「参る」の意味とは?「参ります」や「参りました」の使い方も詳しく解説!

「参る」は「行く・来る」のへりくだった表現…でも他にも

参りました…先輩、将棋強いですね!

負けた方が取引先の新年会に参加するんだったよね

参ったなぁ~でも負けたのは事実ですから僕が参りますよ。ついでに新プロジェクトの様子も聞いてまいります

よろしくね(参る参るうるさいなぁ…)

「参ります」「参りました」といったように使われる「参る(まいる)」。毎日のように耳にする頻出ワードです。

「参る」は「行く・来る」のへりくだった表現。自分を下にして相手を立てる謙譲語です。しかし、それだけでは説明できない使い方もありますよね。

ビジネスシーンでも日常会話でもよく使われている「参る」について詳しく見ていきます。

「参る」の使い方・例文

「参る」の使い方を例文とともに確認していきます。

「行く・来る」の「参る」

まずは、「行く・来る」のへりくだった表現である「参る」の使い方。

「行く」謙譲語「参る」を使った例文

・昼過ぎに参ります

 

・A社から参りました

 

・駅まで一緒に参りましょう

「行きます」「来ました」とするよりも丁寧な表現に。謙譲語なので基本的には自分の行動に対して使用しますが、自社の人間が他社へ出向くときなどは使用可能です。

「参りましょう」の注意点

「参りましょう」の場合は同行者が目上の人であっても問題ありません。

しかしながら、気に入らない・間違いだという認識の人もいるので使い方に注意が必要。気になるのであれば、「ご一緒する」と言い換えましょう

「負け」の「参る」

「負け」「降参」という意味の使い方。

「負け」の「参る」を使った例文

・将棋の対局で劣勢を悟り投了。「参りました

・あなたの熱意には参りました。契約しましょう

将棋や囲碁等の勝負で自分の敗北を宣言する際に使用されます。

また、相手の「熱意」や「根気」「我慢強さ」などに「負け」て要求をのむ際にも

肉体的・精神的に「弱る」の「参る」

「弱ったなぁ~」「困ったぞ」という意味の使い方。

「弱る」の「参る」を使った例文

・連日の激務で身体が参りそう

・1日中、先輩の愚痴を聞かされて参りましたよ

・モテモテで参っちゃうなぁ~

本当につらいときだけではなく、冗談でつらいというときにも使用できます。

「補助動詞」の「参る」

他の動詞を補助する使い方。

「補助動詞」の「参る」を使った例文

・私がA社まで行ってまいります

・資料を持ってまいりました

・新製品について聞いてまいりましょうか

「行く」「持つ」「聞く」など、他の動詞の後につけることで、へりくだりの意味を加えることができます。この場合の「参る」はひらがなでも漢字でも可。

「参る」の類語

「参る」の言い換え表現にはどのようなものがあるでしょうか。ここでは「行く・来る」の意味の類語表現を紹介していきます。

「参る」の類語(言い換え表現)

・参上する(さんじょうする)

・馳せ参じる(はせさんじる)

・伺う(うかがう)など

「参る」と同じくらいよく使うのは「伺う」ですよね。「伺う」もへりくだった表現なので「参る」と同じようなシーンで使用可能。

しかしながら、微妙な違いがあるので使い方には注意が必要です。

・参る⇒相手がいなくても可

・伺う⇒立てるべき相手が必要

「参る」は目的地が場所でも人でも使うことができますが、「伺う」は目的地に敬意を払うべき人がいる場合にのみ使用可能。

・出張に参ります⇒〇

・出張に伺います⇒×

 

・先生のご自宅へ参ります⇒〇

・先生のご自宅へ伺います⇒〇

「伺う」について詳しく知りたい方はコチラをチェック。

「お伺いします」は二重表現だから使えない?ビジネスシーンで恥をかかない正しい使い方を解説

「参る」の英語表現

英語ではへりくだった表現はあまりしないので、「参る」を正確に訳すことは難しいといえます。「行く」という意味であれば素直に「go」を使いましょう。

「go」を使った英語例文

・I’ll go there.

⇒行きます(参ります

意思を意味する「I’ll(will)」と組み合わせています。

様々なシーンで使える便利フレーズ

「参る」は日常会話でもビジネスシーンでもよく使うフレーズ。改めてみると様々なシーンで使える便利な言葉ですよね。

正しく使いこなしてできるビジネスパーソンを目指しましょう。