アー写の意味
アー写はもともとはアーティストを雑誌やテレビなどのマスコミに宣伝するために使われる写真でした。履歴書の写真みたいなものですね。インターネットが普及してくると、公式サイトやアーティストのブログなどでファンも目にするように。アー写は業界用語のようなものでしたが、サイトで「アー写更新しました!」といったように報告されるのでファンの間でも使われるようになったというわけです。
ジャケ写との違いは?
アー写はアーティストを売り込むための写真ですが、ジャケ写は「ジャケット写真」の略。CDのカバーに印刷されています。ダウンロードやストリーミングで曲を楽しむ際にもジャケ写は表示されますね。新曲がリリースされるとアー写も一緒に更新されることもあります。例えば「夏疾風(なつはやて)」は嵐の最新シングルですが、同時にアー写も発表されています。夏疾風のジャケ写のものと同じ爽やかな夏っぽい衣装で撮影されていますね。
アー写の楽しみ方
アー写はただのプロフィール写真ではなく、その一枚でアーティストの世界観や魅力などを表現しているもの。アー写を「アート写真」と勘違いしている人もいますが、あながち間違いとは言えないかもしれません。ファンにとっては飾っておきたいアートですよね。
またグループやバンドの場合、メンバー一人ひとりのアー写が撮られることがあるのも魅力。嵐の場合も全体写真とは別に個人のアー写も撮影されています。嵐は5人なのでジャケ写でもメンバーの顔は分かりますが、さらに多いグループになると一人ひとりを判別するのは難しくなります。例えば欅坂46。20人以上のメンバーがいます。ジャケ写には米粒大にしか写っていなくてもアー写があるので安心。曲ごとにアー写が更新されるので並べて見比べることもできます。欅坂46の人気メンバー、平手友梨奈の歴代アー写を並べていつの平手がかわいい?なんてファン談義に花を咲かせるのもいいでしょう。
アー写は英語で?
洋楽ファンの人であれば、海外アーティストのアー写も気になりますよね。アー写は英語で何というのでしょうか?アー写をそのままGoogle翻訳した場合、Ah Shootingになりますが、もちろん違います。それではartist photo?artist picture?
英語でアー写はpromotion photoやheadshotと訳されます。ただし、日本のようにアー写を楽しむ文化は一般的ではないので、思っているような写真は手に入らないかもしれません。
アー写の撮り方
アー写は何もメジャーデビューしているアーティストだけのものではありません。趣味で組んでいるバンドで持っていてもいいのです。デビューを目指している人はなおさら売り込むために用意しておきましょう。
アー写はアーティストでなくても撮っていいんです。もちろんアー写じゃなくてアー写風になりますが、気にしない!ツイッターのアイコンやトップ画をアー写にすれば大量フォローがもらえるかも。素敵なアー写を撮るための方法やポーズなどをご紹介していきます。
場所選びが肝心
プロであればスタジオを借りて撮影することが多いアー写ですが、あまりお金をかけずにいい感じの写真を撮りたいのであれば屋外での撮影がおすすめ。屋外にはいい感じの木や壁、浜辺などがたくさん。一人で撮る場合は三脚を用意しましょう。撮影に夢中になりすぎて周りに迷惑をかけることのないようにだけ注意してください。
衣装にこだわるのもいいかも
アー写は宣伝写真なのでライブ衣装がある場合は着用するといいでしょう。アー写風の場合は映えそうな服なら何でもOK。
自分を表現できるポーズで
場所、衣装が決まったら後は撮るだけ。自分の世界観を表現できるポーズで撮りましょう。ポーズを決めない自然体で撮るのもあり。
アー写撮影に使えるアプリ紹介
アー写撮影はカメラを用意して本格的に撮ってもいいですが、スマホでも十分素敵なものが撮れます。さらにアプリを使って加工すれば思い通りのアー写が出来上がり。ここではアー写撮影に使えるおすすめアプリをいくつかご紹介していきます。
Cymera(サイメラ)
整形級の画像加工ができるとSNSで話題のCymera(サイメラ)はアー写撮影にもおすすめ。顔や目を大きくしたり、脚を長くしたりと思いのままの写真が撮れます。対象だけはっきりさせて周りはぼかすといった演出も可能。
iOSはコチラ
Androidはコチラ
My Sketch スケッチ
撮った写真をスケッチ風にしてくれるアプリです。何気ない写真もアーティスティックな一枚に早変わり。撮影場所や構図が決まらないという方もコレを使えば雰囲気のあるアー写を作成することができるのでおすすめです。
iOS版のみ
アー写は見てよし、撮ってよし
アー写はアーティストの魅力が詰め込まれた写真です。ファンとして見て楽しむもよし、自分でアー写やアー写風を撮って楽しむもよし。アーティストの宣伝写真という枠を超えて楽しまれていますね。