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ソーシャルとは?ビジネスにおける意味や使い方って?英語や分野別の関連語もご紹介

ソーシャルとは「社会的な」という意味

先輩

今回の注目ワードは、ソーシャルよ!
ソーシャルゲームのソーシャルですか?スマホ向けゲームアプリを、ソーシャルゲームやソシャゲっていいますよね。馴染みのある言葉ですけど、意味は考えたことがないです。

新人

先輩

ソーシャルは「社会的な」という意味よ。ビジネスでもしょっちゅう登場するから、しっかり勉強しましょうね!
「社会的な」という意味のソーシャルは、プライベートでもビジネスでもよく使われるカタカナ語。私たちの生活の一部になっているインターネットでも、しばしば用いられる重要ワードです。

新人君のように、意味を深く考えてなかったとしてもソーシャルという言葉そのものは知っている、という方もいるんじゃないですか?

ソーシャルについての知識を習得し、社会人としてレベルアップしましょう!

ソーシャルの意味を解説

ソーシャルは、スマホのソーシャルゲームのように、いまどきなものの名称にもよく使われているワードです。最近よく目にするようになったと感じている方もいるかもしれませんね。

しかし、ソーシャルはずいぶん前から用いられていた言葉。大正時代にはすでに日本語の仲間入りをしていたんですよ。

英語のソーシャル(social)はどんな意味?

ソーシャルは英語表記すると「social」。「social」には、次のような意味があります。

social
社会の、社会に関する
・社会的な、社会的地位に関する
・福祉に関する、社会福祉の
・社交的な、懇親の、交際上手な、打ち解けた
・社交界の、上流社会の
英語の「social」も「社会的な」という意味がメインとなります。しかし、親睦会や仲間内で開催するパーティーを意味する名詞として使われる場合もあるため、応用編として覚えておきましょう。

日本語のソーシャルとは?

日本語のソーシャルは、「ソシアル」と書かれるケースもあります。カタカナ語のソーシャルは、次のような意味をもっていますよ。

ソーシャル
・社会的な、社会生活的
・社交的な、うちとけた、人づきあいのいい
ソーシャルはソーシャルゲームのように、何か別の言葉の前にくっついて、複合語の形で使われるのが一般的です。

日本語のソーシャルは、英語の「social」と違い、親睦会やパーティーという意味をもっていません

仕事のモデル!ソーシャルビジネスの意味とは?

現代の企業は、世間から社会貢献を求められています。自社の利益だけを追求するような自分勝手な会社では、立派な企業だと認めてもらえないご時世になってきたわけですね。

そこで今、注目されているのがソーシャルビジネスです。通常のビジネスと何が違うのか、どのような事例があるのか学びましょう!

ソーシャルビジネスの定義

ソーシャルビジネスとは、環境・貧困・地域活性化・少子高齢化・障害者支援・いじめ・生涯教育などの社会的な問題を、ビジネスの手法で解決する事業。ソーシャルビジネスでは、事業でしっかり利益を出し、それを持続可能な社会貢献の活動資金とします。

通常のビジネスは、一般的に利益の追求が第一の目的となります。一方、ソーシャルビジネスは、社会的な問題解決を最優先事項にしています

ソーシャルビジネスの事例

ソーシャルビジネスの定義がわかったら、実際にどのようなソーシャルビジネスが展開されているか、調べてみましょう。

多くの人が知っているあの大企業も、ソーシャルビジネスをしていますよ。

事例①:ユニクロの「The Value of $1」

ユニクロの「The Value of $1」は、バングラデシュの社会を支援できる、ソーシャルビジネス参加Androidアプリです[efn_note]参考:1ドルの価値で世界とつながるソーシャルビジネス参加アプリ「The Value of $1」3月29日(木)より配信|ユニクロ[/efn_note]。

