「業務」の意味とは?使い方や類語との違い、英語表現について解説

「業務」とは続けて行う仕事ってこと!

新人

以上が仕事の流れになるわけですね。理解しました。
なにかあれば随時報告するので、わからないことがあればいつでも相談にしてくれたまえ。

上司

新人

了解しました!それでは業務を開始します!

「業務」とは、日常で続ける仕事を指す言葉です。かといって、「仕事」と呼ばれるものすべてが「業務」に当てはまるわけではないです。

例えば、仕事にもさまざまな種類があり、会社から与えられた仕事、家庭でやる仕事など、一括りにできるものではありません。今回は「業務」がどのような仕事を指すのか、正しい使い方や類語について詳しく解説します。

「業務」の類語(言い換え表現)
・仕事
・任務
・職務
・課題
・務め
など

「業務」の意味

冒頭でも「業務」とは繰り返し行う仕事であるとお伝えしましたが、「業務」に当てはまる仕事とは、社会生活で繰り返し行われている「仕事」を指します。

そもそも「業務(ぎょうむ)」とは主に2つの意味を含む言葉です。それぞれの意味を以下に紹介します。

業務
1:職業や事業などで継続して行う仕事。
2:法律において、社会生活で繰り返し行う活動のこと。家庭生活上の活動は含まれない。

このように会社や個人での事業・活動で行われる仕事を「業務」と呼び、家庭内の家事や育児は含みません。職業として繰り返し行われる仕事を「業務」というなら、”「専業主婦」も立派な職業ではないのか?”と疑問を持たれる人も多いと思います。

現在での一般的に使われる「業務」とは、「賃金が発生する与えられた仕事」を指す場合がほとんどです。

ただし、「業務」の意味には”娯楽のための個人的な行為”が含まれています。また、繰り返し行っている仕事を「業務」と、おおざっぱに表現するケースも見受けられます。

“職業の仕事内容として繰り返し行っている作業を「業務」”と覚えておけば問題ないでしょう。

「業務」の使い方

「業務」は社会生活でよく使われる言葉です。必然的に会社や事業などのビジネスシーンで頻繁に使われます。「業務」の一般的な使い方を紹介します。

例文1

先輩

この前渡した資料だけど、ちゃんと目を通した?
この前の業務連絡でも触れていた件ですね。確認しておいたのでご安心を。

新人

例文2

新人

ここのスーパーは量も多くて安いから、普通のお店に行くよりお得なんですよ。
この辺りは飲食店が多いから、業務用の食材を買いに来る業者も多そうだね。

上司

例文3

部下

なんか見たこともない人たちが一気に増えましたけど、どちらさまでしょうか?
先日うちの部署の新部門を立ち上げた際、そちらの管理を外部の会社に業務委託したそうよ。外部の人の出入りが増えるだろうけど、そのうち慣れるわよ。

先輩

「業務」を使った言葉はほかにもたくさんあります。

「職務経歴書にこれまでの業務内容を記載する。」
「担当者の交代に伴い業務引継ぎを行いました。」
「業務内容を大勢に伝えるには、業務フローを作成するのが効率的だ。」
「まずは課題を浮き彫りにして業務効率化を図る。」

ビジネスシーンでは専門用語を織り交ぜ、さまざまな「業務」の使い方が登場します。一度は必ず耳にするフレーズですので、知らなかった方々はここでしっかりと把握しておきましょう。

「業務」の類語

「業務」の意味とは、(社会生活で)繰り返し行う仕事を指します。そして「仕事」には複数の意味があり、今回のテーマでは下記の3つが「業務」の意味に近いです。

仕事
1:なにかを作り出すこと。遂行するための行動。
2:生計を立てるための職業・事柄。
3:これまでの行動の結果。業績や行ってきたこと。

これらを踏まえたうえで、「業務」の類語を一部ご紹介します。いずれの類語もビジネスシーンではよく使う言葉なので、できる限り覚えておきましょう。

課題

与えられたテーマや、自分が果たさなくてはならない仕事や問題を意味します。会議や話し合いの場などで、中心となるテーマを「本日の課題」と表現される場合が多々あります。

「与えられた仕事」という意味では「業務」に近い言葉ですが、「課題」は「必ず解決すべき仕事」です。「業務」とは言葉の強さが異なります。

例文1

先輩

ここのところ、顧客がまったく増えてないようですね…
まず新規開拓が最初の課題だね…。

上司

例文2

上司

今の環境に満足せず、各自常に課題を見つけて成長するように。
問題点だらけで満足なんてできませんよ。

部下

また、期限を決めて必ず終わらせる必要がある作業に「タスク」があります。これは言わば”期限付きの課題”を意味し、終了させる必要のある「仕事」です。

※「タスク」についてもっとよく知りたい人はこちらの記事がおすすめです!↓↓
タスクの意味とは?Todoとの違いやタスクマネージャー・無料タスク管理アプリまで徹底解説!

職務

その人が担当している仕事を指します。例えば今やっている仕事を途中で放棄し、勝手に帰ってしまった場合は「職務放棄」と表現されます。

例文1

部下

こんなに暑いと仕事どころじゃないですよ…。早く帰りたいなあ・・・。
熱いからといって、机の上で寝そべるのはさすがに職務怠慢だぞ。

上司

例文2

後輩

紆余曲折ありましたが、へこたれずに職務をまっとうしました!
最初から真面目にやってればあんなに怒られずに済んだのに。

先輩

任務

責任をもって果たすべき仕事を意味し、「務め」や「義務」、「責任」や「責務」と表現されるケースもあります。「果たすべき仕事」の意味では先述の「タスク」と重なりますが、違いは”役割の重さ”です。

また、「任務」と「タスク」を英語表記すると以下のようになります。

「任務」と「タスク」の英語表記
「任務」⇒ mission – 使命、任務など
「タスク」⇒ task – 面倒な課題、務め

これを見ると「任務」は、”より壮大で大きな務め”である印象を受けます。どちらも責任が発生する仕事には違いがありませんが、「任務」のほうが言葉の強度が上になります。

例文1

上司

どうやら先方には、うまく話をつけてこれたようだね。ご苦労様。
はい!これにて任務完了です!

部下

例文2

上司

そこで君には新たな任務に就いてもらおうと思うんだが、引き受けてくれるかな?
もちろんですよ、お任せください!

部下

日々の仕事こそが「業務」であると認識しよう

現在における「業務」とは「社会生活における繰り返しの仕事」を指し、家庭における家事などは当てはまらないとされています。

しかし、「業務」の定義として”賃金が発生する繰り返しの仕事”とは必ずしも言い切れないケースもあり、時代によって意味合いが変わっていく可能性のある言葉です。どちらにせよ、責任をもって続ける仕事であることには変わりありません。

社会人のみなさんは常にそのことを忘れず、自分たちの「業務」に対して責任をもってくださいね。