気持ちになりますよね?これもカタルシスを感じている状態ということになります。

このように、マーケティングでは、どれだけ消費者の気持ちに共感して感情を刺激できるかが商品の売り上げにかかわってきます。

カタルシスをたっぷりと感じることができる商品は「次も買いたい」「買ってよかった」と思ってもらえるので、商品の評価もアップするということになります。

カタルシスの類語・関連語

カタカナ用語をいろいろと見ていると、「これとこれって同じ意味じゃないの?」と思う言葉がありますよね。カタルシスも同じで類語や関連する言葉が存在しています。ここではそれらを少しご紹介しておきますね。

カタルシスト

カタルシスを調べようとすると、『カタルシスト』もたくさん表示されませんでしたか?このカタルシストとは、RADWIMPSというグループが歌っている曲の名前なんです。

この曲は、FIFAワールドカップロシア大会のフジテレビ系列の大会関連番組のテーマとして起用されることを前提で作られているので『スポーツ』がテーマになっているそうです。

歌詞の中にこのようなことばがあります。
あなたの笑う姿が どれほどの勇気をくれるかを
あなたはきっと知らない
あなたにとってもどうかそうでありたい

(RADWIMPS「カタルシス」より)

日本選手が敵のあいだをドリブルで抜いていってゴールを決めたとき、フィールドの選手も全力で喜びますが、それを観客席やテレビでみている私たちも同じような笑顔になり、心がスカッとするものです。

『アーティスト』『ネイリスト』のように『~スト』は人を表す言葉として使われています。『カタルシスト』はまさに、私たちの心の浄化をしてくれる選手たちに捧げた曲だといえるのではないでしょうか。

メンタルデトックス

心理療法の中に、心の毒素を排出することを指す『メンタルデトックス』という言葉があります。つまり、心にあるモヤモヤ・ストレスといった負の要素を取り除くといった行為をさしています。

そして、メンタルデトックスを行った後にはスッキリ爽快に、カタルシスを得られるというわけですね。

なお、『デトックス』の詳しい意味などについては以下の記事でも解説していますので、そちらもぜひご覧ください。

デトックスの意味は?ビジネスでも使えるの?ブームとなったやり方や注意点を徹底ガイド

カタストロフィ

カタストロフィは英語では『catastrophe』と表記し、『(突然の)大惨事』『大災害』『破滅』『(地殻など自然の)突然の大変動』など、どちらかというと悲劇的な事態を表す言葉となっています。

カタルシスと雰囲気が似ていますが、まったく違う意味をもつ言葉ですので、混同しないように注意してくださいね。

カタルシスを意識したマーケティングを!

快適に日常生活をおくるために、自分自身にもカタルシスを得るということはとても大切です。しかし、ビジネスにおいても、消費者に気分よく自社の商品を使ってもらうためにもカタルシスを意識したマーケティングはとても重要なことです。

もしあなたがマーケティングに携わることになった場合は、消費者の立場になって「このコピーでカタルシス得ることができるか?」を考えてみてくださいね。