「The Value of $1」では、先着10,000名のユーザーが、1ドルで電子版ベンガル語学習ブックを購入できます。

1ドルから始まるソーシャルビジネスの流れ
1ドル×10,000名分の資金で、バングラデシュの子ども達の識字率UPを助けるプリントTシャツ・学習ブックを作る
①で作った商品(2ドル相当の商品)は、バングラデシュで1ドル相当の現地価格で販売
②で得た利益は、バングラデシュで服の製造販売をすることで社会に貢献する事業「グラミンユニクロ」に投資[efn_note]参考:グラミンユニクロ(バングラデシュ)|ユニクロ[/efn_note]
「グラミンユニクロ」は、バングラデシュで服を生産・販売し、収益は「グラミンユニクロ」のソーシャルビジネスに再投資

バングラデシュ国内で利益が循環し、現地での持続的なソーシャルビジネスが成り立っているのがわかりますね。先着10,000名終了後は、無料版の「The Value of $1」をダウンロードできます。

事例②:ボーダレスキャリア株式会社

ボーダレスキャリア株式会社は、就職に悩む若者を支援するソーシャルビジネスを展開している企業です[efn_note]参考:就活は、1人でやるからむずかしい。|ステップ就職[/efn_note]。

ボーダレスキャリア株式会社は、就職できない・離職を繰り返す若者が、自分に合う企業に出会えるように支援。彼らが安心して働けるようにサポートしています。

若者は、手助けしてくれる就活パートナーの力を借りながらプレ就職。最大6ヶ月企業で働きながら、その職場が自分に合っているか確かめます。就職後も3ヶ月間は、月一で専属スタッフの面談が可能。心配事を相談できるので安心ですね。

IT分野におけるソーシャルの関連語

ソーシャルは、IT分野で用いられる機会が多いワードです。ネット社会で生きているなら、意味を知らないままではいられません。ここでしっかり意味を確認して、恥をかかないようにしましょう!

ソーシャルネットワーク

ソーシャルネットワークは、ソーシャルネットワーキングサービスやSNSとも呼ばれます。そう、皆さんがいつも使っている会員制サービスのFacebookやTwitter、LINEなどのことです。

サービスを利用したい人が登録し、会員同士でやりとりするのがソーシャルネットワーク。会員はオンライン上で、同じサービスを利用しているユーザーと交流できます。

上司

社会の中の個人や集団の関係性を、ソーシャルネットワークという場合もあるよ。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアは、インターネットを使用し、誰もが情報を発信できる仕組みです。テレビや新聞のような、一方通行の情報発信ではありません。ソーシャルメディアはオンライン上で個人がやりとりし、情報交換できます。

ソーシャルメディアは、メディアの特徴から、大きく次の2つに分けるのが一般的です。

・2ちゃんねるやブログ、YouTubeなどの、利用者を制限せずに開かれたネットワークを提供しているサービス
・ソーシャルネットワーク

どちらも、現代人の生活に深く浸透していますよね。

ソーシャルエンジニアリング

ソーシャルエンジニアリングは、情報通信技術を使わずに、パスワードなどのネットワーク侵入に必要な重要情報を盗む方法

なりすまし電話でパスワードを聞き出したり、パスワード入力を盗み見したり。人間の心理の隙を突いた、アナログな手法が用いられます。

[番外編]Gmailのソーシャル

Gmailのソーシャルは、受信トレイの種類のひとつ。ソーシャルの受信トレイには、自動でFacebookなどソーシャルメディアからの通知が振り分けられます

今さら聞けないソーシャルアプリの意味と活用方法

ソーシャルアプリは、スマホを使う人ならしばしば目にするワードですよね。どのような意味か知らなくても、いまさら人に聞くのは恥ずかしい。

でも、わからないままでいるのも心配じゃないですか?ソーシャルアプリについて、くわしくみてみましょう。

ソーシャルアプリとは?

ソーシャルアプリは、ソーシャルネットワークが保有する機能や情報を活用して作られた、Webアプリケーションです。

ソーシャルアプリは、ソーシャルネットワークで形成されたコミュニティを基盤にしています。ユーザー同士がコミュニケーションを取ったり、情報を共有したりする点を重視しているのが特徴。

ちなみに、ソーシャルアプリのゲームアプリが、ソーシャルゲームです。いつも遊んでいるものがソーシャルアプリの仲間だと思えば、皆さんも親近感を持てるのではないですか?

