アイドリングとは?ビジネス用語ではどんな意味?車、パソコン関係の使い方も解説

アイドリングとは『動ける状態を維持して待機する』こと

先輩

ごめん、ちょっとこの集計手伝ってもらうことできる?
はい、大丈夫ですよ!

新人

先輩

ところで、いつ何をお願いしてもすぐに動いてくれるけど、抱えてる仕事ないの?つまり、ずっとアイドリング中ってことよね。それはそれで問題かと…

車のアイドリングはよく耳にしますが、実は自動車関連用語ってわけではなく、ビジネスシーンでも使う言葉なんです。ここでは、車のアイドリングだけでなく、ビジネス上での意味、使い方、英語表現についても解説します。

ビジネス用語としてのアイドリングの意味

一般的なビジネスシーンでのアイドリングは、何かを依頼した際にすぐ動ける状態ではあるものの、現時点では何もしていない状態を指します。

どんな職業でも、手掛けていた仕事が終わり、次にすぐにとりかかるものがない時間は発生するものです。この時間のことを『アイドルタイム』といいます。アイドルタイム中には何かやることがないか探す人もいれば、休憩する人もいるでしょう。

何をしていても、次にやるべきことができた際にすぐ動けるのであれば、『アイドリング中』となります。

なお、アイドルタイムは、業種によって多少意味合いが異なってきます。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひあわせて読んでみてください。
アイドルタイムの意味とは?由来や反対語って?飲食店やアパレルにおける対策も解説

車やパソコンでも登場する!分野別にみるアイドリング

アイドリングの意味は、ビジネスシーンの中でもパソコン、プリンターの分野ではまた少しニュアンスが異なります。ここでは分野ごとのアイドリングの意味をチェックしておきましょう。

アイドリングの意味①:車では『無負荷で稼働させる状態』

車業界においてのアイドリングは、エンジンへの負荷を減らし、必要最低限の回転数で稼働させ、停止している状態をいいます。

日本語では『暖機運転』があてはまります。しかし厳密には、暖機運転はエンジンを温める動作です。エンジンに負荷をかけずにゆっくり動いている状態も暖機運転になるわけです。

なお、アイドリングは、一般の自動車だけでなく、ショベルカーなどの重機でも行う動作です。たとえば、工事現場において、作業を開始する前にエンジンをかけて待機している状態はアイドリング中となるわけです。

アイドリングストップの意味は『エンジンの停止』

アイドリングにならないようエンジンを停止させることを『アイドリングストップ』といいます。

現在では、信号などで一時停止をした際、自動でアイドリングストップされるような機能がついている車が増えています。メーカーによって『アイドリングストップ』『eco IDLE』『SMART STOP』など、呼び名はさまざまです。電子制御でストップさせ、ハンドルを動かしたりブレーキから足を離したりした際に解除される仕組みは同じです。

ただし、ガソリンの節約には効果があるものの、電力の消費率は高くなるため、バッテリー寿命は短くなります。

アイドリングの意味②:バイクでは『一定の回転数を維持する状態』

スロットルを閉じ、必要最低限の空気だけが流れる状態でエンジンの回転数を維持していることをアイドリングと呼んでいます。

バイクのスロットルは、手で握るスロットルレバーで操作します。

アイドリングの意味③:プリンターでは『待機中』

プリンター本体で印刷準備が整っているにもかかわらず、待機している状態をいいます。パソコンやプリンターの機種により、『アイドリング中』『アイドル中』など、表示はさまざまです。

また、その際の原因も『印刷待ちデータが他に残っている』『接続ケーブルの不良』などいろいろあるので、対処法もその都度異なります。

アイドリングの意味④:パソコンでは『すぐに動作できる状態で待機中』

パソコンを一定時間何も操作しなかった場合、パソコン側が『待機状態』と判断します。これがアイドリングになるわけですが、一般的には『アイドル状態』と呼んでいます。

CPUを休ませたり、電力の消費をおさえたりする『スリープ機能』に入るまでの時間は、自分で設定できますよね?この15分、30分という時間は、パソコンがアイドル状態になってからスリープに入るまでの時間を指しています。

アイドリングの英語の意味

アイドリングを英語表記すると『idling』で、これはidleの現在分詞系です。ちなみに、idleにはこんな意味があります。

■働いていない
■あいている
■使っていない など

なお、車用語として広く知られている『アイドリングストップ(=idling stop)』は、実は和製英語で、英語圏では『no idling』『idle reduction』という熟語で表現するのが正しいです。

[ビジネス版]アイドリングの使い方・例文

自動車分野での『アイドリングストップ』はよく口にしますよね。しかし、ビジネスシーンではどんな状況で『アイドリング』が登場するのでしょうか。例文で見てみましょう。

例文1
印刷ボタンを押したのに、アイドリング中の表示が出て動かなくなってしまった。何が原因だろう?
例文2

先輩

ちょっとお願いしたい仕事があるんだけど、今すぐ渡せないからアイドリング状態で待っててくれる?
例文3
パソコンの負荷軽減のためにと思ってアイドリングからスリープ状態に入るまでの時間を10分で設定したけど、すぐに消えてイライラすることが多いため、30分で設定し直した。

パソコンのアイドリングは負荷軽減のためにも重要な動作

パソコンのアイドリングは、CPUを休ませたり、過剰な電力を使ったりしないためにも重要な動作です。スリープに入っていない限りはすぐに動かせるため、起動待ちのストレスもかからないでしょう。

ですので、続けて作業をしないときには、無駄にマウスを動かしたり、キーをたたいたりせず、パソコンを休ませてあげましょう。

ただし、スリープ状態になった際は、スリープ時間が長くなると起動に少々時間がかかります。「スリープにはなって欲しくない」というときは、スリープになるまでの時間を長く設定するか、スリープに入った直後や入る前に軽くマウスを動かしたりキーたたいたりして回避してください

なお、プリンターがアイドリング状態になった際は、動かない原因がどこかにあるため、パソコン画面の確認やケーブルのチェックなどを試みてください。