オーナーシップの意味とは?フォロワーシップとの違い、類語、英語、使い方も解説

オーナーシップとは『主体性をもって仕事に取り組む』こと

上司

おいおい、もっとオーナーシップをもって仕事やってくれなきゃ困るよ。
こそんな…ボクには経営者の素質なんてないんで無理ですよ~

新人

上司

責任感ないキミに経営者なんて任せられるわけないじゃないか。しかも、オーナーシップの意味もわかってないよね。まったく…。

『オーナー』がついていると、会社のオーナーのように組織のトップのイメージをもつ人もいるでしょう。

しかし、オーナーシップとは、『やらされる』のではなく、自分の意志で責任をもって取り組むことを意味するカタカナ用語です。

しかし、オーナーシップは、イメージどおり『オーナー』の意味をもって使われる場合もあります。今回は、いくつかあるオーナーシップの意味だけでなく、使い方、英語表現、似た意味のカタカナ用語についても学んでいきましょう。

オーナーシップの英語は『ownership』

オーナーシップは英語で『ownership』と表記し、こんな意味をもつ単語として使われています。

■所有権
■所有者
■当事者意識
■持ち主であること
■責任感

そして、ownershipを使った熟語には次のようなものがあります。

■public ownership(共同所有)
■to exchange ownership(譲渡する)
■ownership change at a company(会社の所有者の交代)
■home ownership(自宅の所有権)
■individual ownership(個人所有) など

日本語としてのオーナーシップの意味

日本語として使われているオーナーシップも、英語の意味同様『所有権』『所有者』を指す場合があります。しかし、一般的なビジネスシーンにおいては、『当事者意識』や『責任感』の意味で使われることが多いです。

そのため、どの意味をもった『オーナーシップ』なのかは、話の内容や会話の流れで解釈する必要があります。

オーナーシップの具体例

当事者意識や責任感があることを『オーナーシップがある』と表現します。それでは、どんなことをしていればオーナーシップがあるといえるのでしょうか。ここでは具体例をいくつかあげてみました。

■言われた仕事だけではなく、自ら率先して仕事を見つけられる。
■一人でやりきれないと思ったときは、すぐに助けを求めることができる。
■わからないことを「わからない」で放置せず、解決できるよう動く。
■仕事を進めるうえでのスケジュール管理がきちんとできる。
■周りとのコミュニケーションがしっかりとれる。

オーナーシップの類語

状況によってはカタカナ用語ではなく、状況によっては日本語で表現したほうがいい場合もあるでしょう。ここでは、オーナーシップがもつ各意味においての言い換え表現を紹介します。

『所有権・所有者』の意味の言い換え表現
・物権
・金権
・知的財産権
・指導権 など

何を所有しているかによって言い方が異なるわけね。
『責任感・当事者意識』の意味の言い換え表現
・正義感
・義務感
・主導性
・主体性
・自発性 など

オーナーシップとリーダーシップの違い

リーダーシップを短い言葉で表現すると『統率力』や『指導力』になります。ビジネスシーンにおいては、目標達成に向け、組織の力が最大限になるように引き出して統率していく能力であるといえます。

オーナーシップは個人の仕事に対する姿勢や責任感を指しますが、リーダーシップは個人だけでなく、組織の責任を持ちながら、チームを引っ張っていく力も必要となります。

オーナーシップとフォロワーシップの違い

ツイッターやインスタグラムなどで、たとえばAさんをフォローした場合、Aさんのフォロワーになるということはわかりますよね?まずは『フォロー』『フォロワー』の意味を見てみましょう。

【フォロー(follow)】
■従う
■~に続く
■~を追いかける など

【フォロワー(follower)】
■部下
■召使い
■(スポーツチームなどの)ファン

オーナーシップが『自主的に仕事に取り組む』である一方で、フォロワーシップは『自主的にフォローをする』の意味になります。

定義をきちんと述べるとすれば、『先頭に立って行動してくれている人に付き従い、自主的に支援するための行動をおこすこと』となります。

組織の中においては、統率するリーダーがいることは大切です。しかし、仕事をスムーズに進めるためには優秀な部下も必要なので、オーナーシップ同様に、フォロワーシップも重要といえます。

[ビジネス版]オーナーシップの使い方・例文

『オーナーシップ』を会話で使う場合は、ある程度決まったパターンがあります。ここでは比較的多い使い方の例文をいくつか紹介しておきます。

オーナーシップをとる

「~をとる」のオーナーシップは、『責任感』ではなく『所有権』の意味で使うのが一般的です。

例文1
来期からA社のオーナーシップをとることになった。

また反対に、所有権を誰かに譲渡する場合はこちらの例文のように使います。

例文2
経営が成り立たなくなってきたので、オーナーシップを譲渡する決心をした。

オーナーシップを持たせる・持つ

「~持たせる・~持つ」のオーナーシップは、『責任感』や『当事者意識』の意味で使います。

例文3

Bくんに、もっとオーナーシップを持たせるようにアドバイスしたほうがいいんじゃない?
例文4

ぼくは、オーナーシップを持っていると自負しています。この仕事は任せてください!

オーナーシップを発揮

「~を発揮」のオーナーシップは、『責任感』や『当事者意識』の意味で使います。

例文5
Cさんは、オーナーシップを発揮して、実に良い仕事をしてくれたと思う。
例文6
オーナーシップを発揮させるには、どのようにアドバイスすればいいんだろうか?

オーナーシップをもっている人には重要な仕事を任せてみよう

自分自身で「どちらかというと責任感は強いと思う…」と思っていても、その人が積極的にアピールするタイプではない場合、その力は埋もれてしまいがちです。

もしあなたの周りにオーナーシップをもっていると感じる人がいれば、思い切って重要な仕事を任せてみましょう。

また、そういう人は、サポート力についても有能な場合が多いので、フォロワーシップを発揮させてあげるのもいいですね