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レギュレーションの意味とは?ルールとは違う?英語、使い方、関連語を解説

レギュレーションとは「規則」のこと

上司

今回取り扱うワードは、レギュレーションだよ。
レギュレーションですか?字面が難しい言葉は、意味を考える気も起きません。

新人

上司

レギュレーションは「規則」という意味だよ。大事なビジネス用語だから、しっかり勉強しようね。
レギュレーションは「規則」という意味のビジネス用語。レギュレーションはビジネスだけでなく、プライベートにもよく登場します。日本語に浸透しつつあるワードといえそうですね。

しかし、レギュレーションは字面の難しさから、日本人が苦手意識を抱く場合も。レギュレーションの意味や使い方を確認し、ビジネスマンとしてレベルアップしましょう!

レギュレーションの意味を解説

ビジネスやプライベートでよく使うレギュレーションは、もともとどのような意味の言葉なのでしょうか?

「規則」のほかに意味があるのか、日本語と英語で違いの有無も気になりますね。レギュレーションの意味について、くわしくみてみましょう。

英語のレギュレーション(regulation)はどんな意味?

レギュレーションは英語表記すると「regulation」。「regulation」には、次のような意味があります。

regulation
・取り締まり、規制
・加減、調節、調整、制御
規則、規定、条例、法規、法令
「regulation」は、「規則に従った、法規にのっとった」「標準的な、当たり前の、お決まりの」のように、形容詞として使う場合もあります。

日本語のレギュレーションとは?

日本語のレギュレーションは、次のような意味をもつ言葉です。

レギュレーション
・規制
・規則
・規定
・ルール
日本語のレギュレーションには、ルールという意味があります。一方、英語の「regulation」の意味には、「ルール」がありません。

英語では、公式・法律的な決まりごとは「regulation」。集団の共通認識になっている一般的な決めごとは、「ルール(rule)」と使い分けるのが一般的なようです。

レギュレーションとルールの違い

ルールの意味は「規則」や「決まり」です。レギュレーションと意味が似ていますね。日本語では、両者をあまり区別せず使用するケースがよくあります。

しかし、英語にならって使い分けする場合もあるので、区別できるようになっておくほうが安心です。

意味の違いを具体例から解説

たとえば、スポーツやゲームでは、プレイの秩序を保つための「ルール」が決められています。皆が公平にプレイを楽しむため、プレイヤーは試合で「ルール」を守らなければなりません。

一方、大会では競技の「ルール」と別に、大会独自の決めごととして細かな「レギュレーション」が定められているケースがあります。参加者は「レギュレーション」を守らないと出場できなくなったり、罰金・罰則が課せられたりする場合も。

このように、レギュレーションは、細かい事柄が定められていて、違反すると罰せられる公的で厳格な決まり。ルールは、全体の秩序を維持するための一般的な決まりです。

あわせて覚えたいレギュレーションの関連語

レギュレーションには、ビジネスでもよく登場する関連語がいくつかあります。ひとつの言葉が、まったく違う複数の意味をもっているものもありますよ。しっかり確認しておきましょう。

レギュレーション違反・遵守とは?

レギュレーション違反は、あらかじめ決められているレギュレーションを破っているという意味。

レギュレーション遵守(じゅんしゅ)は、定められているレギュレーションを守り、それに従った行いをすること

セットで覚えて、使いこなせるようになりましょう!

レギュレーションシート

レギュレーションシートは、事前に決められたレギュレーションを用紙にまとめたもの

また、商品などに関する重要情報を記載した書類を、レギュレーションシートと呼ぶことも。

どちらもよく使われますが、まったく内容が異なっています。どちらの意味で用いられているのかは、文脈から判断してください。

ビジネスで役立つ!レギュレーションの使い方・例文

「規則」を意味するレギュレーションが、ビジネスでどのように使われているか気になりますよね。例文で使用法をイメージしてみましょう。

例文1

上司

この企画書は、我が社のレギュレーションに抵触しているよ。再提出してくれ。
すみません!再度、レギュレーションを確認してきます。

新人

例文2

先輩

作業の安全性を確保するために、今度レギュレーションを変更するらしいよ。
レギュレーションの発表までは、今までどおり作業しますね。

新人

例文3

上司

今回のレギュレーション改革は、製品の品質向上を目指して行われたんだ。
決められたレギュレーションのもとで作業するなら、規格外を減らすことができますね。

先輩

[番外編]いろいろな分野のレギュレーション

レギュレーションは、ビジネスだけでなく、プライベートにも登場するワードです。趣味の分野でも、レギュレーションはよく使われています。皆さんの興味がある分野で、レギュレーションが使用されていないか探してみましょう。

①:ロゴ

ロゴに関する話題で登場するレギュレーションは、ロゴを使うときの決めごとを説明する、取扱説明書のようなもの。

ロゴはブランドを象徴するマークとして、いろいろな媒体で使用されますよね。レギュレーションは、ロゴの縦横比率や余白、色などをあらかじめ決めておき、デザインを統一するために制作します。

②:サッカー

サッカーでは世界各国のリーグで、選手獲得に関する独自レギュレーションを設けているケースがあります。

また、大会や試合によっては、開催目的に合わせて変則的なレギュレーションが設定される場合も。たとえば、Jリーグでは有力な若手選手を育てることを目的に、特殊レギュレーションの「Jリーグ育成マッチデー」を開催しています[efn_note]参考:2019Jリーグ育成マッチデー開催について【Jリーグ】|Jリーグ.jp[/efn_note]。

③:遊戯王

遊戯王のカードゲームでは、使用を禁止するカード、使用枚数を制限するカードを定めた、リミットレギュレーションを設けています。

リミットレギュレーションは、ゲームバランスを維持し、ゲームを一方的なものにしないための決まりです。

また、遊戯王デュエルリンクスでは、特殊レギュレーションによるレギュレーション戦が開催される場合もあります。

④:ポケカ

ポケモンカードゲーム(ポケカ)でのレギュレーションは、公式な競技イベント用の特別なプレイルール。使用できるカード、禁止のカードを定めたものです。

スタンダード、エクストラ、殿堂の3つの階級が設けられていて、それぞれに別のレギュレーションがあります。

レギュレーションを確認して、しっかり守ろう!

企業は仕事の質を均一にするために、レギュレーションを設けるケースがよくあります。

従業員はレギュレーションで規制・制限されている事柄を確認し、正しく理解した上で作業しなければなりません。

また、レギュレーションは日常生活でも登場する場合があります。レギュレーションに関する正しい知識を身につけ、上手に付き合えるようになりましょう。