フェードアウトとは?人間関係や恋愛で使える?正しい意味・使い方・反対語までわかりやすく解説

フェードアウトとは『徐々に消えていく』こと!

新人

明日、Excelの講習入れちゃったんですけど、どうやら前に受けた内容と同じらしいんですよね。だったら申し込まなかったのに…
ふ~ん。キャンセルを申し出るのも面倒よね。それじゃ、目立たない席について、少しだけやってフェードアウトしちゃえば?私やったことあるわよっ。

先輩

新人

えーっ?!ボクにはそんな勇気ありませんよ~。

フェードアウトは、映画や音楽などで徐々に消えていく効果を表す言葉。しかし、ビジネスシーンにおいては、この会話のように、『知らないうちにいなくなっていた』といったニュアンスでよく使われます

しかし、使い方を間違えると意味が通じなくなるため、正しく理解した上で会話に取り入れなくてはいけません。

ここでは、日本語での意味だけでなく、英語の意味や正しい使い方などもわかりやすくまとめているので、しっかり覚えていってください。

フェードアウトの意味は?

フェードアウトは、元は『徐々に暗くなっていく』『徐々に消えていく』を指す映像・音楽の編集用語でした。そこから派生して、『いつの間にか姿が消える』のニュアンスでも使われるようになったとされています。分野別にどんな使い方があるのかをチェックしてみましょう。

フェードアウトの意味①:映像・音楽用語

音楽分野でのフェードアウトとは、曲の最後にスパッと終わるのではなく、徐々に音を小さくしていく手法を指します。これにより、「終わった!」とはっきり締めくくるのではなく、次の曲が始まるまで前の曲の余韻を楽しめる効果が得られます。

また、映画やドラマのエンディングで、徐々に暗く、もしくは徐々に白くしていき、最後には映像が見えなくなる演出をすることがありますよね?これが映像分野でのフェードアウト。すぐに画面を切り替えるよりも、ラストシーンの余韻をより長く感じられるメリットを得られます

フェードアウトの意味②:人間関係

人間関係においてのフェードアウトは、『いつの間にかいなくなる』の意味で使われますが、職場・友人・恋愛の場合で少しずつニュアンスが異なります。もしかしたらあなたも使ったことのある手法かもしれませんね。

職場の場合

仕事の場面で、特に直接相手と接しているときに突然フェードアウトすることはないでしょう。しかし、『休憩場所で大勢で雑談しているときにそっと離れる』『飲み会でそっと帰る』といった行動をとる人がいますよね?これがまさに『フェードアウト』です。

友人同士の場合

友人として付き合いをしている中で、「やっぱり気が合わない」「はっきり別れを告げるほどではないけど、できればもう付き合いたくない」と感じることがありますよね。

この場合、『連絡する回数を徐々に減らしていく』『会う回数を減らしていく』といった手法をとるのではないでしょうか。この行動こそが、友人関係における『フェードアウト』になります。

恋愛の場合

恋愛をしていると、頻繁に会っているときはうまくいってたけど、遠距離恋愛になったら自然消滅したという状況に陥る場合があります。また、友人同様に「なんとなく離れていきたい…」と思うこともあるでしょう。このように、恋愛における『フェードアウト』は自然に別れる状況を指しています

フェードアウトの英語は『fadeout』

フェードアウトの英語は『fadeout』と書く場合もありますが、元は『fade』と『out』が一緒になった言葉のため、『fade out』と表記する場合もあります。それぞれの意味は次のとおりです。

fade
■消えていく
■弱まる
■薄れる
■勢いがなくなる など
out
■外部へ
■取り出して
■はずれて
■消えて など

2つの単語の意味を見ると、『fade(弱まって)』『out(消える)』から、『徐々に消える』になったのがわかりますね。

また、『fade』を発音すると『フェイド』となるため、『フェイドアウト』と書かれる場合もありますが、フェードアウトと意味は同じです。

一緒に覚えておきたいカタカナ用語

カタカナ用語の中には、意味や使い方が似ている言葉が多数存在します。フェードアウトも例外ではありません。ここで紹介するカタカナ用語もきちんと覚え、フェードアウトを正しい場面で使えるようにしておきましょう。

フェードイン

映像なら徐々に現れる、音の場合は徐々に大きくなることを『フェードイン』といいます。フェードアウトの反対語にあたる言葉ですが、人に対して使われることはあまりありません。

カットアウト

映像や音の世界では、瞬時に消すことを指す『カットアウト』ですが、対人関係においては『はっきり別れを告げて関係を断ち切る』意味で使われます。簡単に表現すると次のようになります。

■徐々に消えていく=フェードアウト
■そこでスパッと消す=カットアウト

カットイン

ドラマや映画のシーンの中で、突然違う映像が短時間映し出される演出がありますよね?これが『カットイン』です。また、ゲームの中で、何か大きな技を繰り出すとき、行動を起こすキャラクターが一瞬アップになることがありますが、これもカットインです。

音の場合は、静かに進行しているときに、突然効果音が流れる演出があります。このように瞬時にでる音を『カットイン』と呼んでいます。

[ビジネス版]フェードアウトの使い方・例文

フェードアウトの意味をなんとなく理解できていても、雰囲気で使うと「それ意味が違うんじゃない?」という状況になってしまうかもしれません。そんな恥ずかしい目に合わないためにも、ビジネスではどんな感じでフェードアウトが使われるのか、例文で確認してみましょう。

フェードアウトしたい

例文1

田中部長がめずらしく飲み会やるっていうので一応顔は出すつもりです。でも、あまり好きなメンバーじゃないのでフェードアウトしたいと思ってるんですよね。
例文2

B社、最近経営状況が良くないって話をよく聞くと思わないか?メインの仕入れ先にしていないなら、倒産しないうちにフェードアウトしたいなぁ。
例文1は『いつの間にかいなくなる』、例文2は『徐々に消えていく(去っていく)』といった意味でフェードアウトが使われています。

フェードアウトされた

例文3
打ち合わせが終わったら飲みに誘おうと思ってたのにフェードアウトされた
例文4
フェードアウトされたのこれで何度目だろう…。オレの講義ってそんなにつまらないんだろうか。
例文3、4ともに『いつの間にか去られた』の意味で使われています。

フェードアウトの設定ができるアプリもある

パソコンやスマートフォンの機能が進化し、今では専門家でなくても映像や音楽の編集ができるようになりました。いろいろなソフトもある中、フェードアウトの設定ができるこんなアプリもあります。

Adobe Premiere Clip

iPhone用の動画編集アプリで、動画にフェードイン、フェードアウトの設定ができるほか、BGMの挿入したり、カット・並べ替えができたりといった編集が可能です1

キネマスター(KineMaster)

Android向けの動画編集アプリです。BGM、効果音、スタンプなどの追加、スローモーション、フェードアウト、フェードアウトなどの画像編集など、プロ並みの編集ができます2

性格や考えが合わない相手から上手にフェードアウトしてみよう!

関係をスパッと断ち切りたい相手には、はっきりと分かれを告げて離れるのが確実でしょう。しかし、その過程で面倒な状況になるのは避けたいもの。そんな相手がいる人は、当たり障りのない距離感を保ちながら、上手にフェードアウトしてみてください。

  1. 参考:Adobe Premiere Clip|Apple
  2. 参考:キネマスター(KineMaster)|Google Play