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オピニオンの意味とは?セカンドオピニオン以外にもある?使い方・例文・英語も解説

オピニオンとは『意見』『見解』のこと

新人

さっき情報管理部に行ったら、システム改良についてセカンドオピニオンを受けるって言ってたんですけど、セカンドオピニオンって医療用語じゃなかったんですね。
他の病院に意見を求めるって意味で使われることが多いもんね。私も社会人になるまではオピニオンの意味知らなかったもの。

先輩

新人

あれ?『オピニオン』そのものに意味があるんですか?それも知らなかったなぁ…

オピニオンがつく言葉で一番知られているのは『セカンドオピニオン』だと思います。そのため、『オピニオン』という言葉そのものの意味をきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか。

ここでは、オピニオンの正しい意味や使い方のほか、英語表現についてもしっかり覚えていってください

オピニオンの英語は『opinion』

オピニオンは英語で『opinion』と表記し、こんな意味をもつ単語として使われています。

■意見
■見解
■持論
■(善悪の)判断
■判定 など

そして、熟語としてはこんな使い方があります。

■public opinion/popular opinion(世論)
■concurrence of opinion(意見の一致)
■opinion exchange(意見交換)
■opinion on~(~についての意見)
■different opinion(異論) など

日本におけるオピニオンの使い方・例文

日本語においてのオピニオンは、英語同様『意見』『見解』『判定』といった意味で使われています。

そして、ビジネスシーンにおいては、組織や個人の考えや意見を指す場合が多く、その意見は必ず正しいものである必要はありません。あくまでも、組織や個人としての見解であればいいのです。

また、『オピニオン』は単独で使われることはあまりなく、『〇〇オピニオン』『オピニオン〇〇』といった使い方をするのが一般的となっています。そこで、よく使われるオピニオンがつく言葉を4つピックアップして紹介します。

正しい使い方を学べるよう、例文も一緒にチェックしておきましょう。

オピニオンリーダー

オピニオンリーダーとは、ある分野や組織において、そのグループ内へ大きな影響を与える人を意味する言葉です。しかし、オピニオンリーダーとなる人は、特定の個人だけではなく、集団の場合もあります。

たとえば、A、B、Cという3人のモデルが、それぞれのブログで「この美容液は最高!」と絶賛の書き込みをするとします。すると、「こんな人たちが絶賛しているなら!」と同じ美容液を買う人が増えますよね?

これは、絶賛している美容液の評判に大きな影響を与えており、3人ともがオピニオンリーダーになるわけです。

例文
若い女性に指示されているモデルたちがオピニオンリーダーになってもらえれば、今の倍以上の売上になると見込んでいる。

パブリックオピニオン

オピニオンは、『意見』『見解』『判定』といった意味がありますが、特に、一般人の社会的な問題に対しての『意見』や『世論』をパブリックオピニオンといいます。

例文
専門家によるパブリックオピニオンは、専門用語や難しい言葉が多く、内容が理解しにくいこともある。

また、日本には政府に関する情報提供サイトとして『e-Gov(イーガブ)』(電子政府総合窓口)が公開されており、そこでは国民から意見などを募集する『パブリックコメント制度』を設けています[efn_note]参考:パブリックコメント|電子政府総合窓口[/efn_note][efn_note]参考:パブリックコメント制度について|電子政府の総合窓口[/efn_note]。

パブリックコメント制度
日本の行政機関で出された政令・省令などの案をあらかじめ公表し、国民から意見や情報を募集する制度こと。

これまでどのような案件についてパブリックコメントが募集されていたのかは、こちらのサイトを参考にしてください。
参考 パブリックコメント:意見募集終了案件一覧電子政府の総合窓口

オピニオンサイト

オピニオンサイトとは、主に、世論についての考え・意見を話題として運営されているWebサイトやブログを指します。

インターネットが普及している現代においては、数名の専門家やブロガーが共同で作っているサイトも増えています。

例文

先輩

あなた、新聞とってないのにいろんな情報知ってるわねぇ。
いろんなオピニオンサイト読みまくってますから。新聞は字が小さくて読みにくいですけど、オピニオンサイトは読みやすく掲載されていますから。

新人

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンとは、当事者以外の専門知識をもった第三者に意見を求めることを指します。

この言葉は、『より適した医療を選択できるよう、主治医以外の医師に意見を求めること』の意味をもつ医療用語としてのイメージが強いでしょう。しかし、医療分野のみに使われる用語ではないんです。

たとえば、経営に関していつものコンサルタント以外に専門的な知識をもつ人に意見を求めた場合、この行為もセカンドオピニオンになります。

例文
新しい事業を立ち上げるにあたり、リスクは最小限にとどめたい。そのために、セカンドオピニオンを受けて多くの意見や情報を入手できるよう動くつもりだ。

新聞で見るオピニオン記事とは

新聞には『オピニオン記事』や『オピニオン面』と称される記事が掲載されていることがあります。

これは、実際のニュースや情報ではなく、ライターの意見、見解、理念などが書かれた記事を指します。どのようなものがオピニオン記事になるのか、わかりやすい例を2つ紹介しておきますね。
参考 オピニオン朝日新聞DIGITAL 参考 オピニオン毎日新聞

【番外編】日本で発行されているオピニオン雑誌

政治・経済・思想・文芸など、さまざまな分野においての論文や評論を掲載するなど、『意見を述べる』といったテイストの強い雑誌をオピニオン雑誌といいます。

さまざまな分野の内容を総合的に掲載して一冊にしていることも多いため、『総合雑誌』に含まれる場合があります。

なお、日本雑誌協会でオピニオンに分類されている雑誌には次のようなものがあります[efn_note]参考:印刷部数公表|一般社団法人日本雑誌協会[/efn_note]。

WEDGE(ウェッジ)

中央公論
文藝春秋

各分野のオピニオンを理解しよう

オピニオンは、各分野でいろんな意味をもって使われています。医療用語として使われるセカンドオピニオンも、『別の医療機関を受診すること』ではなく、『別の専門家の意見を求める』となります

ここで紹介したさまざまなオピニンの意味をきちんと理解して、正しく使いこなしてください。