プロテクトとは?プロテクトするって何?ITやスポーツにおける意味、類語、英語も解説

プロテクトとは『防ぐ』や『守る』こと

先輩

昨日確認させてもらった資料、今日午後の会議で使うから10部プリントアウトしておいてくれる?
それなんですけど、データ消えちゃって…今作り直してるんでちょっと待ってください!

新人

先輩

大事なデータはプロテクトかけるか、共有フォルダに保存するかしておかなきゃダメじゃない!ほかのファイルはちゃんとやっときなさいね。

プロテクトは一般的に『鍵をかけておく』といった意味合いで使われやすい言葉です。しかし、本来は『防ぐ』『守る』の意味をもつカタカナ用語です。

今後、正しい意味を理解したうえで会話や文書内で使えるよう、英語や使い方も含め、わかりやすく解説しました。ここでしっかり覚えていってください。

プロテクトの英語は『protect』

プロテクトは英語で『protect』と表記し、次の意味をもつ単語として使われています。

■(被害に遭わないよう)保護する
■守る
■保護装置を施す など

物理的に何かを守るの意味で使うこともあれば『名誉を守る』など、カタチのないものの保護に使う場合もあります

それでは熟語もいくつか紹介しておきますね。

■protect a company’s requtation(企業の評判を守る)
■protect a child(子供の守る)
■protect ~ wind and rain(~を風雨から保護する)
■protect against disease(病気から身を守る) など

プロテクトの意味をチェック

プロテクトは、基本的には『防ぐ』『守る』の意味ですが、分野によっては少し違ったニュアンスで使われています。ここでは分野別の意味を解説していきます。

①:IT分野でのプロテクトとは

IT分野におけるプロテクトは、コンピュータのプログラムやファイルなどのデータを破壊、削除、不要な更新がされないよう保護することを意味します。

たとえば、保存したファイルが削除されたり上書きしたりしないよう保護することを『プロテクトをかける』といいます。

また、データを扱う分野では『コピープロテクト』『ライトプロテクト』といった言葉も頻繁に登場します。では、この2つのプロテクトの解説もしておきましょう。

コピープロテクト

コピープロテクトとは、メディアやディスクに記録されているデータを複製できないよう保護することを指します。

映画やドラマのDVDやBlu-ray Discなど、著作物に施されているものが一番有名ですね。また、『コピーガード』という言葉も耳にしたことがあると思いますが、意味はコピープロテクトと同じです。

ライトプロテクト

ライトプロテクトのライトは『write(書く)』です。つまり、『書き込み保護』を意味する言葉です。

ディスク、USB、メモリーカードなどの記録メディアに上書きしたり、削除したりができないよう保護する仕組みをいいます。

②:プロ野球界におけるプロテクト

FAとは、『フリーエージェント』の略で、選手個人が他の球団と自由に契約交渉ができる制度のこと。一定条件をクリアした選手は『FA宣言』をする権利を有します。

FA宣言をした選手を獲得した球団は、その選手が前に所属していた球団に、お金か人(選手)で補償の支払いをしなければなりません。『FA選手を獲得する代償として選手を渡す』ということを『人的補償』といいます。

人的補償において「この選手は選ばないでください」と宣言する仕組みがプロテクトです。

手放したくない選手の一覧が『プロテクトリスト』、このリストに入っていることを『プロテクト枠』といいます。このプロテクト枠に入っている限り、今所属している球団に守られているというわけです。

プロテクト解除とは

球団に貢献していると判断されている人は、プロテクトリストに掲載され続けます。しかし、保護される選手ではなくなった場合には、プロテクトリストから外れます。これを『プロテクト解除』といいます。

③:サッカーにおけるプロテクト

サッカー界でも、プロ野球のように、チームの戦力として残留させたい選手を指す『プロテクト枠』があります。

しかし、サッカーのプレーの一つとして、『ボールプロテクト』があります。これは、ボールをもっているときに、相手チームの選手からボールを奪われないように守ることをいいます。

プロテクトの類語

プロテクトはカタカナ用語ですが、日本語ではこんな言葉に言い換えが可能です。いくつか紹介しておくので、状況に応じて使い分けてみてください。

プロテクトの類語(言い換え表現)
・保護
・ガード
・防止
・防護
・保全
・守護 など
プロテクトするの類語(言い換え表現)
・保護する
・守る
・保護下にいれる
・止める
・食い止める など

プロテクトの使い方・例文

さまざまな分野でプロテクトが使われていますが、ここではプロスポーツ界以外の使い方を例文として紹介しておきます。

プロテクトする

例文1
ここに保存している顧客データはすべてプロテクトしています
例文2
宣伝用の映像データは、コピーされないようプロテクトして渡してください。
『プロテクトする』は主にIT分野で使われるパターンで、例文1も例文2も『コピーされないよう保護する』の意味で使われています。

プロテクトをかける

例文3
間違って消してしまわないよう、保存ファイルにプロテクトをかける
例文4

先輩

社長が出演しているテレビ番組は、ディスクにダビングするまでプロテクトをかけておいてね。
例文3と例文4は、『データを保護する』の意味でプロテクトが使われています。

【番外編】プロテクト乳酸菌とは

プロテクト乳酸菌とは、漬け物から発見された植物由来の乳酸菌で、免疫力の高さが特徴です。

免疫細胞は、細胞壁が厚ければ厚いほど免疫力を高める効果が高いとされていますが、プロテクト乳酸菌は細胞壁そのものが免疫活性成分でできています。

つまり、プロテクト乳酸菌は、細胞が免疫活性成分でできた細胞壁で守られているというわけなんです。

『守る』という意味にちなんで、このような名称になっているのでしょう。
参考 免疫力とプロテクト乳酸菌の関係サントリー

大切なデータや情報はしっかりプロテクトしておこう

今は、データのプロテクトは一般ユーザーでも簡単にできるようになっています。また、USBメモリなどの記録媒体は、プロテクト機能がついているものもあれば、ついていないものもあります。失いたくない大切なデータや流出させられない情報は、自分自身でしっかりプロテクトをかけておきましょう。