ソーシャルアプリを活用したビジネス

ビジネスにSNSを活用するなら、社内SNSがお勧め。社内SNSとは、社員だけをメンバーにするビジネス専用のソーシャルネットワークです。

社内SNSを使うと社内の情報共有がスムーズになり、社員同士のコミュニメーションも取りやすくなります。また、社内SNSはスケジュール管理機能がついているのが一般的なので、非常に便利です。

ソーシャルアプリには、ビジネスを助けてくれるものもありますよ。たとえば、ジョブカン勤怠管理は、LINEや社内SNSのSlackと連携させられる勤怠管理アプリです[efn_note]参考:まだ手入力で管理していませんか?勤怠管理なら、No1クラウド型システム|ジョブカン勤怠管理[/efn_note]。

「働き方改革関連法」の内容すべてに対応した、勤怠管理が可能になります。ジョブカン勤怠管理は無料で30日間お試しできますよ。

社会福祉分野におけるソーシャルの関連語

ソーシャルという言葉は、社会福祉の分野でもよく使われています。どのような言葉があるか勉強し、この機会に社会人としての知識を深めましょう。

ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーは病気やケガ、障害、高齢などにより、社会生活を送る上で不安や困難を感じている人々やその家族を、支援する仕事の名称です。

また、そのような仕事をしている専門家の職業名として、使用される場合もあります。

ソーシャルスキルトレーニング

ソーシャルスキルトレーニングは、社会の中で人が生活するために必要なスキルを身につけるトレーニングです。人々の間で暗黙の了解になっている社会的なルールを守って行動する能力(=ソーシャルスキル)のこと。

通常、生まれてから人と出会い、関わり合いながら成長していく中で、ソーシャルスキルは自然に身についていくものです。

しかし、発達障害などが原因でソーシャルスキルを習得できなかった場合は、社会生活を円滑に遅れなくなるケースも。そのようなとき、ソーシャルスキルトレーニングが検討されます。

仕事で役立つ!ソーシャルの使い方・例文

ソーシャルがビジネスでしばしば使われるのは、ここまでの説明でわかってもらえたと思います。この見出しでは、ビジネス会話でソーシャルをどのように使用するのか、例文でイメージしてみましょう。

例文1

元部下

ソーシャルビジネスの会社を起業したら、同じ志のソーシャルな人がたくさん集まってくれました!でも、皆、熱血漢の現場大好き人間ばかりで、会社経営にはくわしくないんです。
経営者になった元部下君も、熱血漢の現場大好き人間のひとりなのかな?経営ノウハウを持った経営者が、ちゃんと会社のかじとりをしないと、大きな仕事ができるソーシャルな会社にはなれないよ。

元上司

例文2

上司

先輩君、今日仕事が終わったら、みんなで飲みに行かないか?
すみません。夜は、ソーシャルゲーム仲間とチャットする約束をしているので、帰ります。

先輩

上司

新人君にも同じようなことをいわれたよ。最近の若者はソーシャルじゃないね。
何いってるんですか。ソーシャルな状況は時代によって変化するんですよ。若者が使うSNSはソーシャルな空間です!

先輩

例文のように、「ソーシャルな◯◯」という使い方をすることも少なくありません。「社会的な」という意味さえおさえておけば、内容を推測することができます。

社会的な事柄に使われるソーシャルはビジネスに深く関わる単語

ソーシャルは、社会的な事柄に対して使用するケースが多いワードです。そして、現代のビジネスにおいては、社会的な事柄とは無縁でいられないですよね。

必然的に、ビジネスシーンでソーシャルが登場する機会は増えています。いちビジネスマンとしても、ソーシャルを知らないままではいられません。

ソーシャルを正しく理解し、使いこなせるようになりましょう!